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憧れの人=恋人!?

CAST星乃あんな星乃あんな

作者:Rio

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2025.02.16

こんにちは!
中学3年の星乃あんなです!





私には、憧れの
小説作家さんがいます。





それはR.K.という
恋愛作家さんです。





R.K.さんは、私と同じ
中学3年生らしい・・・!?





顔出しはしてないから
誰かはわからないけど
1度でいいから会ってみたいな~。





あんな「いらっしゃーい!」





???「お邪魔します!!」





あんな「わざわざありがとう」





???「全然いいよー!
あんなの好きな人
聞けるしー!笑」





あんな「そのまは、いないの??」





そのま「わ、私!?
いないかなー・・・笑」





松尾そのま。
私のひとつ年下の
中学2年生。





家が近くだったことから
仲が良くなって
今では大親友。





あんな「怪しいー笑」





そのま「今回は、あんなの
恋愛相談だから!」





あんな「そうだね!」





そのま「で? 誰が好きなの?」





あんな「えーっと・・・
同じクラスの黒澤諒って子
なんだよね」





そのま「あー!
あのイケメンの子!?」





あんな「そう!」





そのま「いいじゃーん!
お似合いだよ!!」





あんな「ほんとに!」





そのま「話したことは?」





あんな「少しだけ。
今ちょうど隣の席なの」





そのま「チャンスじゃん!
もっとガンガン話しかけなよ!
例えば・・・勉強のこととか?」





あんな「確かに!
明日話しかけてみる!」





そのま「話しかけすぎは注意だよ!!
少しずつ仲を深めなきゃね!」





あんな「わかった!」





そのま「明日話せたら教えてね!」





あんな「うん!
今日はありがとう!
また来てね!」





そのま「うん!
また来るねー!」





あんな「ふ~。
そのまに話したら、気が楽になった。
よし! 明日がんばって
話しかけよう!」





そのま「は~・・・
まさかあんなと好きな人が
かぶるとは思ってなかった・・・
どうしよう・・・
初恋だし、あきらめたくないけど
あんなの恋は応援したい・・・」













*...・・・*...・・・*





あんな「え、えーっと・・・
お、おはよ! りょう!」





りょう「あんな、おはよう」





あんな「昨日の課題、終わった?」





りょう「うん、終わったよ。
あんなは?」





あんな「わ、私も終わった。
だけど私、数学苦手で
ちょっとわからないところがあって」





りょう「どこ? 教える」





あんな「え! いいの?」





りょう「うん、俺
数学得意なんだ」





あんな「えーっと
ここなんだけど・・・」





りょう「これかー
これは公式を覚えたら
すぐにできるよ」





あんな「公式???」





りょう「公式もわかんないの?笑」





あんな「ご、ごめん・・・」





りょう「あ、え、あ、
あやまらないで」





あんな「う、うん」





りょう「この公式は
こうやってやって
ここに当てはめて・・・」





あんな「解けた!! すごい!!
ありがとう! りょう!」





りょう「うん、また
わからないところとか
あったら言って」





あんな「うん!」













*...・・・*...・・・*





あんな「そのま!!」





そのま「あんな!
どう? 話せた?」





あんな「うん!
勉強教えてもらったの!」





そのま「よかったねー!」





あんな「そのまのおかげだよ!
ありがとう!」





そのま「全然! あんなが
がんばったからだよ!」





あんな「そのま~、
ほんとにそのまと親友で
よかったよ」





そのま「そのまもだよ!
これからもよろしくね!
また何かあったら言ってね!
あんなならいつでも
相談に乗るから!」





あんな「ありがとう!
そのまもなんかあったら
相談してね!」





そのま「うん!」





あんな「じゃあ、次
移動教室だから行くね」





そのま「うん、バイバイ」





そのま「は~・・・複雑・・・」





???「そのま・・・」





今日のことをきっかけに
あんなと諒の距離は
どんどん近づいた。





りょう「あ、あんな」





あんな「何?」





りょう「もしよかったら
テスト近いし
一緒に勉強しない?」





あんな「めっちゃいい!」





りょう「ほんとに!
今週の土曜とかどう?」





あんな「全然いいよ!」





りょう「そしたら新潮社駅前に
10時集合でいいかな?」





あんな「うん! 楽しみ!」





りょう「俺も楽しみだよ」





あんな「ヤバい!!
どうしよう!!
2人だけで休日に会える!!
うれしすぎて土曜日まで
寝れないかも!
そーだ! 服決めておかなきゃ!
かわいい系がいいかな?
それともカジュアル系??
もーどーしよう!!」





りょう「ヤバい!!
いきおいで誘っちゃった!!
どんな格好して行けばいいんだ?
あんなの好みとかわかんないし・・・
でも、楽しみだな笑
早く土曜にならないかな~///













* 土曜日の9時50分・新潮社駅前 *





りょう「ちょっと早めに来たけど
まだあんなは来てないな」





あんな「りょーう!
ごめん、お待たせ」





りょう(私服オシャレだな・・・
髪も下ろしてるから
雰囲気全然違う・・・
ヤバいな緊張してきた)





