恋をする

CAST白尾留菜

作者：みったん

2025.03.21

恋をする。

私はあなたに恋をする。

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やっほー
私、白尾ルナ。

私は好きな人がいる。

でも、その人には
怖くて近づけない。

だって、その人は

「うぉーい、行くぞ」

ドンっ！

ラグビー部だから。

「押すっ！」

この人が私の好きな人。

小澤輝之介。

細いのに、強い。

そして、怖い。

それが彼。

「は、はぁ、、、」

「どうしたんだよ。
ルナちゃん」

輝之介くんと出会ったのは、
少し前。

隣の席になったのが
きっかけ。

「い、いや。なんでも、」

「じゃあな」

＊＊-・．・＊＊＊・．・-＊＊

＠次の日

「なぁ、ルナ～」

げっ、

出たぁ～、イルマ。

イルマくんは
私のことが好きみたいで、

しつこく私に
話しかけてくる。

「ごめん。今、忙しいの」

＊＊-・．・＊＊＊・．・-＊＊

＠数日後

「ルナ！　早く来て」

？

親友のヒナノに言われて
ついて行った。

目の前に見えた光景に
言葉を失った。

“おい、謝れよ。”

“はぁ？　”

“はぁ？
じゃねぇーよ。”

ケンカをしていた。

ケンカをしていたのは
イルマくんと
輝之介くんだったから。

「ヒナノ、どうして。
どうして２人はケンカしたの？」

「ルナのことで
ケンカしてるんだよ？」

えっ、私のこと、、？

ばっ！　ぎゅっ！

気づいたら私は
２人の真ん中に立っていた。

「やめて。
２人とも、もうやめて」

涙があふれていた。

「ルナちゃん、、」

「ルナ、、」

「ケンカは、ダメ」

ケンカはダメ。
絶対に。

輝之介くんは
ラグビー部だから。

ケンカがヒートアップして、
殴ったら、

イルマくんの骨が
折れちゃうもん。

「ごめん、ルナちゃん」

「ごめん」

よかった。
分かってくれて。

「お願いがあるんだけど」

「な、なに？」

「今週の土曜日、
試合があるんだ。
よかったら来てくれない？」

っ、///

「行く。
絶対、行くから」

「///　うれしい」

うそっ、、

なんで、照れてるの？

期待しちゃうじゃん。

＊＊-・．・＊＊＊・．・-＊＊

＠土曜日

今日は約束の日。

つまり、輝之介くんたちの
試合の日。

ラグビーはまだ少し
怖いけど。

輝之介くんが見れるのは
うれしい。

「押忍（おす）っ！　ルナちゃん」

「け、輝之介くんっ」

ユニホーム姿の輝之介くんは
いつもかっこよかった。

「今日はルナちゃんのために
勝って、話したいことがある」

話？

＊＊-・．・＊＊＊・．・-＊＊

♯試合後

すごい。

本当に勝った。

「輝之介くん！
お疲れ様っ」

そういえば話って、、、。

「俺は、ルナちゃんが好きだ」

えっ、

「ウソっ、、」

ぎゅっ。

「輝之介く、ん、、？」

「うそなんかついてない。
つきあってほしい」

っ、、///

「はい」

恋をする。

私はあなたに恋をする。

それはきっと
間違いじゃなかった。

私はいつまでも
あなたに恋をする。

＊おわり＊