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── やさしみの風 ──

CAST白尾 留菜白尾 留菜

作者:ARIANA

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2025.04.06

やっほう!!
私は、ルナ!!
超元気っコ。





ルナって
呼ばれてるよー。





ん?





もーすぐ
体育大会だあー。





私、運動けっこー
得意なんだあー(どやっ)





でも実は、恋は未経験!!





何人かつきあったコトあるけど、





結局好きになれなかったんだっけ。





でも、周りの人からは、
モテるって言われてるんだよー!!
(どやっ×2)





ゴンッ!!





?「おい! 何1人で
ニヤニヤしてんだよ笑笑」





ルナ「いっつー!!!
ちょっとダイジー!!
ナニすんのよ!」





こいつはクラスメイトの
ダイジ!





それにしても痛い!!
痛すぎる!!





強烈な痛みと戦う私を見て
ダイジがにくたらしくほほえむ。





くっそおおおおおおー!!!





ダイジ「そんなににらむなってー。
本気で怖い」





ルナ「こっちの台詞じゃ、
ボケー!!」





いっつもこんな感じ。















・*。・ 学校 ・。*・





?「おっはよー、ルナ」





このちょおーかわいいのは、
そのま。私の親友。





ルナ「おはよぉぉぉぉー」





そのま「朝から元気だねーww
あと1週間で体育大会だねー。
ハルくん、来てくれるかなあー」





ハルくん、とは
他校のそのまの彼氏、
ハルトくん。





ルナ「この、リア充めー!!」















*4時限目*





そのま「体育大会練習めんどー!!」





ルナ「そぅお??
たのしーぢゃん」





そのま「とかいーながら、
真っ青だよー?ww」





ルナ「えー、
気のせい気のせい」





とかいって走ってたら。





クラッ・・・





そのま「え、ちょっ、ルナ?!
し、しっかり!!」





ダイジ「!?
おい、真っ青じゃん!!
fjggukohsnj・・・・・・・・・・・・・・」





たしか、そんな感じだった。





そこで、意識はなくなった・・・・・・・・















************************





目が覚めたら





真っ白い天井に、真っ白い壁。





そのま「!! ルナっ!!!」





ダイジ「だいじょうぶか?!」





ルナ「うんっっ!!
だいじょうぶだよっ。
ただの貧血!!」





ダイジ「心配させんなよなー!」





ルナ「ごめんごめんーww」





そのまたちが帰ったあと





『入院が必要です』と言われた。















************************





夜。





さみしい。





いつもだったら。
ダイジが横にいたのに。





さみしいよ・・・・
ダイジ・・・















************************





朝。





ダイジ「おいー、まだ病院かよー!」





そのま「もーすぐ体育大会だよー?
これるよねー??」





ルナ「あっったり前ぢゃん!!
じゃ、やくそくしよ!」





ダイジ「そうだな。
3人で無事に
体育大会出ような」





そのま、ルナ「うんっ」















************************





体育大会まであと3日。





ダイジ「だいじょうぶかー?」





ルナ「おー、ダイジ!
今日1人??」





そうやって話してたら。





ダイジのやさしさに
包まれたみたいで。





泣きたくなる。





私もしかして・・・・?















************************





あと1日。





この気もち、書かなきゃ。















************************





当日。





そのま「ルナ来るかなっ!?」





ダイジ「・・・・・・」





そのま「あれ?
ルナのお母さんだ」





お「あなたが、ダイジくんと
そのまちゃんよね?
・・・・・これ、ルナから」





か、ダイジ「?」





カサッ。





――――――― そのまへ ―――――――

やっほー。
体育大会がんばってるー??
そのまがこの手紙を読んでるってコトは、
私はもういないね。

約束、守れなくてごめんね。
いままでありがとね。
私の大好きな親友だよ!!
きっと、いつまでも。
             ルナより
――――――――――――――――――――





――――――― ダイジへ ―――――――

ダイジはいつも、私を笑わせてくれたね!!
おかげで元気でたよー。
ダイジのおかげで少し長生きできたかなっ??

体育大会、楽しい?
私も一緒に、走りたかったな。
ダイジのかっこいい姿、見たかったな。

最後に、1番大切なこと。
・・・ずっと前から好きでした。
だから、お願い。
私の分まで、しっかり生きて。

大好き。
             ルナより
――――――――――――――――――――





ルナのお母さんが
口を開いた。





「ルナは、13歳のときに、
脳に悪性の腫瘍がみつかったの。
余命より相当長生きだったわ。
きっと、あなたたちのおかげね。
感謝してるわ。有り難う」





そのま「そ、そんな・・・
うわぁぁーん!!!!
ルナー!!
なんで、なんで・・・」





ダイジ「・・・っ!! おせぇよ!!
ほんとはずっと好きだったのに・・・」





2人は、泣き崩れた。





すると。
ふわあっっ。





やさしい風が
2人を包みこむように
やさしく吹き抜けた。





まるで、泣かないでって
言っているようで。





2人は立ち上がった。





そのま「ダイジ!!!
うちらがんばんなくちゃ!!」





ダイジ「そうだな」





2人は、走り出した。





後ろから、やさしい風が
吹き抜けていた。







*END*

この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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