I won’t forget you・・・

CAST白尾 留菜白尾 留菜

作者:あんバターねこトースト

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2023.08.11

君が転校生して2年。





君からもらった大切な人形。





絶対に君を忘れない。





これは、そんな私と彼の物語・・・













* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





私、ルナ!
ニコラ学園に通う
中学1年生。





ちょー元気いっぱいの
女の子です!





通うって言っても
今日が入学式だけどね!





めっちゃ緊張するな~。





新しい友達、勉強、
給食、青春・・・
とにかく楽しみ!





ドサッ





ルナ「あー」





入学式の準備してるときに
荷物が散らかるとか最悪。





ま、いっか。





本、隠してあったテストに・・・
部屋が汚い気がしたんだが。





手のひらサイズの
小さなものが落ちてきた。





・・・ってこれ、
あの時の着せかえ人形!













― 2年前 ―





小学5年生。





私の好きな人は
幼なじみのレン。





でも、ある日・・・





レン「ルナ、ごめん」





ルナ「なんで、もっと早く
教えてくれなかったの・・・?」





涙目になりながら
私は聞く。





レンが転校する。





転校する日に
レンに伝えられた。





レン「・・・ごめん。
でも、ルナは
笑顔で過ごしてくれると嬉しい。
最後に見せてよ。
ルナの笑顔、最高だからさ」





ルナ「・・・うん」





とびっきりの笑顔を
レンに向ける。





最後の笑顔を。





レン「・・・ありがと。
中学なら、また会えると思う。
・・・さようなら」





ルナ「分かった。
2年後にまた会おうね。
・・・さようなら」





そうして、私とレンは
別れを告げた。













― 現在 ―





この着せかえ人形、
小さい時に
よく遊んだな~。





最後にこの王子様の人形を
くれたんだよな~。





懐かしい~。





レンみたい。





・・・会えるよね。今日。





ミユウ「ね、ルナ~! まだ?」





え!?
ミユウをいつの間に
待たせちゃったの!?





ルナ「ちょ、ちょっと待って~!」





早くしなきゃ!





コロッ





ん?
なんかカバンの中に入った?
ま、気にしないことにしよ!





ミユウ「ルナ、遅いよ~!」





ルナ「ごめんごめん!」





ミユウ「早く行こ!」













― ニコラ学園 ―





ルナ「あ、クラス分けの
貼り紙があるよ!」





ミユウ「本当だ!
えっと・・・1の2だ!」





ルナ「私もだ!」





ミユウ「やった!
早く教室行こ!」





ルナ「うん!」













― 教室 ―





ルナ「今日からここが教室か~!」





ミユウ「これからが楽しみ!」





先生「はーい、席について。
自己紹介するよ」





ミユウ「ミユウです!
よろしくお願いします!」





私の番がやってきた。





ルナ「ルナです!
よろしくお願いします!」





ガタッ





突然、いすを引いた音がした。





その先には・・・





ルナ「レン・・・」





先生「どうかしましたか?
レンさん?」





レン「いえ、なにも」





レンだった。
覚えてくれていたんだ・・・





ミユウ「さっき見てたけど、
レンのこと好きなの?」





ルナ「なな、なんで
分かったの!?」





ミユウ「だって
動揺してたもん。
告白しないの?」





ルナ「・・・したい。
でも・・・」





ミユウ「自分に
自信を持たないと
始まらないよ?」





ルナ「・・・ミユウ、
ありがと!
私、頑張る!」





ミユウ「いってらっしゃい」





ルナ「どうやって告白しよ?」





放課後、私が悩んでいると





コロッ





レン「ルナ、落ちたよ」





ルナ「れ、レン・・・」





レン「久しぶりだね」





ルナ「・・・うん」





どーしよ。
めっちゃドキドキする。





レン「まだ持ってたんだ、
その人形」





伝えなきゃ。
私の気持ち。





ルナ「私、その人形を
レンだと思って見てたんだ//
それで、
伝えたかったことがあって・・・」





レン「お、俺も
伝えたかったことがあるんだ」





ルナ「え・・・?」





レン「好きです。
付き合ってください//」





ルナ「私もそれを伝えたかったのに・・・
よろしくお願いします//」





私は、とびっきりの
笑顔で笑った。





レンも一緒に。





何年経ったって
ずっーと大好きだよ!







―END―

Like

この物語に投票する

白尾 留菜が主人公の物語が主人公の物語

NEWS!NEWS!

nicola TVnicola TV

おススメ!おススメ!

物語募集

「ニコラ学園恋物語」では、ニコ読の
みんなが書いたニコモを主人公にした
オリジナルラブストーリーを大募集中!

応募する

主人公別 BACK NUMBER主人公別 BACK NUMBER

  • nicola TV
  • 新二コラ恋物語 恋愛小説を大募集!