カレシ、できました。

CAST白尾留菜

作者：あんバターねこトースト

2023.11.11

私、ルナ。
ニコラ学園に通う
中学１年生。

つい最近
彼氏ができました。

・＊。・　数日前　・。＊・

リリカ「ちょっと、最近の
いい感じの出来事ないの？」

ルナ「そんなにいいことが
あるわけないでしょ」

リリカ「そんなのだから、
彼氏ができないんだよっ！」

ルナ「それは、関係ない」

現在、
好きな人がいます。

隣のクラスのミサキ。

幼なじみで、優しくて
照れ屋さんで・・・

まさに私の理想！

リリカ「ほらほら、
早く告白しなよん」

ルナ「っ～！
もうっ、
明日告白する！」

リリカ「え？　まじ？
じゃ、楽しみにしてる！」

ルナ「はぁ・・・」

これは、余計なこと
言ってしまった。

ヒナノにも
相談するか・・・

リョウ「どうした？
ため息までついて？」

ルナ「っ！
なんにもないっ！」

リョウ「そう・・・」

男子こっわ！

しかも、
人気者のリョウだし。

リョウ「・・・」

・＊。・　隣のクラス　・。＊・

ルナ「ヒナノいる？」

って、結局きちゃった・・・

リリカと約束したし、
しょうがない。

ヒナノ「ルナ？
どうしたの？」

ルナ「実はさっき、リリカと
明日告白する約束
しちゃったんだけど・・・」

ヒナノ「マジで!?
頑張って!!
応援してる!!」

まともな親友
いない・・・のか・・・？

気持ち速すぎだろ。

ルナ「どうすれば・・・」

・＊。・　次の日　・。＊・

そんなことを考えながら
次の日を迎えてしまった。

決めたことだし、頑張ろ！

朝は人が少ないし。

ルナ「よし、
隣のクラスまで来た」

ここからミサキを・・・
やっぱ無理！
呼べない！

ヒナノ「ルナ、
なにやってんの？」

チャンス！
いけ、私！

ルナ「ミサキ
呼んでくれる？」

ヒナノ「あっ！　おっけ！
ミサキ～！」

やばい、
めっちゃドキドキしてる。

心臓潰れる・・・

ミサキ「ルナ？　どうした？」

ヒナノ「ルナっ早く早くっ（小声）」

ルナ「やっぱ無理・・・（小声）」

ヒナノ「ちょっと・・・！（小声）」

このやりとりが５分続いて・・・

ルナ「ん～
付き合ってくださいっ！」

ミサキ「え、あ、うん。いいよ」

ルナ「ふぇ？」

ミサキ「じゃあ」

ルナ「あ、バイバイ・・・」

ヒナノ「やったあぁぁー！」

ルナ「やったあぁぁ！」

心の嬉しさが
最高に達してる！

リリカにも
報告しなきゃ！

ルナ「リリカにも
報告してく・・・」

リリカ「その必要はないよ」

ルナ「リリカ!?」

リリカ「ずっと
ここにいたからねっ！
おめでと！」

ルナ「ありがとー！
リリカ、ヒナノ！」

・＊。・　現在　・。＊・

そうして現在にいたりますが、
なにも発展なし。

リョウ「ルナ、
ミサキと付き合ってるって
ほんとう？」

ルナ「え・・・？
なんで知ってるの？」

ヒナノとリリカと
ミサキ以外
知らないはずなのに・・・

リョウ「ミサキから聞いてさ。
ミサキ、ルナのこと
あんま好きじゃないっぽいよ」

え・・・？

リョウ「だからさ、
俺にしなよ？」

どういうこと？

それなら、あの時に
断っているんじゃ・・・？

ルナ「私はっ・・・
ごめんね。無理」

リョウ「ちょっと
本当だって！」

ガシッ

腕を掴まれた。

ルナ「だからっ！」

ミサキ「俺、そんなこと
言ってないけど？」

リョウ「ミサキっ・・・！」

ミサキ「好きだから
おっけーに決まってる。
勝手に決めつけんな」

ドキッ

リョウ「なんもねーし！」

その後、リョウは
逃げていった。

ミサキ「大丈夫？」

ルナ「うん・・・」

ルナ「さっき言ったことって
本当？」

ミサキ「本当だよ//」

ルナ「わ、私もっ、好きだよ//」

ミサキ「知ってる//」

こんな発展もあって
仲良く過ごしてます//

―ＥＮＤ―