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行かないで、好きなの・・・

CAST白尾 留菜白尾 留菜

作者:ウメちゃん

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2025.02.04

窓側いちばん左、
いちばん後ろ。





しずかに本を読む。





みんなわちゃわちゃ
さわいでる。





女子はボス的な子に
きらわれないように





男子は・・・
よくわかんないけど
うるさい。





ばっかみたい。





くだらない遊びして笑って
何が楽しいの?





静かにしてよ、もう。





バンバンバンッ
(教室のドアを叩く音)





リョウスケ「ルナー!
教科書かしてよ!」





ルナ「っうるさいなー、、
教科書くらい持ってきなよ、
いつも私にかりてさー」





リョウスケ「まぁまぁ
そんな怒らないの!
いっじゃん!
今日が最後だから!
っね?」





ルナ「まぁまぁ!?」





リョウスケ「きゃー! こわい!
・・・じゃーな!」





・・・でも最後って
どーゆーこと?





あ、ウソだったのかなw





あ、失礼しました。
私、ニコ中2年、白尾ルナです。





普段はメガネかけて
本読んですごす毎日です。





ちなみに成績は
トップなんですっ。





さっきの人は、
八神リョウスケ。





私とは幼稚園からの
腐れ縁。





リョウスケは
みんなの人気者で、
成績は残念。





超モテる。





そんなリョウスケに
わたしは恋をしました。





ま、そんな感じです。





キーンコーンカーンコーン





先生「じゃ、ワークの32ページ
宿題な。
忘れたら今まで以上に
成績は下げる予定です」





「気をつけ、礼」
「ありがとーござーましたー」





うわー! おわったー!
ふー!





みんなそれぞれ
声を発する。





今日もうるさい。





リョウスケ「ルナー!
教科書ありがとなー!
ほい!」





ルナ「もうこれが
最後だかんね」





リョウスケ「おぅ! さんきゅ!」





ルナ「え!?
ほんとに最後なの?」





リョウスケ「なんだよ!
信じねーのかよw」





ルナ「あ、いやなんでもないw」





はー、
これで最後か。





どーしたんだろ。





なんかさみしくなるなー。





パラパラパラパラ
(教科書をめくる音)





ヒラッ





ルナ「??? なんだこれ?」





―――――――――――――――――
――――――
ルナ、今まできょーかしょ
かしてくれてありがとな!

ルナとは、よーちえんからの
くされ縁で
すげー仲よくしてて
オレは、その時間がいちばん好きでした。

今までありがとな。
―――――――――――――――――
――――――





え、、どーゆーこと・・・?





ヒラッ





ルナ「え、もう1枚!?」





―――――――――――――――――
―――――――
長野にひっこしします。

ラインは変わんないから、
いつでも連絡しろよ。
つらいことあったら相談のるよ!

ルナ、大好きだ。
今まで言えなくてごめん。
言いたくても言いだせなかった。
ほんとごめんな。
―――――――――――――――――
―――――――





えっ、なにこれ。





やだ、やだよ。





タッタッタッタッタッ





ガラガラガラッ





ソノマ「あ、白尾さん!
どーしたの?」





ルナ「リョウスケ、、、、、
リョウスケは!?」





ソノマ「あ、リョウスケなら
早退するっ・・・
え、ちょっと白尾さん!?」





ルナ「ごめん、ありがと!」





なんで?
どうして?





行かないで・・・
リョウスケ・・・





ルナ「リョウスケ!」





リョウスケ「ルナ!?
え、上ばきだし・・・w
てか、授業は!?」





ルナ「いいよ! そんなこと!
それより! なんで??」





リョウスケ「あ、もうメモ見た!?
はっやいなー! ハハハハ」





ルナ「なんで、行くの!?」





リョウスケ「親の仕事でね・・・
ルナと、もっといたかった。
けど、ムリだった・・・
なんども説得したんだけど・・・
いつもなら、ルナのことが
話に出てきたら
おっけーしてくれるんだけどねー!
ハハハハハハ」





ルナ「私もリョウスケが好き!
私もリョウスケと、もっといたい!
だから行かないで!」





ギュッ





リョウスケ「ルナ・・・」





ルナ「私ね、リョウスケと
笑ったり泣いたりすることが
1番好きなの。
リョウスケのそばにいるだけでうれしいの。
リョウスケが他のコとしゃべってるだけで
胸が痛い・・・
そーゆー病気になった・・・」





リョウスケ「うん。わかった。
俺もだよ。ルナ。
・・・でもこれだけは行かなきゃ」





ルナ「うん・・・
やっぱいかなきゃだよねw
なんかごめん。
いつまでも気もち、つながってるよね?
私たち!」





リョウスケ「おぅ!」





そう言って、
彼は行ってしまった。











**-・.・***・.・-**





高1の春。
今日は入学式。





てか、今入学式。
キンチョー!





もうすぐ私の名前が・・・





「十文字ヒナ!」「はい!」





「白尾ルナ!」「はい!」





次はB組だ。





   ・
   ・
   ・





「松瀬ダイジ!」「はい!」





「八神リョウスケ!」「はい!」





え?
いまなんつった?





え? リョウスケ?





うそ? は?





いやいやいや、、





あんなにおバカなやつが
ここには
入れるわけないかww





空耳だw











**-・.・***・.・-**





入学式終わり、
屋上なう。





バンバンバンッ





リョウスケ「ルナー! ヨッ!」





ルナ「え!? リョウスケ・・・
なんで!? てか、
よく入れたね、ここにw
でもなんで? 戻ってきたの?」





リョウスケ「なんかさ、
またこっちで仕事するんだって!
あたらしい企画やるから」





ルナ「そーなんだ! ・・・」





リョウスケ「え!? 泣いてんの!?」





ルナ「泣いてないよ!」

リョウスケ「いや、泣いてんじゃんw
・・・ルナ、また会えてよかった」





ルナ「私も」





リョウスケ「あのとき、言いわすれてた」





ルナ「ん?」





リョウスケ「ルナ、大好きだ。
俺にはお前しかいない!
つきあってくれ」





ルナ「はい! もちろん!」





ギュッ





私は、少しカラダの大きくなった
リョウスケを
今までにないくらいの強さで
抱きしめた。





ルナ「リョウスケ、だい・・・」





その言葉のつづきは
彼のくちびるによって
ふさがれた。







*END*

この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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