nicola

キーワード検索

“叶わない恋”も卒業したら・・・

CAST星乃あんな星乃あんな

作者:さなころん

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2025.10.28

みなさんは“叶わない恋”を
したことがありますか?





私は、あります。





私はニコラ学園に通う
高校1年生の星乃アンナ。





わたしには
好きな人がいます。





それは・・・





ガララララ





先生「授業始めるぞー。席戻れー」





私の大好きな
国語の授業がスタート!





先生「おーい星乃、
授業聞いてるか?
ここ読め」





アンナ「あ、すみません」





私の好きな人、それは今、
目の前にいる北島岬先生。





(みんなミサキ先生って
呼んでるヨ)





彼は、まだこの学校に来て2年目の
若くてかっこいい先生。





実はこの先生
めったに笑わないし、
めっちゃ厳しくて
生徒からは人気がないの。





でもね、私、見ちゃったの、





先生の笑ってるとこ。





これは、みんなにはヒミツ。





それ以来、私はこの先生に
恋をしました。





アンナ「ソノマ~」





ソノマ「なーに、
またミサキ先生のことー?」





アンナ「さっすがー!
それがさー」





彼女は私の心友、
松尾ソノマ。





私が先生に恋してるのを
知ってる唯一の人。





アンナ「最近、先生つめたーい。
私の気もち
伝わってないのかな」





ソノマ「いつものことじゃん」





アンナ「私にはそんなんじゃないし!
なんか近づける方法ないかな?」





ソノマ「あ! これはどうかな!」





ヒソヒソ・・・





アンナ「え、あり!!
明日やろーっと」













・*。・ 翌日 ・。*・





ガララララ





ミサキ先生「授業やるぞー、席つけー」





いつも通り
授業がスタート!





先生「星乃、体調悪いか?
顔色悪いぞ」





アンナ「だいじょうぶです、」





体調なんて悪いわけない、
だってこれは演技なんだから!





ガタガタッ





ソノマ&クラスメート「「「アンナ?!」」」





先生「星乃?!」





ソノマ「先生、私一緒に
保健室行きます!」





先生「いや、先生が行く。
今日は自習にする。
次の問い、考えとけ」













・*。・ 保健室 ・。*・





ミサキ先生「星乃、気づいたか」





アンナ「あ、先生。
え、てか、ここどこ?!」





先生「保健室だ。
急に倒れたから心配になって」





先生、ほんとうにごめんなさい!!





私は心の中で、そう叫んだ。





そして、本当のことを話した。





アンナ「先生、実はこれ
全部ウソなんです」





先生「どーゆーことだ?」





アンナ「実は私、先生のことが好きで。
ダメなのはわかってます。
でもあの笑顔を見てしまった日から
先生のことが頭から離れなくて」





先生「でもどうして・・・」





アンナ「先生に近づける方法はないか
考えてたんです。
そしたらこれを思いついて・・・」





気づいたら、話しながら
泣いていた。





先生「そうか・・・」





アンナ「困らせちゃって、ごめんなさい」





先生「気もちはうれしいよ。
でもわかってると思うけど
俺たちは先生と生徒って
関係なんだ。
だから、気もちには応えられない。
星乃が卒業するまではね」





そういって
ミサキ先生は笑った。





私の好きな先生の笑顔・・・!





アンナ「え! 先生
それって、卒業したら・・・」





先生「はいはい、そこまで。
元気なら教室戻るぞー」





私は満面の笑みで返事をし、
前を歩くミサキ先生の背中を追っかけた。





アンナ「はい!!!」







*end*

※掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

Like

この物語に投票する

星乃あんなが主人公の物語が主人公の物語

NEWS!NEWS!

nicola TVnicola TV

物語募集

「ニコラ学園恋物語」では、ニコ読の
みんなが書いたニコモを主人公にした
オリジナルラブストーリーを大募集中!

応募する

主人公別 BACK NUMBER主人公別 BACK NUMBER

  • nicola TV
  • 新二コラ恋物語 恋愛小説を大募集!