ロックバンドは、恋をする。

CAST吉本麗南

作者：ゆゆ

2022.11.06

こんにちは！
私の名前は吉本れいな。

私の中学校には
バンド部っていうのがあって、
メンバーが、
ボーカル・・・ミアン
ボーカル＆ギター・・・ナツ先輩
ベース・・・ルミちゃん
ドラム・・・タイヨウ
キーボード・・・アンジ先輩

で、私は
マネージャーをしてるの！

・＊。・　部室で　・。＊・

ミアン「はーい、
練習始めるよー、
まず大切なお知らせが
ありまーす」

みんな「なんですかー？」

ミアン「今度、文化祭があるよね？
プログラムで、私達バンド部が、
吹奏楽部の後に
披露することになりましたー！」

ナツ「よっしゃ！
今年もこの季節が
やってきたー！」

ルミ「楽しそうですね！」
どういうことを
するんですか？」

タイヨウ「アンコールしながら
演奏するんだよ」

アンジ「めーちゃ楽しいから、
一緒に頑張ろうね！」

レイナ「ミアン、
今年は何の曲をするの？」

ミアン「おーレイナ、
この質問を待ってた！
今年はなんと、
うちら６人で作った歌を
演奏することになってるのー！
だから、今日は
６人で曲を作るよー！」

・＊。・　部活終わりの帰り道　・。＊・

？「あれ？
レイナじゃん！」

レイナ「あ、ユアン！」

この人は
家が隣のユアン。

同学年で、今日
久しぶりに話す。

何てったって、彼は吹奏楽部で、
帰る時間がいつも違うからね。

レイナ「そういえばねー、
うちらバンド部ね、
吹奏楽部の後に
パフォーマンスすることに
なったのー！」

ユアン「おー！
どんどん文化祭が
楽しみになってきたー！」

レイナ「それな笑」

・＊。・　部活　・。＊・

レイナ「タイヨウ、
今日の日程どんな感じ？」

タイヨウ「レイナ！
今日はね、曲合わせ！
あ、レイナにさ、
１、２ってやる役
やってもらっていい？」

レイナ「全然いいよー！」

ルミ「先輩、
今何話してましたー？」

レイナ「うわぁ、ルミちゃん！
今日部活で何するか
聞いてだだけだよ」

ルミ「そうですか。
なら良かった。
あ、単刀直入にきくと、
犬飼先輩のこと好きですか？」

ギクっ！
そう、私は実は
タイヨウのことが好きなのだ。

レイナ「・・・」

ルミ「ですよね。
でも私、負けませんから」

言ってしまった。
ルミはやっぱり、
タイヨウのことが
すきだったんだ。

・＊。・　次の日　・。＊・

ユアン「レイナ、おはよ」

レイナ「あ、ユアン！
おはよ！」

ユアン「あのさ、
文化祭終わったらさ、
一緒に帰ろ」

レイナ「？
うん、わかった」

・＊。・　文化祭　・。＊・

放送委員「次は、
バンド部の皆さんです」

みんな
「ヒューヒュー！」
「楽しみっ！」
と盛り上がっていた。

ミアン「今年の文化祭で、
アンジ先輩は
もういなくなります。
今日がアンジ先輩の
ラストライブかもしれません。
でもちゃーんと聞いてね！
いくよー！」

レイナ「３、２、１、ゴー！」

♪♪♪～

みんな
「楽しかった！」
「やっぱりバンド部の演奏すき！」

タイヨウ「ここで！
ルミ、僕と付き合って下さい」

ルミ「いいんですか!?
じゃあ、お願いします！」

ナツ「タイヨウ、やるな！」

アンジ「公開告白ー！
私も、彼氏にこういうの、
されたかったー！」

ミアン「なら私も！
ナツ先輩、好きです！」

ナツ「俺も好きだ！
付き合って下さい！」

皆の前では、笑顔にして、
なみだを堪えていた。

・＊。・　帰り道　・。＊・

レイナ「ひっく、ひっく」

ユアン「レイナ、
どうしたんだ!?」

レイナ「振られた、
タイヨウに」

ユアン「レイナ」

レイナ「・・・ん？」

ユアン「俺、レイナのこと、
好きだよ」

レイナ「え・・・？
嬉しい。
私も好き・・・かも」

ユアン「なら付き合って」

レイナ「うん！
いいよ、よろしくね」

こうして、私は、
ロックバンドの全員の恋を
支えつつ、
恋ができました！

＊ｅｎｄ＊