君との恋が実るまでのCountdown

CAST吉本 麗南吉本 麗南

作者:はむちーずトースト

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2023.12.03

こんな私が
あの人と付き合うなんて・・・・





私は男子が苦手なのにっ!!







* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





皆さんこんにちは。
ニコラ中学校に通う
2年1組の吉本レイナです。





先ほど伝えた通り、
私は男子が苦手なのですが、
クラスで唯一
運動神経が良く、優しい
西ユアンという人と
付き合うことになったのです。





こんな私に彼氏なんて・・・・





それは、1年前に
さかのぼる・・・





──────────────
─────

先生『2年代表、西ユアン』



『はい』

──────────────
───





あの時が多分
一目惚れだったんだと思う。





きれいな髪、
スタイルが良く、
頭も良さそうな感じで。





そんな彼に
一目惚れしてしまった私。





しかし、あの事件が
おこってからは
男子が苦手になってしまったのです・・・





それは、





レイナ「ちょっと!
やめてよ!」





ダイジ「ほら!
取れるもんなら取ってみろよ~」





この人は、ダイジ。
クラスのお調子者です。





レイナ「ちょっと待っ・・・あっ!」





ポチャン





私の筆箱は、
池に落ちてしまった。





ダイジ「ほら~
お前が筆箱とれないから
落ちちゃったじゃん~」





レイナ「いや、
お前が私に取れないように
高く持ち上げたからでしょ!!
この筆箱、5000円も
したんだから
ちゃんと弁償してよね!」





ダイジ「は~? そんなの
新しいの買えばいいじゃん!
俺には関係ないだろ~」





レイナ「・・・・・」





ミアン「大丈夫?」





レイナ「・・・・大切な
筆箱だったのに・・・
最悪だよ・・・」





ミアン「まぁ、
そんなに落ち込まなくても
大丈夫だよ!
今度一緒おそろいにしてさ」





レイナ「うん・・・・」





ユアン「・・・・・」





それから私は
男子が苦手になってしまった。













・*。・ 翌日 ・。*・





先生「はい!
じゃあ出席番号順に
くじ引いてね~」





レイナ「席替え、か・・・」





レイナ(うわ、
ダイジと隣だ・・・
最悪だよ、
しかも1番前だし)





ミアン「せんせーい、
私、目が悪いので
前に行ってもいいですか?」





先生「そうだな、
じゃあ吉本と川原、
変わってもらってもいいか?」





レイナ「あっ、はい・・・」





レイナ「小声で
(ありがとうミアン!)」





ミアン「どういたしまして」





私の隣は・・・





ユアン「・・・よろしく」





レイナ「あっ・・・よろしくです・・」





ユアン「なんで敬語??(笑)」





レイナ「えっ、よろしく・・・ね・・・」





ユアン「ふっ、可愛い」





レイナ「え? なんて?」





ユアン「聞かなかったことにして///」





何この人!
余計に気になりそ・・・





あーダメダメ!
私は男子なんて嫌いなんだから。
この自分ばか!













