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私の幸せ

CAST白尾 留菜白尾 留菜

作者:マンナン

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2025.10.19

あの日に戻れるなら、
私は貴方に逢いたい・・・







*。・----。・----・。*





ヘイ!
私、ルナ。





今、私、好きな人が
いるの。





でも、告白なんて
絶対無理!





そんな勇気、
私にはない・・・













――10月30日――





今は、心友のヒナノと
ショッピング中。





明日のハロウィンの
衣装を買うの!





ヒナノ「ルナ!
早く! 早く!」





ルナ「待って!」





私は勢いよく
道路に飛び出した。





ヒナノ「ルナ! 危ない!」





ドッーーーン!





私は車に
はねられた。





ヒナノ「ルナ! ルナ!」





    ・
    ・
    ・




気づいた時には、
病院にいた。





ルナ「お母さん! ヒナノ!」





2人から、返事はない。





なんで2人とも
無視するの?





ガラッ





病室のドアが開いた。





輝之介「ルナは!?」





輝之介だ。





私の好きな輝之介だ・・・





お母さん「ごめんね、
もう手遅れだって(涙)」





ヒナノ「私のせいなの。
私が・・・ルナ・・・を・・
あせらせたから・・・(涙)」





どういうこと?





もしかして私・・・
死んだの?





ってことは、これは
幽体離脱ってやつ?





輝之介「ルナ・・・
俺、お前が好きだった。
ごめん、こんな時にしか
言えないようなヤツで」





えっ・・・?





輝之介が私のことを好き?





?「ルナさん」





ルナ「はっ! はい?」





そこには、
可愛い女の人が
立っていた。





・・・というより、
浮いていた。





ルナ「あなた、誰?」





?「私はね、妖精のシャノンよ。
あの世の管理人が
あなたを連れて行こうとしてるから、
私が止めに来たの」





ルナ「ってことは、
私は生き返ることが
できるってこと?」





シャノン「えぇ、そうよ」





ルナ「ホント? ヤッター!」





シャノン「ただ!
生き返ることができるのは、
1日だけ。
その日が過ぎればあなたは、
あの世に行くわ」





ルナ「1日だけ・・・」





シャノン「あなた、
運が良かったわね。
私は、ハロウィンの前日にしか
現れないから、
この魔法をかけられるのは、
1年に1人だけなの」





ルナ「・・・・・」





シャノン「どうする?
生き返っても、いるのは病室だから、
つまらないかもしれないけど。
やり残したことがあるのなら、
オススメよ」





やり残したこと・・・





輝之介・・・





輝之介に
告白すること!





シャノン「どうする?」





ルナ「お願いします!」





シャノン「わかったわ。
ただし、あなたは
明日の午前0時を過ぎれば、
あの世よ。
それまでに、やり残したことを
やってきて。いいわね?」





ルナ「はい」





シャノン「それじゃ、いくよ。
エッーイ!」





わっ!
体が変な感じ・・・





目を開けると・・・















*・。+ *・。+ *・。+ *・。+





お母さん「ルナ!?」





ヒナノ「嘘・・・」





輝之介「ルナが、生きてる・・・」





嘘!





ほんとに
生き返ってる!





お母さん「先生に伝えてくるわね!」





ヒナノ「友達に知らせてくる!」





そう言って、2人とも
病室から出て行った。





輝之介と2人っきり・・・





輝之介「良かった。
ルナが生きてて。
俺、お前がいなくなったらって
怖かった」





ルナ「輝之介・・・」





輝之介「ルナ、
俺、お前が好きだ。
付き合って欲しい」





うれしい・・・





でも、ここで付き合ったら、
輝之介が不幸になる。





でも、私が生き返った理由は、
輝之介に告白するため。





私が出した決断は・・・





ルナ「輝之介、ありがと。
でもね、私、そう長くは生きられない。
だから輝之介を不幸にする。
だから、これだけは覚えてて。
私は、輝之介が大好き」





これでいい。





私は大粒の涙を
静かに流した。





輝之介は私を
抱きしめた。





輝之介「それでもいい。
俺は、お前と付き合いたい。
ってか、不幸になるわけないだろ。
俺は、お前の彼氏になれるんだから」





そう言って、
私をもっと強く、
でも優しく抱きしめた。





ルナ「輝之介、ありがと。
大好き」





輝之介は私に
キスをした。













・ ・ ・ ・ ・ ・





その後、家族、友達と
たくさん話した。





そして、
みんなが寝たときに、
私は手紙を書いた。







――午前0時――





あっ





もう時間だ。





ピーーー





医者「午前0時、
南ルナさん、ご臨終」





みんな「ルナ! ルナ!(涙)」





みんな、ありがと。







――――――――――――――――――――
家族へ

今まで、育ててくれて、ありがとう。
甘えん坊の私に、苦労したと思うけど、
嫌な顔1つもせず私を育ててくれたね。
私がいなくなっても、楽しい家族でいてね。

             ルナ
――――――――――――――――――――





家族「ルナ、ありがとう(涙)」







――――――――――――――――――――
ヒナノへ

今まで、心友でいてくれて、ありがとう。
ヒナノは、優しくて、面白くて
毎日が楽しかったよ。
いつまでも・・・
My best Friend!

             ルナ
――――――――――――――――――――





ヒナノ「当たり前じゃん(涙)」







―――――――――――――――――――――
輝之介へ

こんな私と付き合ってくれて、ありがとう。
私も、輝之介が好きだったからうれしかった。
でも、私よりもっともっと、いい女の子は
そこらじゅうにいます。
だから、輝之介が「好き」って思った子と、
どんどん付き合ってください。
でもね、これだけは約束して。
私のことを、忘れないで。
輝之介の幸せを願ってます!

             ルナ
―――――――――――――――――――――





輝之介「あぁ、約束だ」















*・。+ *・。+ *・。+ *・。+ *・。+ *・。+ *・。*





私は今、天国で
みんなを見守ってます。





みんなの笑顔、
みんなの幸せ、





私の幸せにつながってる。







*end*

この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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