coolな私とcuteな君

CAST星乃あんな星乃あんな

作者:あんバターねこトースト

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2023.05.24

私、アンナ。
ニコラ学園に通っている
中学2年生。





coolで、
学園一の美女らしい・・・





だけど、
恋愛に興味なし。





そんなことより!





今日は待ちに待った学園祭!!
私のクラスは、カフェをやるんだ~。





準備は順調だったけど
材料がなくなっちゃったから
親友のハルハと一緒に
取りに行くことになったんだけど・・・





アンナ「ハルハ、
なんで1人で
取りに行っちゃだめなの?」





ハルハ「えっ? だって、
アンナが1人で取りに行ったら
男子にモテすぎて
取りに行けないじゃん!」





アンナ「まぁ、たしかに・・・」





なぜか1人で取りに行っちゃ
だめなんだよね・・・













・。・:・°・。・:・°・。・:・°・。・:





職員室で材料をもらった後
廊下でハルハが、





ハルハ「準備が終わったら
自由時間だからさ~、
全クラスまわろうよ~!」





アンナ「ぜ、全クラス!?
・・・面白そう! 行こ!」





ハルハ「やったぁ~!
じゃあ、3年1組の前に集合で!」





アンナ「分かった~!」













― 1時間後 ―





やっと準備が終わった~!





ハルハの班は
先に終わってたから
いそがないと!





3年1組の前だっけ?
どこだろ?





ドンッ!!!!





あんまり前を見て
歩いてなかったから
誰かとぶつかっちゃった!





謝らなくちゃ!





アンナ「すみません!
大丈夫です・・・か・・・?」





ナツ「あ、大丈夫です・・・」





なんだぁ~!?
この犬顔でcuteな男子は~!?





何が起きているんだ~!?





ハルハ「アンナ~!! どこ~!!」





ナツ「!!」





その男子が
やや小走りで去った後、
パニックになっている
私のところに
ハルハが来てくれた。





ハルハ「アンナ!
全然来ないから
さがしたよ!
・・・どうかした?」





アンナ「い、いやなんでもない」





ハルハ「それならいいけど・・・
よ~し、まずは3年1組の
ファッションショー行こ!」





アンナ「ファ、ファッションショー!?」













― ファッションショーが終わって ―





アンナ「す、すごかった!」





ハルハ「でしょ!!」





アンナ「特に同じ学年のヒヨリちゃん!
3年生に混ざって
参加できるけど
ブラックでcoolだった!!」





ハルハ「あのさ、
本当になんかあった?
いつもとなんか違う・・・」





(ギクッ)





ハルハ「うちに嘘ついても
バレバレだよ!
話なら聞くよ?」





アンナ「実は・・・」





私は、ハルハと
3年1組に行く前のことを話した。





ハルハ「それって恋だよ!
その男子
どんな感じだった?」





アンナ「えっと・・・犬顔で
かわいい系男子かな?」





ハルハ「それって3年生で
モテることで有名な
ナツ先輩じゃん!!」





アンナ「ナツ先輩・・・」





じゃあ、私は
3年生で有名な
モテる先輩に恋をしたの!?





恋愛に興味がない私が!?





ハルハ「ナツ先輩は
3年2組だから
会いに行って告白しちゃえ~!」





アンナ「まだ恋したてですけど!?」





ハルハ「大丈夫!
うちがいるから!」











― 3年2組の前 ―





ハルハ「よし! 行こう!」





アンナ「ちょ、ちょっと待って!
お化け屋敷なんて
聞いてないよ~(泣)」





ハルハ「うちも
想定外だけど
なんとかなるっしょ!」





アンナ「無理だよ~(泣)」





よりによって
お化け屋敷で
迷路だなんて・・・





アンナ「ハルハ、
もうリタイアしようよ・・・
ハルハ?」





誰もいない・・・
嘘でしょ!?
1人はやだよ!





(ザザッ・・・)





な、なに!?
曲がり角で誰かが・・・





ナツ「うわぁぁ~!!!」





アンナ「お化けだぁぁ~!!!」





ナツ「ごめん・・・
そんなにおどろかすつもりじゃ
なかったんだけど・・・」





アンナ「あ、あれ?
ナツ先輩?」





ナツ「えっ!?
もしかして
廊下であったアンナ!?
どうしてここに!?」





アンナ「その・・・ちょっと
ナツ先輩に会いたくて・・・」





ナツ「実は、僕もなんだ//」





アンナ「えっ!?」





ナツ「廊下で会ったときに
ひとめぼれしました!
好きです!
付き合ってください!」





アンナ「それ
言いたかったんだけど・・・」





ナツ「たまには
coolな僕でもいいでしょ?」





その後、
ハルハと無事合流して





私とナツ先輩で
学園一のcoolでcuteな
カップルになりました!!







―END―

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