・*。・ 翌日 ・。*・





先生「それでは、授業始めるぞー」





ユアン「先生、
教科書忘れたので
隣の人に貸してもらっても
いいですか?」





先生「そうだな、分かった」





ユアン「見せてくれる?」





レイナ「あ、は、うん・・・」





ユアン「今、敬語使おうとしたでしょ」





レイナ「いちいち
言わなくていい・・・よ」





ユアン「はいはい。
これからは気をつけてね?
あ、あとLINE交換してくれない?」





頭を撫でられる。





レイナ「・・・うん」





そういうの余計に
ドキドキしちゃうな・・・





キーンコーンカーンコーン





レイナ「はぁー
やっと授業終わったー!」





ミアン「2人ともお似合いだね~!」





レイナ「(小声で)
え? 私は男子なんか
好きじゃないけど?」





ミアン「この先の進展
楽しみだね~」





??「あの~吉本さん
ちょっと話があるんですけど
いいかしら?」





レイナ「なんですか・・・?」





??「来て」





ユアン「・・・・・」













・*。・ 屋上にて ・。*・





レイナ「話って、なに・・・」





??「あなた、
ユアンっていう人と
席隣になったらしいわね~?」





レイナ「え?
そうですけど・・・何か?」





ドンッ





アキ「私は3組のアキ。
ユアンと付き合ってるの」





レイナ「いきなりなんですか?」





アキ「あなた達が
隣の席になってから
仲良くしてそうだけど、
2人がくっついてると
あなたが邪魔なんですよね~」





レイナ「私が、邪魔・・・」





アキ「だから、
隣の席であっても、
一切話したりしないこと!
あ、挨拶とかね!
私がユアンの将来の
結婚相手に決まってるから。
私の家族、ユアンの家族と
仲よくてね~~」





レイナ「そうですか・・・・」





アキ「ユアン取られて
相当悔しいでしょ!」





レイナ「いや・・・むしろ
取られたほうがマシですけど。
私、男子好きじゃないしので」





アキ「へぇ~!
それじゃ私が
この学校の女王になるわね!
嬉し~いな~~!
じゃあ約束、守ってね!」





レイナ「はい・・・・」





なんであんなことを
言ってしまったんだろう・・・













・*。・ 帰り道 ・。*・





ミアン「・・・レイナ?
どうかした?」





レイナ「・・・・じつは・・」





ミアン「えー! アキ!
また友達をいじめて!
許せない!」





レイナ「別にいいよ・・
そんなことどうでも」





ミアン「レイナ・・・でもさ、
少しはユアンのこと
気になってるんでしょ?」





レイナ「・・・え? 何言って・・」





ミアン「さすがに友だちだから
そのぐらいバレバレでしょ~」





レイナ「ミアン・・・」





ミアン「今の自分の気持ち、
ユアンに伝えてみたら?
きっと辛かったときとか
今までのこととか
これからのレイナのこと、
ユアンはよく分かってくれると思うよ。
アキよりレイナのほうが
ユアンの相手として
ふさわしいと思うから」





レイナ「ミアン・・・・
うん、私、頑張ってみる」





ミアン「頑張れ!
レイナならいけるよ!
当たってくだけろだ!」





レイナ「ミアン・・・」













・*。・ 夜、LINEで ・。*・





ピコン





ユアン『レイナ、
ちょっといいかな?』





え?
ユアンの方から?





レイナ『どうしたの?』





ユアン『実はさ・・
ずっと前から
好きだったんだよ』





レイナ『え?』





ユアン『嘘かと
思うかもしれないけど』





レイナ『それ・・・
私から言おうとしてたんだけど・・・
まさか、こういうことあるんだね』





ユアン『マジ? 良かった・・・
あ、あとさ、このこと、
明日直接言わせてくれる?』





レイナ『・・・うん!
分かった!』













・*。・ 翌日 ・。*・





ユアン「レイナ、
僕と付き合ってくれますか?」





レイナ「・・・うん!」





ユアン「かわいいな・・・」





レイナ「なんて言った??(ニヤニヤ)」





ユアン「え?
かわいいな・・・って」





レイナ「ありがとっ」





席替えがきっかけで
私達はなんと付き合えました!





これからはずっと一緒だね・・・!













・*。・ それから10年後 ・。*・





友達「ユアンとレイナ
結婚おめでとう!」





ユアン、レイナ「ありがとう!」







~Happy End~

Like

この物語に投票する

吉本 麗南が主人公の物語が主人公の物語

NEWS!NEWS!

nicola TVnicola TV

おススメ!おススメ!

物語募集

「ニコラ学園恋物語」では、ニコ読の
みんなが書いたニコモを主人公にした
オリジナルラブストーリーを大募集中!

応募する

主人公別 BACK NUMBER主人公別 BACK NUMBER

  • nicola TV
  • 新二コラ恋物語 恋愛小説を大募集!