生まれ変わっても君に恋をする

CAST川原美杏

作者：あかりニコラLove

2023.05.04

ウチ、川原ミアン、中２です！
まぁ、中２になって
あんま経ってない！

今、ウチは泣いて泣いて
泣きまくってる。
なぜなら・・・

☆１ヶ月前☆

ミアン「ただいま！
って、お母さんとお父さん、
なんでそんな深刻な顔してんの？」

母「落ち着いてきいて・・・」

ミアン「え・・・？」

母「来月、引っ越すのよ。
お父さんの仕事の関係でね」

ミアン「う、嘘だ」

母「本当なのよ・・・！」

父「九州に行くことになったんだ」

ミアン「え?!
東京から九州なんて
遠すぎるよ!!!」

父「ごめんな。ミアン」

ミアン「い、いやだよぉー（（泣
レイナに会えなくなる。
ナツにも会えなくなっちゃうよー（（泣」

レイナというのは、
吉本レイナっていうの。
ウチの心友。

ナツは、久野ナツっていうの。
ウチの彼氏なんだ・・・

ミアン「うえぇぇぇーん！」

☆現在☆

そして今、空港にいる。
今からウチは東京から離れる。
だから泣いてるの。

ミアン「レイナー（（泣」

レイナ「ミアン・・・（（泣
離れてても、
ずーーっと心友なんだからね！」

ミアン「うん!!」

ナツ「ミアン。
俺のことも絶対
忘れんじゃねぇよ！」

ミアン「もちろんだよ！
ナツもだよ？」

ナツ「当たり前だ！
忘れるわけねぇよ！」

ミアン「うん！　ありがと・・・（（泣」

レイナ「うわぁーん（（泣」

母「ミアン。
飛行機もう来るから行くわよっ！」

ミアン「あ、う、うん！
レイナ、ナツ、また会おうね！
絶対だよ！」

レイナ・ナツ「もちろん!!」

☆そして・・・
　　　２年後・・・☆

レイナ「あの日から
ミアンと連絡つかない・・・
ミアンはどこの高校
行ったかな？」

ナツ「お前も連絡つかねぇの？」

レイナ「うん・・・!!
なんか心配・・・」

ナツ「今週の日曜日、
九州にミアン探しに行かねぇか？」

レイナ「い、行く！」

ナツ「じゃあ決定な！」

☆日曜日☆

レイナ「ここにもいない・・・」

ナツ「だな」

１日中探したけど
ミアンは見つからない・・・

ナツ「もう帰るか！」

レイナ「そうだね！」

☆東京☆

レイナ「じゃあ、私
こっちだから！」

ナツ「おう！」

レイナ「じゃあまた」

ナツ「おう！」

ドン!!
角を曲がってすぐ、
人にぶつかった。

？「い、痛い・・・」

ナツ「ご、ごめんなさい!!
怪我は？」

？「いえ、大丈夫です」

ナツ「それはよかった・・・
って、ミアンじゃんかよ!!!!」

そういって、
ナツはミアン（？）に
抱きついた。

ミアン「だ、誰あんた?!
確かに、私はミアンっていうけど、
あんたのことは知らないわよ?!」

ナツ「う、嘘だろ・・・？
でも、ミアンは私とか言わないし、
あんたとか汚い言葉使わねぇしなー」

ミアン「ひ、ひどいわね?!
それに、私彼氏いるし。
てか、その人誰なの？」

ナツ「あっ、すまん。
ミアンは、２年前に
九州に引っ越して、
それ以来連絡つかねぇんだよ。
あぁ、俺の彼女だったんだ・・・」

ミアン「に、２年前・・・？」

ナツ「そうだけど・・・
何？」

ミアン「な、何でもないわよ！
あ、あの、その・・・
彼女さん、見つかるといいわね」

ナツ「おう！」

ミアン「じゃあ、私行くから」

☆翌日☆

ナツ「なんか騒がしいな・・・」

「転校生じゃん！」

「可愛いなあの子！」

ナツ「誰だ？」

レイナ「誰だろ・・・
あ、あれ・・・ミアン!!」

ナツ「え？
・・・あ！　昨日の・・・！」

ミアン「どこ行けばいんだろ・・・
あ!!　あなた昨日の？」

ナツ「あぁ、そうだぜ！」

ミアン「あの、彼女さんは
やっぱいない？」

ナツ「うん・・・」

レイナ「??」

ミアン「誰この子？」

ナツ「あぁ、レイナっていうんだ！
ミアンの心友だった子」

ミアン「へぇー」

レイナ「よ、よろしく!!」

ミアン「うん！」

？「誰だ、お前ら！」

レイナ「え？」

ミアン「あ、私の彼氏！
タスク、この人たちは、
いい人なの！
えっと、私の友達！」

タスク「へぇ。
まぁ、行くぞ！」

ミアン「うん」

レイナ「ミアンちゃん、
彼氏いるんだ・・・」

ナツ「まぁしょうがないよな。
あ、レイナ！
放課後帰ろうぜ？」

レイナ「うん！」

☆放課後☆

レイナ「お！　きたきた！　帰ろー」

ナツ「だな！」

レイナ「・・・あれ？」

ナツ「どした？」

レイナ「あれミアンちゃん？」

ナツ「あぁ、本当だ！」

ミアン「ナツ君、レイナちゃん・・・」

ナツ・レイナ「何？」

ミアン「あの、私、実は・・・」

ナツ・レイナ「ん??」

ミアン「２年前に、
事故で記憶を失ったの。
それで、２年以上前の
記憶がないの・・・」

ナツ「え・・・」

ミアン「それで、思い出したの！
中２までの記憶！」

ナツ「ほ、本当か?!」

レイナ「え!!!　本当?!」

ミアン「うん。
で、タスクとは別れた・・・」

レイナ「そ、そっか」

ミアン「“ウチ”は、
ナツが好きだから！」

ナツ「もう１度
付き合ってくれるか？」

ミアン「うん!!」

ナツ「やったー！」

レイナ「ミアンの記憶が戻って
よかったよ！」

ナツ「だな！」

ミアン「ウチ、思ったの！」

ナツ・レイナ「？」

ミアン「生まれ変わっても
ナツに恋をするってこと！」

ナツ「お、おう！」

ウチは、生まれ変わっても
必ずナツにしか恋をしない！

ミアン「ナツ、レイナ、大好き！」

ナツ「俺もだ！」

レイナ「私もー!!」