ちっちゃい頃からの想い

CAST星乃あんな

作者：おっりょー

2023.10.22

私、星乃アンナです。

ニコラ中の２年で
学校１の地味こ。

？「おっはよー！
アンナー！」

あっ、この人は
八神リョウスケ。

私と真逆で、
スポーツ万能、
かっこいい、
優しい、明るい、
といった完璧男子。

学校１のモテ男です。

ちっちゃい頃からの
幼なじみ。

そして、
私の好きな人。

でもリョウスケには、
白水ひよりっていう子と
両想いっていう噂が。。。

アンナ「おはよう」

リョウスケ「いつもとかわらず
つめたー」

アンナ「べつに」

あっまた
冷たくしちゃった。

リョウスケにやさしくするんだ、
自分！

でも優しくしたら、この気持ちが
ばれるんじゃあないかって、こわくて
つめたくしてるのが、ほんとの理由。

リョウスケ「あっ、そだ。
放課後、勉強教えてよ！」

アンナ「いいよ」

ちなみにリョウスケとは
同じクラスです！

☆。・　放課後（教室）　・。☆

ガチャー。

誰もいない教室に
２人きり。

アンナ「あっ、リョウスケ寝てる」

やっぱり
かっこいいな。

とんとん！

アンナ「勉強するんじゃあないの？」

リョウスケ「よく寝たー！」

と、リョウスケが
背伸びをした瞬間。

「ずっどんー！」

横に座ってたアンナも
まきぞえくらって。

アンナ「痛ー！」

リョウスケ「痛ー！」

うわぁ、顔近///！

リョウスケ「あっ、ごめん！///」

アンナ「全然大丈夫///」

というハプニングが
あったからなのか・・・

リョウスケ「俺、やっぱ帰るわ」

アンナ「あっ、うん」

ってことになった。。。

☆。・　帰り道　・。☆

？「ねぇー！
君、アンナちゃん？」

ひより「私、白水ひより。
隣のクラスの」

アンナ「あっ、知ってる」

ひより「ほんとー！　嬉しい！
たしかリョウスケ君の幼なじみ
なんだよね？」

アンナ「うん」

この子なんだ、
白水ひより。

確かに可愛いし、
性格よさそう。

そりゃリョウスケも
好きになるよね。

それから２人で
いろいろ喋って。

ひより「また学校で会ったら
話そうね」

アンナ「あっ、うん！」

初めてリョウスケ以外に
友達ができた。

嬉しいけど、
嬉しくない。

だって、ひよりちゃんは
リョウスケにとって好きな人。

ひよりちゃんにとっても
好きな人。

私の入る余地なんて
ないよね。

たたでさえリョウスケ、
女子から人気なのに。

今日が過ぎ、
明日になった。

☆。・　学校　・。☆

放送「キンコーンカンコーン」

？「１時間目終わったー！」

昨日の事は
なかったかのように、
普通にリョウスケは
私に接していた。

休憩時間、
廊下に出てみると・・・

あれ？

リョウスケ、
誰かと話してる？

ひよりちゃんだ。

アンナ「つらい。
みてるのが。つらい」

目から水が出てくる。。。

アンナ「自分でも分かってるのに。
無理なんだってこと」

？「あのーぉ？」

？「はい、これ」

誰だか分からないけど、
そっとハンカチを
さしのべてくれた。

アンナ「っえ？」

？「よかったらつかって」

アンナ「ありがとう」

諒「あっ、俺、諒。
隣のクラスの」

２時間目のチャイムが
なりそうだ。

放送「キーン。。。」

諒「あっ、それ
君が笑顔になったら
返してね」

とだけ言って、教室の方に
走って行ってしまった。

＊　‐‐‐　＊　‐‐‐　＊

授業が終わり、休憩時間。

さっきのハンカチを返しに
隣の教室へ。

アンナ「あのーぉ」

諒「おっ！　さっきの子！」

アンナ「ありがとうございました。。。」

諒「何で敬語なの？（笑）」

アンナ「なんとなく。。」