りょう「ううん、だいじょうぶだよ、
俺もさっき来たところ」





あんな(りょうの私服姿初めて見た・・・
カッコイイな・・・
いつもと雰囲気違って
ドキドキする)





あんな「どこで勉強する?
カフェ? 図書館?」





りょう「カフェの方がいいかな?
飲食できるし」





あんな「確かに!
なら私、オススメのカフェあるよ!」





りょう「じゃあそこにしよう」





あんな「うん!」







・ *・ *・ *・ *・ *・





りょう「すごくいいカフェだね」





あんな「でしょ?
ここのカフェなら
落ちついて勉強できるよ」





りょう「そうだね笑」











・*。・ 帰り道 ・。*・





あんな「今日は、ありがとう!
りょうがいてくれたから
勉強すごくはかどったよ!」





りょう「こちらこそ、
いいカフェを教えてくれて
ありがとう」





あんな「ねー、今度は勉強じゃなくて
遊びにどこか行かない?」





りょう「いいね!
テスト終わったら
どこかに行こうか」





あんな「いいの?」





りょう「俺は、全然いいよ」





あんな「やったー!
じゃあ決まり! 約束だよ?」





りょう「うん、約束」





あんな「じゃあ私、こっちだから」





りょう「送ろうか?」





あんな「ううん、
だいじょうぶだよ、
すぐそこだから」





りょう「わかった、
また月曜に」





あんな「うん、またね!」







あんな「楽しかったー!
りょうかっこよくて
ドキドキしちゃった///
さっきまで一緒にいたのに
もう会いたくなっちゃった・・・
早く月曜日にならないかな・・・」













・*。・ 月曜日 ・。*・





あんな「髪少し巻いて
雰囲気変えてみようかな??
りょう気づいてくれるかな・・・///」





あんな(まだ来てない、
本でも読んでよー)





りょう「あんな、
さっきから何の本読んでるの?
それと今日の髪型かわいい・・・///」





あんな「りょう!?
気づいてくれたんだ///」





りょう「まぁ・・・笑」





あんな「ありがとう笑笑
この本はね、私の1番好きな小説、
R.K.さんって人が書いたんだよ」





りょう「!? 恋愛の小説?」





あんな「そうだよ!
すごく感動するの!
私、R.K.さんが書いた小説
ほんとに好きで
1度でいいから会ってみたいの!」





りょう「そうなんだ」





あんな「よかったら読んでみる?」





りょう「いいの?」





あんな「もちろんだよ!
私のオススメ!!」





りょう「ありがとう、
読み終わったら返すね」





りょう「あんながこの本を・・・///
うれしい///」





???「あんた
何ニヤけてんの?笑」





りょう「りりか!?
別にニヤけてなんか・・・ない」





りりか「どこがニヤけてないのよ!
どうみてもだらしない顔よ!
それになんで自分が書いた本を見てるの?」





りりかは、俺のひとつ下の妹。





実を言うと
R.K.とは俺のこと。





俺が小説を書いて
出版している。





名前の由来は
俺のイニシャル。





ちなみにりりかは
俺が小説を書いていることを
知っている。





りょう「・・・」





りりか「もしかして
好きな人が読んでた?」





りょう「・・・」





りりか「え!? 図星!?
誰? 同じクラスの子?
かわいい?」





りょう「えっと・・・
同じクラスのあんなって子」





りりか「その子がこの本を?」





りょう「うん」





りりか「まぁそれなら
ニヤける理由が
わからなくもない」





りょう「ファンらしくて」





りりか「えー!
よかったじゃん!
明日どの子か教えてよね!」





りょう「え、いや、
それはー・・・」





りりか「え? 何?
恥ずかしいの?」





りょう「わかったよ、教える」





りりか(勝った!笑)













