恋のクリスマスプレゼント

CAST白尾 留菜白尾 留菜

作者:あんバターねこトースト

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2023.09.23

私、ルナ!
ニコラ学園に通う
中学2年生。





シャノン「ふぁ~、おはよ~・・・」





ルナ「おはよ!
・・・シャノン、
また夜ふかししたの?」





シャノン「しょうがないでしょ!
あさっては
クリスマスなんだから」





ルナ「そうだけど!」





そう、あさっては
クリスマス!





クリスマスプレゼントとか、
だいたいみんな
決まってはずだけどね・・・





ミユウ「おっは~!
あさってはクリスマスだね!
プレゼントなににするの?」





ルナ「私は特に
決まってないかな」





欲しい物ないし・・・





シャノン「私は・・・
リップ、アイシャドウ、
涙袋アイライナー・・・」





ミユウ「欲張りすぎじゃない?笑」





ルナ「さすが、メイクオタク笑」





シャノン「理由があるからいいの!」





ミサキ「よ!
なに盛り上がってんの?」





リョウ「俺らにも聞かせろよ~」





シャノン「ミサキ君!
えっーとね、
クリスマスプレゼントの
話してたの!」





ルナ・ミユウ(理由って・・・)





ルナ・ミユウ(ミサキ君が
好きだからだよね・・・?)





ミサキ「へぇ~、そういえば
さっき女子達も
なんか話してたよな?」





リョウ「そうそう、
クリスマス恋伝説とか・・・」





ミユウ「え! 面白そう!
教えて~!」





ちょっと、気になる・・・





ミサキ「さっきのことなんだけど・・・」













・*。・ 数分前 ・。*・





ミサキ「リョウ、
あのことは内緒だからな」





リョウ「ミサキこそな」





コハナ『知ってる。
クリスマス恋伝説』





フタバ『なんだ、知ってたんだ
知らないと思ったのにぃ・・・』





コハナ『だって、
クリスマスプレゼントで
“好きな人”って書いたら
恋が叶うやつでしょ?
誰だって憧れるよ』





フタバ『もう!
この前に聞いたばっかなのに!』





2人は
教室に向かった。





リョウ「いいこと、
聞いたな」





ミサキ「・・・あぁ」





シャノン「それだけで
恋が叶うの!?
すっご~い!」





ルナ「でも、それって
本当なのかな・・・?」





リョウ「実際に
先輩が叶ったらしいよ」





ミユウ「まじ!?」





先生「授業始めまーす」













・*。・ 授業中 ・。*・





恋伝説かぁ~。
実は私、誰にも
言ったことないけど
幼なじみのリョウが好きなの。





リョウがそう思ってることは
ないと思うけど。





・・・あさって、
試してみようかな・・・













・*。・ 授業後 ・。*・





ミユウ「恋伝説
本当だと思う?」





シャノン「分かんない。
でも、私は・・・」





ルナ「クリスマスプレゼントの
手紙にミサキ君って
書くんでしょ?」





シャノン「ちょ、なんで知ってるの!?」





ミサキ「それはもう
顔から・・・ね?」





ルナ「うん。
めっちゃ分かりやすかった」





すっご~い
顔に出てたし。





シャノン「じゃあ、2人とも
好きな人教えてよ!
私、教えたんだからさ?」





教えたってよりかは、
バレたじゃない?





ミユウ「私は、特にいないよん!」





シャノン「嘘じゃないと信じる!
ルナは!?」





ルナ「えっーと・・・リョウ」





ミユウ「嘘~!
じゃあ、2人とも
ビックチャンスだね!」





シャノン「ルナも
クリスマスプレゼントの手紙は
リョウって書いてよね!」





ルナ「・・・分かった!」





これでもし叶わなかった場合、
どうなるのかな?





