思い出の初デート

CAST星乃あんな

作者：ここあ

2023.07.17

私はアンナ。

今日は、エイト先輩との
初デート！

だから、
目一杯してみたんだ。

ピンポーン。

フタバ「アンナちゃーん、
フタバだよ～」

アンナ「えっ！
フタバ先輩!?」

フタバ「デートの日にごめんね。
実は、心配になっちゃって」

アンナ「えっ？」

フタバ「私、エイトと
幼なじみなんだ。
エイト、付き合うのって
初めてだと思うの。
アンナちゃんも初デートだし、
不安だよね」

アンナ「フタバ先輩・・・」

フタバ「もしよかったら
ついていってあげようか？」

アンナ「いいんですか？
ありがとうございます！
安心します!!」

フタバ「よし！
それじゃあ
初デート頑張って！」

アンナ「はい！」

アンナ「エイト先輩！
すみません。
遅れちゃって」

エイト「全然、
俺も今来たところ。
行こっか」

アンナ「はい！」

先輩とデートだなんて
緊張するな～。

絶対失敗しないように
しなくちゃ。

エイト「アンナちゃん、
どうしたの？
緊張してる？」

アンナ「はい、
緊張しちゃって・・・」

エイト「大丈夫。
はい、手」

えっ!!　もしかして
手、つなぐってこと!?
ドキドキする・・・

エイト「アンナちゃん、
手小さいんだね」

アンナ「せっ、先輩は大きいですね！
安心します」

エイト「ありがとう」

嬉しいな～。
憧れの先輩と
手を繋げるなんて・・・

アンナ「それで、
今日はどこに
行くんですかですか？」

エイト「ちょっと
見せたいものがあって」

見せたいもの・・・
なんだろう。

エイト「アンナちゃん、こっち」

アンナ「わぁ。きれい・・・」

すごくきれいな夕日・・・

エイト「これが見せたくって。
アンナちゃんは
忘れちゃったかもしれないけど、
去年俺たちが初めて会った場所」

アンナ「おっ、覚えてます！
先輩とぶつかっちゃって・・」

エイト「それで、学校で会ったときに
『あっ』ってなったんだよね」

アンナ「懐かしい・・・（笑）」

エイト「アンナちゃん、
これからも
俺と付き合ってください！」

アンナ「はい！」

フタバ「初デート大成功～!!
お幸せに」

＊ｅｎｄ＊