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あなたのおかげで

CAST星乃あんな星乃あんな

作者:あーちゃん

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2025.02.26

私、星乃あんなは、
大学一の
美少女と言われる。





ずっと恋愛ができなかった。





でも、高校生になったとき
あなたが私を変えてくれた。





普段恥ずかしくて
言えないけど、ありがとう。





そんな私も今日、
つきあってた彼氏に
プロポーズされました。





涼「俺とさ、
結婚してくんない?」





あんな「いいよ」





つきあうときよりも
私は笑顔で答えた。





私はこの人と一緒に
ずっと生きていく。











*...・・・*...・・・*





あの言葉が
忘れられなくなった。





中学生のとき
好きだった人がいた。





勇気を出して
告白した。





「無理。
お前みたいなぶすとは
つきあえない」





私は昔、いじめられた。





鏡を見るたび
自分が醜くて
しょうがなかった。





だから、キラキラしている
女の子たちが
うらやましかった。





でも。





唯一あの男の子だけが
私に話しかけてきてくれた。





その子はいつも
クラスの輪のなかにいた。





面白くて、
運動神経もいい。





ちょっと意地悪だけど、
やさしい子。





だから、決めた。
私は、変わるんだって。





ダイエット、メイク、
ヘアケア、生活習慣
思いつくこと
全部がんばった。





3年間努力して
やっと望んだ自分を
手に入れた。





勉強、運動、自分の性格
関わることはなんだって1番に。





高校に入ると、
廊下を通るだけで、
その場にいる人全員が
振り返るほどの
美少女になった。





周りからすれば私は
完璧に見えると思う。





勉強もできて、運動もできて、
スタイルも良くて。





そんな私にも
もう絶対したくないって
いうものがあるの。





もう絶対恋は、
しないって。





あんな思いは
したくない・・





結局あのやさしい男の子は
中1のときに引っ越してった。





あのとき輝いて見えた
一軍女子に、私はなった。





でも私は、努力して
手に入れたものを
生まれつきあったかのように
振る舞う。





高校生になってから
色んな人に告白された。





でも、断った。





なぜなら・・・





私の頭には、すぐに
あの男の子が思い浮かんだ。





今思った。





私は、好きだったんだ。
あの子のことが・・・・













。・:* 1ヶ月後 ・。・:*





転校生が来た。





涼「今日から
転校してきました。
黒澤涼です。
よろしくお願いします」





先生「じゃあ、星乃さんの隣で」





まじかよ。





その涼っていう人は
芸能人かと思うほど
顔が整っていた。





クラスメイトA「あの2人
お似合いじゃない!?」





クラスメイトB「それな」





あー、さっそく
言われたよ。





そもそも
こんなイケメンは
大抵あいつみたいな・・・





とにかく!
話しかけなきゃ。





あんな「涼くんはさ、
どっから来たの?」





涼「俺はアメリカから来た」





涼くんは、親の都合で
アメリカから来たらしい。





アメリカ生まれ、日本育ちで
たまに海外に帰ってるんだって。





金もちの家かなー。





あんな「へーそうなんや!
海外って楽しそう」





涼「ww そうかな?」





涼くんはイケメンなので
休み時間、周りには
女子と男子がたくさん
集まってた。





といっても
1・2軍だけど。





ルミ「まじで
かっこいいんだけど!」





この子は、ルミ。
私と同じ一軍。





なんかね、
“ギャルでーす”って感じの子。





あんな「かっこいいけどさー
ああいう人に限って
性格悪そう」





心花「あんたは、
そんなんだから
恋ができないんだよ」





この子も
私と同じグループの子。





the 陽キャって感じの子。





あんな「告白はされてるもん!
ただOKしてないだけ」





ルミ「あんたはいいよねー
彼氏がいて」





心花は1週間ぐらい前に
彼氏ができたらしい。





告ろうと思ったら
教室で壁ドンからの
キスとか・・・だって。





心花「いいでしょ!」





2人が話してる間、
彼を見つめる。





『涼』





聞いたことある気がする。











・* それから何日も経って *・





どっかであったことある
気がする。





どこだったけなー。





そう思って
帰ってると。





横断歩道をわたってるとき
車が思いっきり
突っこんできた。





避けれない。





そう思ったとき、
大きな音がした。





目を開けると、





ハルハ「・・・涼くん!?」





なんで?
そう思った。





周りにいた人が、
すぐに救急車を呼ぶ。





私は、病院に付き添った。





不安で仕方なかった。





なにかあったら
どうしよって。





ん?





あ・・・私、
好きになっちゃったんだ。





やさしくて、面白くて、





まって!
もしかして「涼」って
あのときの子!?





そう考えてると
彼が診察室から出てきた。





あんな「だいじょうぶ?」





涼「安静にしとけだって」





あんな「ねえ・・・あのさ!
涼ってもしかして」





涼「やっと気づいた?
そうだよ。俺だよ。
あんな、めっちゃ変わったね。
その・・・かわいくなった」





あんな「なんで?
ケガしてまで・・」





涼「単純なことだよ。
お前のこと好きだから」





え?





涼「あのときから。
一目惚れしたの。
メガネかけてたけど。
顔はかわいかったから。
そして、高校に入って
またお前に惚れた。
今度は、顔以外でも。
だからお前、俺とつきあえ」





あんな「は?
・・・いいけど
急すぎないww」





涼「俺は、本気だから」





その目の先には、
私が映っていた。





彼は、真剣だった。





あんな「ほんとかなー?」





涼「俺を疑うのか?
お前の初恋の人だぞ」





あんな「なんで知ってんの?」





涼「なんでだろうねー?」





あんな「はぐらかすな!」





涼「これで許して」





彼はそう言いながら
キスをした。





あんな「許すわけ
ないでしょうが!」





こうやって
言い合いするけど、





今では学校一の
「美男美女カップル」
になりました。





*end*

※掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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