ちょっと心配。













・*。・ 次の日 ・。*・





シャノン「おはようー!
いよいよ今日だね!」





ルナ「うん!
・・・シャノン
夜ふかししてないの?」





シャノン「まぁね!!」





シャノンが
夜ふかししないなんて
めずらしい・・・













・*。・ そのころ ・。*・





ミユウ「ちょっと、
そこの2人。
言うことがあるんじゃないの?
どうみてもバレバレ」





ミサキ「さすが、
隠れた恋愛のプロだな」





リョウ「バレバレだったなんてな」





ミユウ「ほら、いいなよ。
好きなんでしょ?
あの2人が」





ミサキ「あぁ。
俺がシャノンで、リョウがルナだ」





リョウ「おい、約束は!?」





ミサキ「どっちにしろバレてるよ」





リョウ「・・・」





ミユウ「明日、楽しみにしてる」













・*。・ ルナの家 ・。*・





ルナ「ね、ミユウ。
なんで今日の朝
いなかったの?」





ミユウ「ん?
ちょっと用事ー!」





ルナ「ふぅ~ん・・・」





元気すぎるミユウが用事?





まぁ、たまには
そんなことあるか・・・





シャノン「そんなことより、
手紙書くよ!」





・。・:・°・。・:・°・。・:・°・。・:

 恋サンタさんへ

 ミサキ君が大好きです!
 付き合いたいです!

    シャノンより

・。・:・°・。・:・°・。・:・°・。・:





ルナ「えっーと・・・」





・。・:・°・。・:・°・。・:・°・。・:

 恋サンタさんへ

 リョウが好きです。

    ルナより

・。・:・°・。・:・°・。・:・°・。・:





クリスマスツリーに
引っ掛けた。





シャノン「なんか
内容少なくない?」





ルナ「そう?」





ミユウ「大丈夫でしょ!
じゃあ、帰るねー!」





なんかやけに嬉しそうな・・・
気のせいかな?





シャノン「なんか、ミユウ
変わった?」





ルナ「私も思った!」





シャノン「・・・あ! こんな時間。
帰るね!」





ルナ「うん、バイバイ」





明日、恋がついに
叶う・・・のかな・・・











・*。・ 次の日 ・。*・





ルナ「どういうことなの!?
なにもないけど!?」





シャノン「落ち着いてぇー!
いつものルナに戻ってぇー!
私もだって!」





今日の朝、
クリスマスツリーの
下を見ると
なにもなかったの。





消えてたのは手紙だけ。





ミユウ「ちょっと
話あるけど、いい?
あの2人もね!」





ミサキ「・・・よぅ!」





リョウ「・・・」





なんか、変な感じする。





ミユウ「はい、どーぞ!」





ミユウがリョウ、
ミサキ君、シャノン、
そして、私に渡したのは
それぞれ1枚の紙。





ミユウ「開いてみて!」





ペラッ





ルナ「っ!!」





そこには・・・





─────────────

 恋サンタさんへ

 ルナが好きです。

    リョウより
─────────────





私の手紙と似た内容の手紙。





シャノン「え、嘘」





きっとシャノンが
見ている手紙は
ミサキ君の手紙。





ミサキ「嘘じゃないし。
・・・同じ気持ちなんだから、
付き合うでしょ?」





シャノン「うん//」





リョウ「じゃ、ルナ
聞いてもいい?」





ルナ「え?」





リョウ「俺がルナのこと
好きって言ったら
なんて返事する?」





その答えは、決まってる。





ルナ「私も好きって答えるよ//」





パチパチッ





ミユウが拍手をする。





ミユウ「おめでと!
・・・よっしゃ~!
私が作った恋伝説成功!」





ミサキ「作った・・・?」





ミユウ「そこまで
知らないんだね。
私、ニコラ学園に
入学してからすぐに
恋伝説の噂たてて
恋を叶えてたの」





シャノン「嘘!?」





ミユウ「恋のサンタとしてね!
これで300組目!」





ルナ「300!?」





リョウ「ありがとな。
恋のサンタさん。笑」





私たちの恋は
恋サンタさんによって
無事叶えられました!





ミユウ「さて、
次の叶える恋は
誰の恋かな」







―ENDー

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