ツンデレの幼なじみ

CAST白尾留菜

作者：ことあ

2025.11.25

みさき「るなー！」

るな「どうしたの、みさき」

みさき「あそぼ！」

るな「うん！」

北島みさきと
最後に話したのは、３年前。

みさきはいわゆる一軍女子・・・
りりかちゃん、くるみちゃん、
そのまちゃんなどとしか
話さなくなっちゃった。

いまはもう、わたしのことなんて
どうでもいいんだろうな。

るな「みさき！　あそぼうよ！」

みさき「ごめん、りりかたちと
あそぶんだよね」

るな「もう・・・
遊んでくれないの？」

みさき「ごめん」

みさきはそれだけ言って、
どこか行ってしまった。

・＊。・　カラオケにて　・。＊・

りりか「みさき？
るなちゃん、さそわなくていいの？」

くるみ「ほんとにもう、
ツンデレなんだから・・・」

そのま「るなちゃん、
悲しそうだったよ」

みさき「今から・・・
るなの家行ってくる！」

ピンポーン。

るな「はーい！
・・・って、みさき?!」

みさき「るな！
ごめん、あそぼ！」

るな「やった！
でも寒いでしょ？
家、入る？」

みさき「いい？
お邪魔しま～す」

るな「今、親いないから」

みさき「そっか。
久しぶりだね。話すの」

るな「うん。寂しかった。
りりかちゃんたちとばっかり
話してるから」

みさき「ごめん！　おれ、
るなと話してると
恥ずかしくなっちゃって」

るな「わたしと話すのが
イヤ、ってこと？」

みさき「そうじゃない！
るなのことが好きだから、
好きだから、恥ずかしいの！」

るな「えっ？　わたし、
ずっとかんちがいしてたってこと？」

みさき「うん、そうかも」

るな「なんだ～！　よかった。
じゃあ、あそぼ！」

３年前も、わたしの部屋で
あそんだなぁ。

っていうか、みさき、
わたしのこと好きって言ってた!?

るな「ちょっと、ストップ！」

みさき「どうしたの？」

るな「みさき、わたしのこと
好きって言ったよね？」

みさき「あぁ、うん。
でも気にしないで」

るな「わたしも、
みさきのこと好きなの！」

みさき「えっ!?　ほんとに？」

るな「うん！」

みさき「いつから？」

るな「せーので言おう！」

２人「「せーの！　３年前！」」

るな「いっしょ!?」

みさき「ははっ。
あの日のこと、絶対忘れない？」

るな「忘れるわけないじゃん！」

みさき「これからもよろしくね！」

るな「うん!!」

＊ｅｎｄ＊