ずっと君の隣

CAST川原美杏

作者：ゆちゃりる

2023.02.13

私、川原美杏。
中学３年生。

中３からこの学校に
転校してきたの。

ミアン「転校してきました、
川原美杏です。
よろしくお願いします」

私は元々、大人しいタイプ。

先生「川原は今井の隣ね～」

ハルト「よ、よろしくね、、」

今井君も
大人しそうな人だった。

でも、その時は緊張して
顔も見れなかった。

ミアン「よろしく、、、」

─────　休み時間　──────

？、？「ミアンちゃんだよね？」

ミアン「！」

コハナ「あっ、
びっくりさせちゃった!?
ごめん！
私は有坂心花！」

レイナ「私は、吉本麗南！」

コハナ「ミアンちゃん、
これからよろしくねー！」

レイナ「よろしく！」

ミアン「よ、よろしくお願いします、、！」

レイナ「敬語じゃなくていいのに！
これから仲良くしよー！」

コハナ「うんうん！」

ミアン「は、はい！」

話しかけてくれたおかげで
コハナとレイナとは
すぐ仲良くなった！

一緒に食堂行ってご飯食べたり
一緒に学校行ったり帰ったり、
毎日充実してる！

───────　塾で　───────

塾もコハナとレイナと
一緒の塾に入塾したの。

初めての塾。
座席表を見ると、
今井君の隣だった。

今井君もこの塾なんだ～。

コハナ達と
おしゃべりしながら
授業までを過ごして、
やっと授業が始まった。

集中力が切れて
ふと横を見ると、
信じられないくらい
かっこいい人が座っていた。

この人が今井君!?

まじまじと見たことは無かったが、
顔が小さくてイケメンで
ドキドキしてしまった。

知らなかった、、、

──────　次の日　───────

いつも通りコハナとレイナと
ご飯を食べていると、
隣に今井君が！

自習している時でも
授業で自由席のときでも
隣にいることが多い気がする、、

でも絶対、私の思い込み！
そんな訳ないよね、、、

────　ある日の放課後　────

レイナ「てかさー、絶対今井君
ミアンのこと好きだよねー」

コハナ「それな！」

ミアン「えーー!?」

コハナ「ハルト、いっつも
ミアンの隣いるしね」

ミアン「そうなの!?」

やっぱ他人から見ても
そうなのかな？

このことをきっかけに
私は今井君を
意識するようになった。

─────　朝の教室　─────

今日はレイナと久しぶりに
早く学校に行って
勉強することにした。

コハナは委員会が
忙しいみたいで
最近一緒に行っていない。

すると、ガヤガヤと誰かが
教室に入って来た。

コハナ「まじでハルト
やばいじゃん！笑」

ハルト「だよねー笑笑」

え？　コハナ、
今井君と来てる、、、

もしかして、今井君目当てで
いつも早く行ってたの？

コハナも今井君も
悪くないのに
急に悲しくなった。

なんでだろう？

ずっと私が今井君の隣だと
思ってたから？

体がふわふわしてくる、、、

──────　保健室で　──────

レイナ、コハナ、ハルト「大丈夫!?」

ミアン「、、、ん？　何？」

レイナ「起きた!!
良かった～（泣）」

コハナ「ほんとに心配した！」

ミアン「何が起きたの？」

レイナ「私もよく分からないんだけど、
ミアンが急に倒れて、、、」

ミアン「そうなの!?
心配させてごめんね（泣）」

コハナ「そんなの全然大丈夫!!!
早く教室戻ろ！
授業始まっちゃう！」

────　その日の放課後　────

コハナ「一緒に帰ろ！」

レイナ「いいよ！」

ミアン「いいけど、、」

コハナ「あれ？　元気ない？」

ミアン「いや、大丈夫」

コハナ「私ね、思ったんだけど、
もしかしてミアン、
ハルトのこと好き？」

ミアン「!!」

コハナ「やっぱり（笑）
今日なんだか
悲しそうな顔してたから
考えてたんだけど、
私とハルトが付き合ってるって
思ってるのかなーって。
私、ハルトと付き合ってもないし
好きでもないよ」

ミアン「そうなの!?
じゃあなんで
一緒に来てたの？」

コハナ「ハルトとは幼馴染で
保健委員で一緒なだけ。
毎朝保健室にいるから、
レイナがミアンを連れてきたとき
びっくりした！」

ミアン「そうなんだ！
もー私のばか！」

レイナ「あっそうだ、
今井君が教室で
ミアン呼んでたよ～」

ミアン「そうなの！
じゃあちょっと待ってて～！」

──────　教室　────────

ミアン「気づいてなくてごめん！
何？」

ハルト「あ、あの、、川原さん、
実は、、、ずっと好きでした、、！
良かったら、、どうかな、、？」

相変わらず
人見知りな感じだった。

ミアン「は、はい！」

コハナ、レイナ「ミアン、おめでと!!」

ミアン「えっ!?
コハナとレイナ!!?
なんでここにいるの!?」

レイナ「実は３人で
このこと前から
計画してたんだよ」

ミアン「そ、そうなの!?
知らなかった、、！」

コハナ、レイナ、ハルト「笑笑」

ハルト「これから、よろしくね」

ミアン「うん！　よろしく!!」

こうしてミアンとハルトは
３人の友情によって結ばれました。

＊ｅｎｄ＊