あきらめかけたその時

CAST星乃あんな

作者：さーちゃん

2024.06.06

こんにちは！
星乃アンナです。

高校１年生、
今は友達とお話し中。

ハルハ「ねぇヒヨリ、アンナ。
ミサキって、隣のクラスの
ユナのことが好きらしいよ」

ヒヨリ「なんかデートしてるって
噂もあるし」

アンナ「えっ・・・?!
そうなの？
初めて知った」

ハルハ「今日私も知ったもん」

ヒヨリ「うん、私も」

この時、私は絶望した。

だって、私の好きな人は
ミサキだもん。

まぁハルハとヒヨリには
教えてないけど。

この日を境に
ミサキを避けることにした。

・＊。・　登校中　・。＊・

ミサキ「アンナ、おはよう」

アンナ「おっ・・・おはよう」

ミサキ「元気なさそうだけど、
大丈夫？」

アンナ「私急いでるから・・・
じゃあね」

（アンナが走る）

ミサキ「ちょっと待てよ・・・」

・＊。・　学校　・。＊・

アンナ「ハルハ、ヒヨリおはよう」

ハルハ、ヒヨリ「アンナ、おはよう」

ハルハ「もしかして走ってきた？」

アンナ「少しね」

ヒヨリ「朝からこけないでよ」

アンナ「大丈夫だよ」

そして授業が進んでいき、
昼食へ。

ハルハ「ア～ンナ、
一緒にお昼食べに行こう！」

アンナ「いいよ。
ヒヨリも来るよね？」

ヒヨリ「もちろん」

そして昼食を食べ終わり

体育の授業へ。

先生「これから
男女ペアになってください」

えっまず。

これって・・・ミサキと
一緒にならないほうがいいよね。
やめとこ。

ミサキ「アンナ、ペア組まない？」

やっべ。
断っとこ。

アンナ「ごめん。
私、他に組みたい人がいるから
ごめんね」

えっと
誰と組もうかな？

アンナ「ねぇハルト
ペア組まない？」

ハルトは私の幼馴染。

ミサキが好きなのを
唯一知っている。

ハルト「ミサキとは？」

アンナ「ちょっとまぁ・・・
色々あって」

ハルト「俺もペア
探していたから・・・
ＯＫ」

アンナ「ありがとう」

ミサキ「なんか俺
避けられてるような・・・
何か俺したっけ・・・？
俺アンナのこと好きなのに」

ピコん

私のスマホが鳴った。

誰だろう？

えっ・・・ミサキ?!

・ライン・

ミサキ「俺アンナになんかした？
避けられてると思うんだけど？
なんか俺がやったなら謝るから
もう避けないで」

えっ、なにこれ・・・
私のこと好きなの？

でもハルハ達が
ユナのこと好きって
言ってたし。

どっちなの～!?

アンナ「じゃあそのこと話すから
ここのカフェで待ち合わせね」

ミサキ「うん」

＊　‐‐‐　＊　‐‐‐　＊

カフェに着いたら
先にミサキがいた。

アンナ「ミサキごめんね。
ここまで来てもらって」

ミサキ「全然大丈夫」

そして中に入り
注文を終えると

アンナ「そのこと話すね」

アンナ「私はミサキのことが
好きだったの。
でも、ハルハ達から、
ミサキが隣のクラスの
ユナちゃんのことを好きって聞いて
この恋をあきらめることにしたの・・・
だから、距離を置いたほうが
いいんじゃないかなって思って
避けてたの。
でも、今もずっとミサキのことが好き。
多分無理だけど・・・」

ミサキ「なにそれ？
ユナちゃんのことが好きなんて
誰にも言ってないけど」

アンナ「でも、デートしてたんじゃ？」

ミサキ「えっ、そんなことしてないよ。
それにアンナ以外とデートしないし」

アンナ「えっ・・・]

ミサキ「いつも笑顔で可愛いくて
そんなアンナのことが好きです。
付き合ください」

アンナ「グスグス」（涙）

ミサキ「なんで泣いてるの？」

アンナ「もうむりだと
思ってあきらめてたから
うれしくて、つい」

ミサキ「付き合ってくれる？」

アンナ「うん」

次の日、私はハルハ達に
勘違いのことを教えた。

そして、付き合ったことも！

ハルトとヒヨリは、
付き合ったことを
『おめでとう』って言ってくれた。

今では付き合えて
とても幸せです。

＊HAPPY END＊