これをきっかけに
諒君とだんだん
仲良くなっていきました。

あっなぜか
ひよりちゃんとも。

＊　‐‐‐　＊　‐‐‐　＊

そしてあれから
３ヶ月過ぎて。

よく私、リョウスケ、諒君、
ひよりちゃんで
つるむようになりました。

☆。・　帰り道　・。☆

リョウスケ「突然なんだけど、
みんな好きな人とかいる？」

諒「いるよー」

ひより「私も！」

アンナ「いっ。。。」

諒「リョウスケはー？」

リョウスケ「いるよー」

「誰??」

リョウスケ「それは言えないけど、
冷たいけど優しいやつ。
諒はだれー？」

諒「俺も言えないけど
静かな子？笑
まぁいずれかは
言うつもりだけどね！」

「わぁお～！」

リョウスケ「ひよりは、誰ー??」

ひより「あっ、私はね。。。
近い人！笑
それよりアンナちゃんは？」

アンナ「いちおうい、、る」

「まじか！」

ひより「誰々？」

アンナ「言えないよ～」

だってすぐそこに
いるんだから。

「気になる～！」

それからこんな話が続き
それぞれわかれた。

☆。・　学校　・。☆

ひより「アンナちゃんー！
聞いてほしいことがあるの！
昨日好きな人の話になったじゃん。
それ実は、、、
リョウスケなの！」

あっ、やっぱり。

アンナ「そうなんだ。
応援するね」

ほんとは応援なんて
したくない。

でも、２人は両想い。

これが現実。

ひより「やったー！
今日リョウスケに告白する！」

アンナ「頑張ってね、、、、」

しばらく時間が過ぎ、
ひよりちゃんが私のところに
やってきた。

アンナ「どうだった？」

ひより「ふられちゃった。（泣）
他に好きな人がいるって」

アンナ「そっか・・・・」

リョウスケの好きな人、
ひよりちゃんじゃぁなかったの？

誰なんだろう？

☆。・　放課後（帰り道）　・。☆

今は私と諒君だけ。

諒「あのさ、ずっと前から
アンナちゃんの事が好きでした！
俺と付き合ってください！」

アンナ「えー！　急に??」

人生初めての告白。

すっごく嬉しかった。

でも、
私の好きな人は
リョウスケ。

自分の気持ちに嘘は
つけないよ。

アンナ「ごめん！
諒君とは付き合えない、、、
ちっちゃい頃からずっと
好きな人がいるの。
だから、、、
無責任かもしれないけど
このまま大好きな友達でいてほしい」

諒「そっか、、、（泣）
これからも友達でいてね！」

アンナ「もちろんです。。。」

諒「よかったー！」

アンナ「諒君、優しいね」

諒「そう？笑笑」

みんな、
こんなつらい思いまでして
告白してる。

それに比べて
私はリョウスケから
逃げてばっかり。

よし！

もう私は逃げない。

☆。・　学校　・。☆

アンナ「リョウスケー。
後で屋上来てほしい」

リョウスケ「うん、分かったー。
ちょうど俺も
話したいことあったし」

☆。・　屋上　・。☆

アンナ「あっ、リョウスケ」

リョウスケ「おー、アンナ！」

リョウスケ「話したい事って、何？」

アンナ「えっと、えっと
ずっと、、、
前から、、、」

リョウスケ「好きでした」

アンナ「っえ??」

リョウスケ「今言ったこと
そのままの意味。
俺、ちっちゃい頃から
アンナの事、好きだったんだ。
今までずっといえなかったけど、、、
俺と付き合ってください！」

アンナ「あっ、はい！」

こうして２人は
学校で有名なカップルに。

そしてもう１つ有名な
カップルが、、、

諒君＆ひよりちゃん！

あれから２人は、
仲良くなったんだって。

やっと思いが伝えられた！

☆ＥＮＤ☆

＊ニコ学名作リバイバル＊
この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。