私の初恋

CAST白尾 留菜白尾 留菜

作者:ましゅまろ

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2024.03.23

私、白尾留菜!
今日、ニコラ学園の入学式!





今日から憧れの中学生!
クラスのメンバーは
どんな人かな~。







・*。・ 教室にて ・。*・





え、まって、
隣の席の男子が
イケメン過ぎる!





こんなイケメン
初めて見た!!





隣が超イケメンとか
めっちゃ最高なんだけど?!





先生「では隣の席の人と
自己紹介してください」





やった!
話すチャンス!





ルナ「は、はじめまして。
白尾留菜です。
よろしくね!」





ユアン「はじめまして。
西優行です。
よろしくお願いします」





ユアン君って言うんだ・・・





静かで真面目なところも
カッコいい!













* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





最近、ユアン君のことが
頭から離れない。





どうしちゃったんだろう、私。





あっ、ユアン君だ!





ルナ「お、おはよう!」





ユアン「・・・おはようございます」





リリカ「おはよう!! ルナ!」





ルナ「おはよう!」





リリカ「ルナさっきから
ユアンばっかり見てない?」





ルナ「だって、かっこよくない?!
ついつい目で追っちゃう」





リリカ「ユアン、イケメンだよね~。
でもあんまり人と話してるところ
見たことないから
どんな人かわかんないよね」





ルナ「だよね~・・・」













* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





ユアンくんって、
どんな人なんだろう?





きっと頭が良くて
真面目なんだろうなー。





先生「じゃあここの問題を白尾。
答えは?」





ヤバい!
ユアン君のことばっかり考えて
授業聞いてなかった!!
どうしよう・・・





ルナ「えっと・・・その・・・」





ユアン・・・
(紙切れをルナの机に投げる)





え・・・? あ・・・





ルナ「32です」





先生「はい、正解」





ユアン君って優しい!!





まさか答えを
教えてくれるなんて・・・





すごく助かった。





授業終わったら
お礼しないと。





それにしても、何かすごく
ドキドキしたような・・・?





ルナ「あ、あの! ユアン君!
さっきはありがとう!」





ユアン「いえ、当たり前のことを
しただけです」





ユアン君って
見た目だけじゃなくて
中身もカッコいい!!





もっと話してみたいな・・・













* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





ヤバイヤバイ!
教室に忘れ物した!
急がないと!





女子「~が好きです。
付き合ってください」





え?
教室に誰かいる?!
しかも告白?!
誰だろう・・・?





って、ユアンくんが
告白されてる?!





ユアン「ごめんなさい。
僕、あなたの気持ちには
こたえられません」





え・・・私、
なんかホッとしてる?





ユアン「(つぶやくように)
あと、気になる人いますし・・・」





・・・え
・・・ユアン君って
好きな人いたの?





それになんでこんなに
胸が痛いの・・・?













* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





ルナ「で、どう思う?」





リリカ「いや、
もうそれ好きじゃん、
ユアンのこと」





ルナ「や、やっぱり?」





リリカ「うんうん。
もう告りなよ!」





ルナ「え~?!
でもユアン君、気になる人
いるって言ってたし・・・
それにそんな勇気ないよ~」





リリカ「そんなこと言ってたら
他の子に取られちゃうよ!
それに、たとえ振られたとしても、
ちゃんと自分の気持ちを伝えたら
スッキリすると思うよ!」





ルナ「わ、わかったよ。
私、ユアンくんに告白する!」





リリカ「がんば!」













* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





とは言ったものの
やっぱり勇気ない・・・!





でも、リリカの言ってた通り
自分の気持ちを伝えないと
後悔しちゃいそう・・・





よし! もう、今日
伝えちゃおう!







・ ・ ・ ・ ・ ・





ルナ「あ、あの! ユアン君!
今日の放課後、
屋上に来てくれない?」





ユアン「いいですけど、
どうしたんですか?」





ルナ「いいから来て!」













・ 放課後 ・





ヤバい、緊張する・・・
こんなに緊張したの初めて・・・





ちゃんといえるかな、私。





ユアン「あの、急に
どうしたんですか?」





ルナ「ユ、ユアン君!」





ユアン「・・・?」





ルナ「あ、あの・・・ユアン君!
あなたのことが好きです!
私と付き合ってください!」





ユアン「・・・あ、あの・・・
よろしくお願いします」





ルナ「え?! ホントに?!
嘘じゃない?!」





ユアン「(少し赤くなりながら)
は、はい」





ルナ「でも、この前の放課後、
女の子に告白されてたとき
気になる人がいるって
言ってたよね?!」





ユアン「なぜそれを・・・?」





ルナ「え、あ、そのー・・・」





ユアン「まあ、いいです。
その気になる人って、あなたのことです。

入学式の日、初めて見たときは
ただ明るくて優しい素敵な人だな、としか
思わなかったのですが、
一緒に生活していくうちに
自分はあなたのことが好きなのかなと
考えるようになって・・・

こんなの初めてで混乱していたのですが、
あなたに告白されてやっとわかりました。
ありがとうございます」





ルナ「こ、こちらこそだよ!
これからもよろしくね!」





ユアン「はい。お願いします」





ルナ「あ、ずっと思ってたけど、
敬語じゃなくていいよ。
ってか、敬語だと堅苦しいし。
あと名前で呼んでほしい」





ユアン「(赤くなりながら)え・・・
こ、これからもよろしく、ルナ」





ルナ「うん!」





・。・:・°・。・:・°・。・:・°・。・:





こうして、
私の中学校での恋が始まった。







*end*

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