魔法の一言。恋のきっかけ。

CAST白尾留菜

作者：まんじつ

2023.04.28

私、白尾留菜。

中１になったばかりで
毎日がワクワクに
つつまれています！

今日は、初めての
部活動見学。

楽しみだなぁ。

・＊。・　放課後　・。＊・

先生「よしっ。じゃあ
部活動見学だな。
どこ行くか決めたか？
先輩たちに
迷惑かけんなよー」

わわっ。
あっと言う間に
放課後かぁ。

どこ行こうかな。
やっぱ好きなとこにいこう！

トコトコとその部活の
活動場所へと向かう。

大丈夫かな。

不安とワクワクと期待と。

３つを混ぜたような気持ちが
心の中にあった。

ついたとこは、野球部。
私、実は野球がすきなんだ。

女子はいいのかなって
不安だけど、やってみよう！

・＊。・　部活終わり　・。＊・

経験者がほとんどで
初心者で女子の私は
ダメダメだった。

ぽんっ

太陽「留ー菜っ。
落ち込んでる？」

留菜「そりゃーね」

彼は、犬飼太陽。
小４で同クラで
「留菜。野球部はいるよな！」
とか声をかけてくる。

ま、どんな女の子とも
仲いいから
普通なんだと思うけど。

太陽「でも、女子だからって
逃げない留菜、
かっこいいよ！」

太陽の一言って
魔法みたいだな。

ほんと、
名前の通りに
太陽みたい。

きゅんとして。
笑顔がこぼれる。

あれ。
私、太陽のこと
すきになっちゃったみたい。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

それから何回か
野球部を見学・体験して
入部をきめた。

そして、背中を
押してくれた君に。

「好きです！」って、
思いっきり伝えるんだ。

＊ｅｎｄ＊