青い空、白い雲、優しい君。

CAST川原美杏

作者：ドナルドダック

2024.07.24

こんにちは！
ミアンです！

こんな晴れの日は
屋上で寝る！

let’s go！

ガチャ

よし！
今日も誰もいない！

屋上のハシゴの上の場所で
寝るの。

タタタタタッ！

ミアン「はー、疲れ・・・た」

せ、先客！
取られたー！

ミアン「あ、あの？」

ダイジ「あぁ？」

ちょっとキレてる？

ミアン「じゅ、授業
もう始まりますよ？」

ダイジ「知らねーし」

な、なんて
自分勝手なっ！

ミアン「い、いつもそこぉ・・・」

ダイジ「どいて」

ミアン「へ？」

ダイジ「だから、
授業始まるんだろ？
そこから離れてくんない？」

ミアン「は、はいぃ」

タタタタタッ

ミアン「はーもうなんだったの？
もう寝よ！」

誰よ！
自己中な人っ！

ミアン「zzz・・・」

ピチャ、
ザーーーーーーーー

ミアン「ヘックシュン！
zzzzz・・・」

パサっ

ダイジ「風邪引くっての・・・」

ミアン「はっ！　今何時？
・・・冷た！　寒！
雨？　降ってたの？
ん？　なにこれ？　だれのブレザー？
ウチの学校の？」

まーいっか！

なんかないかなー。
振ったらでてくるかな。

バサっバサっ
カチャン

ミアン「お、ビンゴ！
・・・名札か、松瀬ダイジくん？」

ガチャ

ルミ「ミアン!?　いる？」

ミアン「あ、ルミ」

ルミ「ミアンー早く帰ってきな！
先生帰ってくるよ！
ミアンが寝てる間、
ちょうど先生出張で
もう帰ってくるよ！
いま自習中」

ミアン「うん」

☆．．．．☆．．．．☆．．．．☆

ルミ「ミアンー帰ろー」

ミアン「うん、あっ待ってコレ」

ルミ「なに？　コレ？」

ミアン「私が寝てる時
雨が降って、
それでだれかがかけてくれたの」

ルミ「おっ名札じゃん！
松瀬ダイジ。
あっ！　ダイジくんかー！
１のＣだよ！」

ミアン「うん」

☆．．．．☆．．．．☆．．．．☆

トントン

ミアン「あ、あの、
ダイジくんいませんか？」

男子「おっ、ダイジー？
どっかいってたけど・・・
君名前は？
ね！　彼氏いるの？
ねー今日遊ぼーよ」

ミアン「えっあっ・・・」

ダイジ「おい！　困ってんだろ」

ミアン「あっ！　屋上の人!?」

ダイジ「なに？　俺、
屋上の人じゃないんだけど」

ミアン「えっ、あのアナタって
ダイジ・・・くん？」

ダイジ「そうだけどってか
なんで名前しってんの？
ストーカー？　キモっ！」

ミアン「ちっ、違うし！////
・・・あのブレザー・・・」

ダイジ「そっか・・・熱は？
（おデコを触る）」

え？　え？

ミアン「ちょっ・・・平気です。
じゃあ！/////」

優しいの？
優しくないの!?

カチャン！

ダイジ「落ちてるし・・・」

―　次の日　―

ダイジ「あの・・・
川原ミアンさんいますか？」

ルミ「ダイジくん！
あーミアンならー・・・
後ろだよ」

ダイジ「！」

ミアン「なんで名前知って・・・
スマホ！」

ダイジ「アンタって
スマホ忘れるとかスゴイね」

ミアン「うるさいなぁー///」

ダイジ「ハイ」

ミアン「ありがとう」

ダイジ「じゃあな！
ルミ！　ミアン」

ルミ「うん、バイバーイー。
・・・ミアン・・・」

ルミ「真っ赤！」

ミアン「う、うるさい！」

どんなの
見られたんだろう。

ユナちゃん、ルミ、
レイナ、ダイジ・・・

ミアン「・・・ダイジっ！」

ルミ「ミアン、
ダイジくんのこと・・・」

ミアン「好きになっちゃった・・・」

ルミ「うん・・・」

ミアン「ちょっと今日は帰るね」

―　家　―

好き・・・に
なっちゃったんだ。
ダイジくん。

ミアン「・・・・・・」

―　朝　―

ミアン「行ってきます」

ちりんちりん！

ミアン「！」

ダイジ「ミアン」

ミアン「ダイジっ！
・・・あのね！」

ダイジ「うん」

ミアン「あのねっ！　あのね・・・」

ダイジ「うん大丈夫。落ち着いて」

ミアン「うん、あのね、、、
好き！　です」

ダイジ「そっか
言われちゃったかー」

ミアン「え？」

ダイジ「行くよ乗って！
ミアン！」

ミアン「うん！」

ミアン「今日もいい天気ーーーー!!!」

青い空、白い雲、
優しい君。

☆ＥＮＤ☆