海辺のコンサート

CAST川原 美杏川原 美杏

作者:さやや

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2022.10.16

潮風が涼しくて
気持ちいい。





波の音、カモメの鳴く声、
そして、海のテーマに合わせて
ロックバンドが演奏している。





美杏は、
東京から福岡まで
旅に出ていた。





海の中道海浜公園で
ロックコンサートを聴きに、
東京からはるばる遠征していた。





美杏はロックバンド
「bee boys」のボーカル、
内田蓮くんの大ファンだ。





蓮くんに会うためなら
どこにでも向かう。





お小遣いやお年玉はすべて
ロックバンドの
遠征費用になっている。





波の音と蓮くんの声が
マッチしていて、
聴いていて心地良い。





ふぅっと目をつぶって、
美杏は奏でる音の
余韻に浸っていた。





「おーい!
美杏ちゃん!」





「え?」

誰かが
私を呼んだ。





後ろを振り向くと、
な、なんと、蓮くんが
立っていた。





蓮「美杏ちゃん、
いつも応援にきてくれて
ありがとうね。
美杏ちゃんの姿、
いつも見ているんだ」





美杏「ありがとうございます!
なんだか夢みたいです!」





蓮「うん、そう。
これは美杏ちゃんの
夢の中だよ。
本当に夢なんだ」





美杏「そうですよね。
夢じゃないと
考えられない・・・
っていうか、えっ? 夢???」





蓮「びっくりさせちゃった、
ごめんね!
僕は不思議な力を
持っていて、
感性とか感覚が一致すると
その人の夢の中に入っていく
特殊な能力を持っている。
だから、美杏ちゃんが
夢から覚めても、
この記憶は
僕と共有できるんだ」





美杏「なんだか
よくわからないけど、
とにかく同じ思いを
共有しているということですね。
海と音楽が心地良いと感じた、
この感覚と感性が
一致しただけでも嬉しいです!」





蓮「美杏ちゃん、
いつか、現実の世界で
出逢おうね!」





美杏「はい!」











・。・:・°・。・:・°・。・:・°・。・:





美杏が目を覚ますと、
コンサートは続いていて、
蓮くんの声が聴こえてきた。





美杏と蓮くんの距離は
5メートルは
離れているけど、
真っ直ぐな直線距離だ。





舞台から、蓮くんの視線が
美杏に向けられた。





美杏と蓮くんは
しっかりと
目を合わせていた。





美杏「蓮くんが好きです!」





美杏は、心の中で
そう叫んでいた。





蓮くんは
静かに歌いながら、
うなずいてくれた。





美杏の目を
しっかりと見つめて・・・。







⭐ ✴ END⭐ ✴

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