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恋のホームラン

CAST星乃あんな星乃あんな

作者:ゆりりん

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2025.08.30

「ふー終わった」





私は、ニコラ学園の
サッカー部のマネージャー
星乃あんな。





私は小さい頃から
運動が大好き!





だけど、希望していた
サッカー部に入れなかったから
マネージャーをしている。





しんぱんをやったり、
ボールをとりに走ったり
すっごくたいへん。





マネージャーは
希望すれば
変えられるけど





サッカーを見ているのが
すっごく楽しい。

















*・.*・.*・.*・.*・.*





「あっ、雨降ってきた。
どうしよー」





傘置き場で
とまどっていると、
後ろから声をかけられた。





「星乃あんなさん?」





「そうですけど」





「俺、八神りょうすけ」





あっ、前、ひよりが
かっこいいって言ってたっけ。





「あの・・・
野球部のマネージャー足りなくて
1カ月やってほしんだ」





「えっ、でも」





「あんなさんが、サッカーの
マネージャーやってるの知ってる。
週に1回、サッカー部のないとき
手伝ってほしんだ」





りょうすけくんが軽く笑った顔に
私は逆らえなかった。

















*・.*・.*・.*・.*・.*





「ひよりー、きいてよ。
野球部のマネージャー
やることになっちゃった!」





「えー、りょうすけくんのいる?」





「うん、頼まれちゃって」





「よかったじゃーん」





「う、うん」

















*・.*・.*・.*・.*・.*





今日は、第1回目の
野球マネージャー仕事。





やっぱりボール拾いとか
疲れるな。





そんなことを考えていたら・・・





「ホームラン」





という声が聞こえて、
ふりかえると
りょうすけくんが
全力で走っていた。





そんな彼を私は無意識に
見つめていた。





「りょうすけくん、
ホームランすごいね」





「ねえ。りょうすけくんじゃなくて
りょうすけってよんで」





「うん。じゃ、私のことも
あんなってよんで」





「おう」





無邪気に笑うりょうすけに
私は、惹かれた。

















*・.*・.*・.*・.*・.*





「おはよー」





「おはよー」





私とりょうすけは
仲よくなった。





でもあと1週間、





甲子園を機に
マネージャーは終わる。





前より楽になるけど・・・





りょうすけと
しゃべる機会もへるし
野球好きになったし。。。





でも、甲子園まで全力で
野球部を支えるんだ。





それに、りょうすけに
気もちを伝えるんだ。

















*・.*・.*・.*・.*・.*





ついに当日。





甲子園の観客席には、
たくさんの人たちが座っている。





「りょうすけ、ニコラ学園がんばれ」





ついに、ニコラ学園の出番。





早くもホームラン。





結果は・・・





5対2で、ニコラ学園の勝利!





「りょうすけ、みんな、すごい」





「りょうすけ、やったね!」





「勝ったら伝えようって思った」





「何?」





「好きだ」





「え、えー、じょ、じょうだん
冗談でしょ。
じ、じつは私も好き」





「マジ」





「う、うん」





みんなの声援が、いつのまにか
「ヒューヒュー」という
ひやかしに変わってた、

















*・.*・.*・.*・.*・.*





私は今でも、野球部の
マネージャーやってる!





今では、断然野球派だな。





それに、今でも私は
りょうすけとつきあっていまーす!







*END*

この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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