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恋のキューピッドは、少し後ろで ~2人の恋を繋ぐ瞬間~

CAST星乃あんな星乃あんな

作者:もっち

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2026.01.13

・*。・ 教室・昼休み ・。*・





私は教室の後ろから
2人を見ていた。





ユアはマイペースに
窓の外を見て、





ダイジはそっと
ユアを見つめている。





(あー、もう完全に
両想いなのに・・・!)





「ねえ、ユア」





私は、そっと声をかける。





「ダイジのこと、
どう思ってる?」





ユアは驚いた顔で振り返る。





「えっ、急に?」





「急だけど、
正直に答えて」





「うーん・・・
一緒にいると、
なんか落ち着くかな」





「それだけ?」





「それが1番大事」





私は小さく笑った。





(やっぱり答えは出てる)











・*。・ 廊下・放課後 ・。*・





放課後、私は廊下に
2人を呼んだ。





「ちょっといい?
2人とも」





ユアは首をかしげる。





「何するの?」





「今日こそ
はっきりさせちゃおう作戦」





ダイジが小さく息を吸った。





「作戦・・・?」





「うん、私が後ろで見守るから、
勇気出して」





ユアが少し照れる。





「・・・勇気って、私?」





「そう、ユア。
ダイジも待ってるよ」













・*。・ 屋上 ・。*・





屋上に出ると、
夕方の風が強い。





ユアの髪が揺れる。





「ダイジ、聞いて・・・」





ユアが小さな声で言う。





「私、ダイジのこと・・・
気になってた」





ダイジの顔が
一瞬明るくなる。





「え、本当に?」





「うん」





「じゃあ・・・
俺、ちゃんと言うよ」





ダイジは深呼吸してから
真剣な顔でユアを見た。





「ユア、
ずっと好きだった」





ユアは驚きと照れで
顔を赤くする。





「・・・えっ・・・
ほんとに?」





「うん、うそじゃない」





「でも、私・・・
恋ってよくわかんない」





「分からなくてもいい」





ダイジは少し笑う。





「ユアと一緒にいたい、
それだけ」





ユアは小さくうなずき、
照れながら言った。





「私も・・・
ダイジといると落ち着く」





「じゃあ・・・
つきあってくれる?」





「うん」













・*。・ 帰り道 ・。*・





2人は、手をつなぎながら歩く。





私は、少し離れて見守る。





「・・・ユア、
今日の授業どうだった?」





「えっと・・・普通かな。
でも、ダイジと話せたから
楽しかった」





「そっか、うれしい」





「ねえ、アンナ」





ユアが小声で言う。





「今日、背中押してくれて
ありがとう」





「え?
何もしてないよ」





「でも、少し勇気が出たの」





私は微笑む。





(恋のキューピッドって、
こういう瞬間が
1番うれしいんだよね)











・*。・ 家の前・夕暮れ ・。*・





2人を見送った後、
私は空を見上げる。





夕焼けに染まる街並み。





(恋って、見守るだけじゃなくて
手伝うこともあるんだな)





自分の気もちは
まだ名前がつかないけど、
それでもいいと思えた。





「さて、次は私の番かな」





私は小さくつぶやき、
静かに笑った。





*end*

※掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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