*...・・・*...・・・*





あんな「昨日貸した本
どうだった?」





りょう「面白かったよ」





あんな「でしょ?」





りょう「これ、大切な本なんだよね?
返すよ」





あんな「え、いいのに」





りょう「ううん、
汚したりしたら悪いから」





あんな「わかった、
また読みたくなったら言ってね!
いつでも貸すよ」





りょう「ありがとう」





りりか「りょう!
あんたの好きな人って、どの子?
早く教えて!」





りょう「こ、声がでかいよ」





りりか「いいからどの子?」













*...・・・*...・・・*





そのま「あれから進展した?」





あんな「うん!
今のところいい感じだよ~。
この前の土曜日は
2人で勉強したよ///」





そのま「まじ~!?
この調子じゃ
もうそろかな~?笑」





あんな「ちょっとやめてよ~笑・・・
え??」





そのま「どうしたの?」





あんな「あ、あれ」





そのま「ん? り、りりか?
りりかがりょう君と?
なんで?」





りりかとそのまは同い年。





クラスが違うから
関わることは
そんなにない。





あんな「腕くんでる・・・
彼女なのかな・・・」





そのま「きっと違うよ、
りょう君はそんなこと・・・」





りょう「あ、あんな!」





りりか「あんな??」





あんな「ご、ごめん!!」





そのま「ちょ、あんな!」





りょう「え? あんな!
どこ行くの!?」





りりか「今の子が好きな人?
ちょーかわいい子じゃん!
りょうにはもったいない笑
それより早く追いかけなよ!」





りょう「うん」





そのま「りりか?
どうしてりょう君と一緒に?
つきあってるの?」





りりか「つきあってる・・・?
ちがうちがう笑
りょうは、私のお兄ちゃんだよ」





そのま「え!? そうなの!
初めて知った!」





りりか「顔似てないし
あんまり知られてないかも」





そのま「初耳だよ」





りりか「待って!
もしかして・・・
さっきの子、かんちがいして・・・
わ、私のせいだ」





そのま「だいじょうぶだよ!
りょう君なら絶対」





りょう「あんな! 待って!
行かないで!
誤解してるよ!」





あんな「・・・さっきの子・・・」





りょう「あいつは、俺の妹の
りりかだよ」





あんな「!?
わ、私かんちがいして・・・
ごめんなさい」





りょう「いいよ、あやまらないで、
知らなかったんだから、
俺もりりかのこと話してなかったし」





あんな「あ、あのね、
わ、私、りょうのことが
好きなんだ」





りょう「え?」





あんな「実は、1年生の頃から好きで。
でも、なかなか話しかけられなくて・・・
2年生で同じクラスになれて
話せるかもってなったけど
話す機会がなくて・・・
3年生でやっと隣の席になれて
話しかけることができたの」





りょう「そうだったんだ、
ありがとう、
ずっと好きでいてくれて」





あんな「うん」





りょう「実は俺も
あんなのことが好き」





あんな「え!?」





りょう「隣の席になって話していくうちに
あんなのことが、気になるようになってた。
あんなともっと話したいって思うようになって、
自分の気もちに気づいたんだ。
俺、あんなのことが好きなんだなって。
だから、俺とつきあってください!!」





あんな「お願いします///」





りょう「ガチ! よっしゃー!」





あんな「これからは彼女として
よろしくね」





りょう「こちらこそ
彼氏としてよろしく」





あんな「うん!」





りょう「話変わるんだけど
あんなに言わなきゃいけないことが
あって・・・」





あんな「ん?」





りょう「R.K.って、俺なんだ」





あんな「えー!?
それ本当なの!?
じゃあ私、R.K.さんに
会いたいって夢、叶ってたんだ!」





りょう「うん、R.K.は
俺のイニシャルだよ」





あんな「ほんとだー!
気づかなかった笑
私の好きな作家さんが
私の恋した人だったなんて・・・笑
夢みたいだよ!」





りょう「確かに笑」





あんな「でも二股にならずに
済んだからいいのかな?笑」





りょう「笑笑」





りりか「つきあえたみたいだね」





そのま「よかった」





そのま「初恋・・・」





???「そのま? 泣いてるの?」





そのま「ゆあん!?
な、泣いてないよ!
目にゴミが入っただけ」





西優行は、そのまと
同じクラスの男子。





ゆあん「そのま、
俺じゃ相談相手に
ならないかな?」





そのま「え?」





ゆあん「何があったの?
教えて?」





そのま「ゆあん・・・
実は、私の親友の好きな人と
私の初恋の人が同じ人で・・・
でも、親友の恋は応援したくて
親友には内緒にしてた。
応援はしてるけど
あきらめきれなくて・・・
でも、さっき親友と初恋の人が
つきあって・・・」





ゆあん「そんなことがあったんだ、
大変だったね、
泣きたかったら泣いていいよ?」





そのま「!?」





ゆあん「ねー、そのま?
俺じゃだめ?
俺ならそのまのこと傷つけないし
悲しませないし、守ってあげられる」





そのま「え?」





ゆあん「俺、そのまのことが好きなんだ、
もう好きな人が泣いてる姿、
傷ついてる姿を見たくないんだ」





そのま「ゆあん・・・」





ゆあん「返事はいつでもいいから」





そのま「お願いします」





ゆあん「え!?」





そのま「いつでもいいって言うから///」





ゆあん「ガチで?
つきあってくれるの?」





そのま「まだ好きになってはないけど
ゆあんの気もちは
すごくうれしかったし
話も聞いてくれたから・・・」





ゆあん「やったー!
ありがとう、そのま!!」





そのま「こちらこそありがとう、
ユアンのおかげで元気でたよ!
これからもよろしくね!」





ゆあん「うん! よろしく!」





あんな「そのま! 私、りょうと
つきあうことになったよ!
ほんとにそのまのおかげだよ!
ありがとう!!」





そのま「おめでとう!
実は私も・・・」





あんな「え!? 誰!?」





そのま「同じクラスのゆあんと・・・」





あんな「おめでとー!!」





そのま「ありがとう!!」





あんな「おたがい幸せになろうね!!」





そのま「うん!!」







*end*

※掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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