~あの日の約束~

CAST川原 美杏川原 美杏

作者:Riho

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2024.11.23

ミアン「もーユアン!!
早くしてよー!」





ユアン「あーむり。
ねみー・・・」





ミアン「もー。
しょーがないなぁ・・・!
ほら! 早く乗ってー」





ユアン「まじ?
乗してくれんの?
サンキュー」





ミアン「お礼いいから
早く乗れっての、
遅刻しちゃうじゃん。
このアホ!」





ユアン「ミアンは、ほんとに
かわいくねぇーなぁ」





ミアン「なんですってぇー!?」





私と幼稚園の時からの
幼馴染のユアンは、





こんな風に毎日一緒に
高校へ通っている。





たまにめんどくさいけど、
なんだかんだ言って
優しいとこあるから
一緒にいられる。















・*。・ 高校へ着いて ・。*・





ミアン「レイナ、ユナ、
おはよぉー」





レイナ「おはよー。ミアン!」





ユナ「おはよー!
朝からラブラブだねー!」





ミアン「はー?
ラブラブしてないよ、
だって、ユアンだよ?」





ユアン「なんだよー、ミアン。
俺じゃ嫌なのか??」





ミアン「別に
嫌じゃないけど・・・」





ユアン「なんだよー、
やっぱり好きなんだなー。
俺のこと!」





ミアン「好きじゃないから」





ユアン「ふーん。ミアンは
覚えてねぇんだな」(スネ)





ミアン「何を? 何の話??」





ユナ・レイナ「・・・・・・ユアンって、
絶対・・・
ミアンのこと好きだよね・・・
ミアンさ、鈍いから
気づかないんだよ・・・」





コソコソ・・・





ユアン「いーや、別に。
じゃあまた帰りなー」





ミアン「うん、わかったー、
ばいばい」





チャイムが鳴った。





先生「ホームルーム始めるぞー、
座れー」





生徒が席に座る。





ミアン(ユアン、
なんだったんだろ・・・
怒ってるのかな?)





先生「今日は
転校生を紹介する。
久野ナツくんだ」





ナツ「よろしく・・・って、
ミアン?」





ミアン「ん? ナツ!?」





ナツ「おー、久しぶりだな!
元気にしてたか?」





ミアン「うん、全然元気だよ」





先生「お前たち、知り合いか?」





ナツ「はい、
幼馴染みたいなもんです」





先生「そうか、ちょうどよかった!
川原、明後日にでも久野に
校舎の案内をしてやれ」





ミアン「え、あたし?
あ、はい、わかりました」





先生「頼んだぞ。久野。
お前の席は、川原の隣だ」





ナツ「はい、わかりました。
ミアン、よろしくな」





ミアン「うん、よろしくー」















**-・.・***・.・-**





日が過ぎ、
案内する当日。





ナツ「お前さ、まだユアンと
一緒にいんの?」





ミアン「うん、
毎朝一緒に来てるよー」





ナツ「俺さ・・・
お前に会いたかったんだ。
だから・・・お前にあえて、
すごくうれしい」





(頭ポンポン)















・*。・ その頃、ユアンは ・。*・





友達「なぁユアン、あれ、
ミアンちゃんの彼氏??」





ユアン「え? ミアンと・・・ナツ?」

















* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





ミアン「ナツ・・・
うん、あたしもうれしいよー」





ナツ「ちがうよ・・・
友達としてじゃなくて、
ひとりの女の子として。
ミアンに会いたかったんだ」





ミアン「・・・そ・・・そっか。
ねッ、チャイム鳴っちゃう・・・
戻ろ・・・?」





ナツ「待てよ・・・
ちゃんと答えて?」





(腕をつかむ)





ミアン「いや・・・あの・・・
えっと・・・
とりあえず戻ろ・・・」





ナツ「誤魔化さないでくれッッ!!」





(グッ)





ミアン「ちょッ、痛いよッ・・・!」





そのとき。





ユアン「おい。
何してんだよ。
ミアンから手離せよ」





ナツ「は? お前誰だよ」





ユアン「痛いっつってるだろ?
ミアンは俺の女だ。失せろ」





ミアン「ユアン・・・」





ナツ「なんだよッ・・・それ・・・」





ユアン「さっさと失せろよ」





ナツ「くそ・・・ッ」





(バタバタ)





ミアン「ユアン・・・ッ・・・
きゃッ」





ユアン「ミアンッ・・・」





(抱きしめ)





ユアン「ミアン・・・大丈夫か?
痛かっただろ?
こわかったよな」





ミアン「ううん、ありがとう・・・
ユアンが助けてくれたから・・・」





ユアン「もうちょっとだけ、
こうしてていいか?」





ミアン「うん・・・でも・・・
みんな見てるよ・・・」





////////





ユアン「えー・・・?
あッ////
忘れてた・・・/////」





ミアン「/////////////」















・*。・ 放課後 ・。*・





ユアン「ミアン・・・!
帰ろうぜ。
ふたりで話したい」





ミアン「ユアン・・・!
うん・・・帰ろっか」





ミアン「ね・・・ユアン・・・?
どうして、あたしのこと
守ってくれたの?」





ユアン「やっぱり覚えてねぇかw
俺らさ、幼い頃に
ある約束をしたんだ」





ミアン「約束・・・?」















・ 幼稚園の時 ・





ミアン『うわぁぁーん』





ユアン『ミアンちゃん、
どーしたの?』





ミアン『○○くんが
イジワルしてくるぅ・・・』





ユアン『わかった、
まってろな!!』





3分後





ミアン『ユアンくん??
なにしてたの??』





ユアン『○○を
コカしかえしてきたんだ』





ミアン『え、そんなことしたの?』





ユアン『おれのミアンちゃんを
泣かせたから、バツだよ』





ミアン『ユアンくん・・・
ありがとう・・・』





ユアン『これからは、
ぼくがミアンちゃんを
まもるからね!』





ミアン『うん、やくそくね』















・*。・ 現在 ・。*・





ミアン「そんなこと
約束してたんだ・・・」





ユアン「お前は気づいてないけど、
俺はお前を幼稚園から今まで
守ってきたんだよ。
なんか辛いこと、あったか?」





ミアン「・・・そういえば・・・
なかったような・・・」





ユアン「陰からだけど、
守ってたんだよ・・・
こんなこと言うことになるなんて、
まじでカッコわりぃ・・・」





ミアン「ううん、かっこいいよ。
十分、かっこいい・・・!
今までありがとう。
これからもよろしくね!
大好きだよ・・・!!」





(ニコッ)





ユアン「うーわぁ・・・
今のは、反則」





chu・・・







*end*

この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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