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偽りの私、素直な君、

CAST星乃あんな星乃あんな

作者:サユリ、宿題No

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2026.02.20

「あんなちゃ~ん!!
今度の日曜、遊べる~?」





「もちろん、いいよ!!」





「よっしゃ!! じゃ、○○に
10時に来てな!!」





「覚えとく~」









・。・:*・°・。・:*・°・。・:*・°・。・:*・





こんにちは、
私は、星乃あんなです。





私には、誰にも言えない
秘密があります・・・





それは、私は全部
偽りの人間ということ。





男子からも女子からもモテる
人気者のあんな、





やさしく頼られるあんな、





・・・を、演じて過ごしています。















・。・:*・°・。・:*・°・。・:*・°・。・:*・





「あんちゃん!!
何ボーっとしてるの?笑」





この子は、ハルハ。
クラスのムードメイカー。





「あ~、考え事してた笑」





私は、いつわりの笑顔を向け、
ハルハに言った。





「あんちゃんらしい、笑
あっそうそう、今日
転校生、来るんだって」





転校生かあ。





そういや、今日、新学期だしね。





「えっ、まじ!?
イケメン希望~笑」





思ってないけど・・・





「だよね!!
あ~、楽しみ~笑」















・。・:*・°・。・:*・°・。・:*・°・。・:*・





「HRを始める、皆、席につけ。
えっと、今日は、転校生を紹介する」





先生の斜め後ろには、
茶髪でまつげが長く、
高身長の男子がいた。





「初めまして!! 八神リョウスケです。
皆さん、よろしくお願いします」





八神リョウスケは、
予想以上のイケメンで、





案の定、女子をトリコにした。





「席は、星乃の隣が空いてるから
そこ座ってくれ」





ゲ・・・まじかよ、
てか先生、雑だな~。





「えっと、星乃さん・・・だよね?
よろしく! って、
めっちゃかわいいね!!」





初対面の人に
よくそんなこと言えるな、





そう私は、思った。





(かわいいか・・・、
どうせ素の私を見たら、
絶対言わないな)





私は、「かわいい」と言われるのは、
聞き飽きていた。





「おい、いきなり
ナンパすんじゃね~ぞ、笑」





クラスの皆から、
そう言われていた。





でも八神は、満面の笑みを
浮かべて、こう言った・・・





「え~だって、
かわいいからついっ・・・w」





クラス中から、笑いが起きた。





素直だな・・・
こいつ・・・















・。・:*・°・。・:*・°・。・:*・°・。・:*・





「お~い、星乃
見なかったか!?」





「わかんない・・・
あんちゃん、どこ~」





学校での昼休憩なんて、
いつもこう。





私は独りがいいから、
いつもこうやって逃げて
屋上にいる。





「・・・よし、誰もいない!!」





私の唯一の楽しみは、
こうやって、屋上で独り、
読書をすること。





「ん~!!
やっぱ、気もちいい」





屋上は、風がよく吹き、
とても居心地がいい。





───────────────ガチャっ。





音がして、振り返ると、
そこには、八神がいた。





「あれ、星乃さんだ~!!
そういや、皆、探し回ってたよ」





チっ・・・、
なんで来るかな・・・





「あっ、そうなんだ!!
じゃあ私はこれで・・・」





───────────────グイっ。





!?
えっ、何!?





「星乃さん、本当は
知ってたんじゃないの?」





やばい・・・
ばれてたのか・・・?





「え・・・? 何のこと?」





私はとっさに、
知らないふりをした。





「星乃さん、
本当は、逃げてたでしょ。
俺、見たんだ。
星乃さんがこっそりここへ来るの」





やばい・・・・・・





「え~何々?
もしかして、ストーカー?笑」





わざとらしく、私は言った。





「ちっ、違うよ!!
ただ・・・星乃さん、
いつも昼休憩になると
姿を消すって、聞いたから・・・」





へぇ~、そんなうわさ、
あったんだ。





「えっ!?
そんなうわさあったんだ、
じゃ、私はこれで・・・」





「ちょっと待って!!
最初の質問に答えたら、
行っていいよ」





───────────────チッ。





「何々~、脅迫のつもり?
はいはい、そうですそうです。
逃げてました~笑」





私は、苦笑交じり、
そう笑いかけた。





八神は私をにらみつけた。





「なんで、そんなことするの?
ていうか、いつもの星乃さんと違う・・・」





「ん~、別にここ来るの好きだし、
独りの方が楽だし」





私は余裕ありげな顔で、
そう言った。





「あと、本当の私はこっち。
みんなの知ってる私は、偽物。
何? 皆にばらしたいの?」





ああ・・・
言ってしまった・・・・・・





「別に、そういうのじゃない。
ただなんで、そんなことするの?」





「はあ・・・めんどくせぇ・・・
・・・まあいいや、言うよ・・・
私の親、離婚したんだ、
しかも原因は、私のこの性格のせいで。
だからもう、素の自分は
出さないようにしてるわけ」





八神は、ポカンと
口を開けていた。





そりゃ、そうなるだろうけど・・・





「星乃さん、かわいそうだね」





私が予想していなかった言葉が、
私の心をつらぬいた。





「だって、素の自分出せないとか
かわいそう過ぎる。
素の自分、さらけ出そうよ!!」





「・・・・・・うるさい!!
出してないんじゃなくて、
出せないんだよ!!
人を傷つけるだけだし・・・っ」





私は八神に抱きしめられた。





私はなぜか、泣いてしまった。





八神は、心も温かく、
私にこう言った。





「人のこと、傷つけたくないって、
やさしい証拠じゃん」





私はその言葉を聞き、
もっともっと、泣いてしまった。





「・・・ありがとう・・・
ありがとう!」





八神は、ニカっと
白い歯を見せて、笑った。





私は胸がキュンとした・・・





「八神・・・私・・・
八神が好・・・」





!?





口元になぜか、
手を当てられた。





「普通、男子から告るだろ・・・
俺、星乃さん・・・いや・・・
あんなが、好きだ!!」





───────────────ドキン。





かすかに胸が鳴る音がした。





「・・・私もだよ、///」





───────────────chu





偽りの私を
素の私に変えさせてくれたのは、
素直な君でした。







・・・Happy end・・・

この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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