意地悪な彼とやさしい彼

CAST吉本 麗南吉本 麗南

作者:マンナン

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2025.01.13

HELLO!!
私、吉本レイナ。





元気が取り柄の、高1。





私はまだ1度も
彼氏ができたことないの・・・





ミオコ「レイナー!
バイバイ!」





この子はミオコ。
大好きな心友。





ミオコとは帰り道が違うから
帰りは・・・





リョウスケ「レイナ、帰るぞ」





家がとなりの幼なじみ、
リョウスケと帰るの。





レイナ「はぁぁぁぁ!
つかれたぁ!」





リョウスケ「お前、体力ホントないな。
お前ホントは
ババァじゃねーの?笑」





レイナ「うっさいわ」





私は、のどがかわいたから
お茶を飲んだ。





もうひと口飲もうとしたら・・・





リョウスケ「もーらいっ」





私のお茶を
飲んでしまった。





いわゆる間接キスだ。





レイナ「あー!
また私の飲んだ!」





こんなこと、ほぼ毎日。





そんなことしていたら、
家に着いた。





リョウスケ「じゃーな、ババァ」





レイナ「うるさい、黙れ、
さっさと帰れ」





あんな調子だけど
ホントは昔、
リョウスケが好きだった。





今は好きな人は
いないけどね。













*。・ LINE ・。*





リョウスケ《つきあって》





レイナ《何に?》





リョウスケ《買い物》





レイナ《今から?》





リョウスケ《おう》





レイナ《OK》





つきあってなんて言うから
ちょっと期待しちゃったじゃん。





まぁ、リョウスケが
彼氏ってのはないな。





ピンポーン





リョウスケ「れーいーなー、
いーくーぞー」





レイナ「わかったから、
でかい声ださないで!」





リョウスケ「おっ! 来た来た」





レイナ「あのさー、人の家で
大きい声ださないでくれる?(怒)」





リョウスケ「さぁ、行くぞ!」





レイナ「はぁ・・・」





その後もリョウスケに
さんざんバカにされた。













+..+..+..+..+





リョウスケ「俺、トイレ行ってくる。
まってて」





レイナ「早くしてよ」





早く帰りたいなぁ。





男A「ねえ、こんな時間に
1人で何してんの?」





男B「俺らと遊ばない?」





そう言って男2人は
私を無理やり
つれて行こうとした。





まわりには誰もいないから
誰も助けてくれない。





レイナ「いやっ!
はなして! はなして!」





男B「助けよんだって
誰も来ねーよ」





レイナ「リョウスケ! リョウスケ、
助けて!」





男A「だから誰も来ねーって。
大人しくこいよ!」





男は私をなぐった。





レイナ「痛っ! なにすんの!?」





男A「大人しくついてくれば
こんな痛い思いせずに
すんだのにな」





レイナ「はなしてって!」





男は私をまたなぐった。





私、もう終わるのかなぁ・・・





リョウスケ「レイナ!」





レイナ「リョウスケ・・・」





リョウスケ「お前ら
レイナに何すんだよ!
絶対ゆるさねー!」





リョウスケは男たちを
やっつけた。





今までに見たことのない
怒りの顔で・・・





リョウスケ「もうレイナに近づくな!」





リョウスケがすごく
カッコよく見えた。





リョウスケ「レイナ、だいじょうぶか?
ごめん、俺がトイレなんか行かなけりゃ
傷つかずにすんだのに・・・」





リョウスケが私に
あやまってる・・・





リョウスケが私のために
戦ってくれた・・・





レイナ「こわかった(涙)」





私はリョウスケに
抱きついた。





リョウスケはただ静かに
背中をさするだけだった。





・・・・・・・・・・





・・・・・・





私はしばらくしてから、
この状況の
恥ずかしさに気づいた。





レイナ「あっ、ごめん。
リョウスケ、ありがとね。
うれしかったよ、
リョウスケが来てくれて。
ホントありがとう」





リョウスケ「よかったよ、無事で」





レイナ「うん」





リョウスケ「よし、帰るぞ」









家に帰って、
ずっとリョウスケが頭を回る。





これってもしかして・・・











―― 次の日 ――





ミオコ「レイナ! 昨日、
おそわれたって聞いたけど、
だいじょうぶ?」





レイナ「だいじょうぶだよー。
リョウスケが助けてくれたの」





ミオコ「好きなの?
リョウスケ君のこと」





レイナ「えっ・・・」





『リョウスケ』っていう単語が
出てきただけなのに、
なんだかドキドキする・・・





レイナ「わかんない」





ミオコ「何それ、
まぁなんでもいいけど、
ちゃんと素直になりなよ?」





「自分に素直」かぁ・・・













―― 帰り道 ――





リョウスケを待ってる。





すると、ほっぺに
すごく冷たいものが当たった。





レイナ「冷たっ!」





そこにはリョウスケがいた。





リョウスケ「はい、
このジュースやるよ、
昨日あんな目に
あわせちゃったから」





レイナ「あれは、
リョウスケのせいじゃないよ。
まぁ、リョウスケの気もちだけは
もらっといてやろう!笑」





リョウスケ「なんだよ、それ」





カンのフタをあけようとしても
あかなかった。





リョウスケ「お前、ダッセ。
フタも開けれねーのかよ」





そういって、私からカンをうばい、
フタをあけて渡してくれた。





なんだかんだ言って
ホントはやさしいんだなぁ。





リョウスケ「はい」





レイナ「ありがとう」





私はジュースを飲んだ。





リョウスケ「もーらいっ!」





また、間接キス。





でも、いつもとは違う。





ドキドキする・・・





好きなんだ、
リョウスケのことが。





意地悪でやさしいリョウスケが
好きなんだ・・・





リョウスケ「どーした? 顔赤いぞ」





レイナ「えっ! あっえっと、
き、気のせいだよ」





しまった!
かんでしまった。





リョウスケ「お前もしかしてさ、
俺のこと好きなの?」





ドキッ!





当てられてしまった。





レイナ「はっ、はぁ?
な、な、何言ってんの?」





なんで素直に
なれないんだろう。





ミオコにも素直になれって
言われたのに・・・





リョウスケ「俺はお前のこと、
好きだけどな」





レイナ「えっ!?」





リョウスケ「驚きすぎ」





レイナ「あっ、
幼なじみとしてってことか」





リョウスケ「ちげーよ」





そう言ってリョウスケは
私にキスをした。





リョウスケ「お前は?」





レイナ「私も好きだよ、
リョウスケが」





リョウスケ「今日から恋人だな。
だから、帰りは今日から
こうやって歩くぞ」





リョウスケは私の手を
にぎりながら歩きだした。





私もリョウスケの手を
強くにぎり返した。







happy end*

この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

Like

この物語に投票する

吉本 麗南が主人公の物語が主人公の物語

NEWS!NEWS!

nicola TVnicola TV

おススメ!おススメ!

物語募集

「ニコラ学園恋物語」では、ニコ読の
みんなが書いたニコモを主人公にした
オリジナルラブストーリーを大募集中!

応募する

主人公別 BACK NUMBER主人公別 BACK NUMBER

  • nicola TV
  • 新二コラ恋物語 恋愛小説を大募集!