探偵だって恋をする!!!

CAST吉本 麗南吉本 麗南

作者:ルフィらぶっ♪

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2023.08.22

ヤッホー、レイナです♪





実はウチ・・・
探偵なんですっっ!!!





パパもママも
有名な探偵なのですっ。





探偵になるには、
重要な掟があるんです・・・





~名探偵になるための掟~





(1)学校の皆には
 自分が探偵であることを言わない

(2)完璧な名探偵なると
 パートナーを必要とする

(3)他の習いごとをしない

(4)恋愛禁止





の4つが大事な掟なのです。







―――ある日・・・





ウチは妹のハルハと
テレビを見ていた・・・





パパ「レイナ・・・!!
お前もそろそろ1人前の
名探偵だな!」





レイナ「えへへ♪ そぉ~??」





ママ「だからね!!
パートナーを用意したの」





レイナ「えっ?! 本当に?!
やったーー。
認めてくれたんだねー♪」





パパ「で・・・
そのパートナーが今から
この家に来るんだ!」





えええ!! いきなりー?!
どんな子なんだろー??





たまには2人で
ショッピングなんて
行けるかな~♪





な~んて・・・
思ってたら・・・





ガチャッ。





ママ「あ!! ハルト君!!
待ってたわよ♪」





ん??
だ・・・男子なの?!





ハルト「よろしくお願いします」





ええええええ~!!!!
男子だったの?!





ハルハ「え?? 男の子だったの??
女子だと思ってた!」





よくぞ聞いてくれた。
我が妹よ!!





パパ「誰も女子なんて
言ってないぞ」





レイナ「じゃあ・・・
やっぱりこの人が・・・」





ママ「そうよ♪ カレが
アナタのパートナーよっ」





ハルハ「なかなかカッコイイじゃん」





いやいや・・・
関係ないよ・・・





男子だったんだ・・・





ウチ・・・
男子苦手なんだけど・・・





なんて思ってたら
ハルト君が近づいてきた。





ハルト「君が・・・レイナちゃん??」





レイナ「はい・・・まぁ・・・」





ハルト「よろしく!」





レイナ「よ・・・
ヨロシクです・・・」





うっ・・・
何か気まずいってゆーか・・・





爽やかオーラ出っぱなしw





ママ「まぁまぁ♪
2人とも緊張してるわね~」





パパ「まずは2人きりで
話したらどうだ??」





ハルト「そうさせていただきます!!」





おっ・・・
なかなか礼儀正しいな・・・

















............





ってワケで今は
ウチの部屋に来ています。





レイナ「えっと・・・
ココがウチの部屋・・・
です・・・」





ハルト「あっ・・・
1つ言っとくけどさ・・・
俺の足引っ張らないでよ??」





はい?!
何様なんですか??





ってゆーか・・・
さっきの態度と
全く違うんですけど。





レイナ「それは
コッチの台詞です!!!!!」





ハルト「ふーん・・・
あっ・・・オレ・・・
基本、こーゆー悪い性格だし
・・・早くなれろよw」





レイナ「あ~はいはい。
言われなくても
そうするつもりですよ~。
・・・あとウチのコト、
レイナって呼んで!!」





ハルト「はぁ?! 最初から、
そー呼ぶつもりだしw
ま、オレは呼びすてで良いよ」





あぁ~・・・
何か嫌な奴と
パートナーになったな~。

















― 翌日 ―





ウチはいつも通り通学した。





ハルトは、市立のところらしい・・・





レイナ「はぁぁぁぁ~」





ミアン「朝からため息ついて、
どーしたの??」





コノ子は大親友♪





でも、
探偵だってコトは
ヒミツ・・・





レイナ「何にもないよっ」





ミアン「そっか!
でも・・・
クマができてるww」





レイナ「いや・・・
寝不足で・・・」





ミアン「そっか~w
・・・ん?? アレ??
校門に違う学校の生徒が
たってる~♪ イケメン!!」





ま・・・
まさか・・・





ハルト「おいっ!! レイナ!!」





コイツだぁ~。





レイナ「何??
ってか何でいんの??
ココ、ウチの学校!!」





ハルト「いや・・・
今日お前の家行くからってゆーのを
言いに来ただけ。
・・・あっ・・・それと・・・
コレ、オレのパートナーになった印なっ」





レイナ「わぁ・・・カワイイ・・・」





ハルトがくれたのは
カワイイ、ネコのキーホルダー。





ミアン「あのぉ~・・・レイナ??
誰なの??」





レイナ「あああ!! ふっミアン!!
えっと~・・・」





ハルト「あっ・・・!!
コイツ、オレの彼女♪」





ミアン「は?? レイナ・・・
ホントなの??」





ココは・・・
ウソつくしかないっ!!!





レイナ「うっ・・・うん・・・」





ミアン「キャアーーー」





あ・・・
興奮しまくっちゃったヨ。





またミアンに
ウソついちゃった・・・





ゴメンっ。

















― 放課後 ―





ウチの部屋には・・・
ハルトと・・・ウチ・・・





あぁ~。





朝の出来事から
ハルトのことばっか
考えちゃうっ・・・





ウチのコト
助けてくれたんだよね・・・





ハルト「何ヘンな顔してんの??
元からへんだけど・・・」





レイナ「うるさいっ!!
考え事してたんですぅ~」





ハルト「あっそ」





レイナ「ってか何で、
今日学校来たの?!
キーホは家でも渡せるじゃんっ」





ハルト「いや・・・
会いたかったし・・・///」





レイナ「ちょっ・・・///
何いってんの・・・///」





もぅっ・・・今、
不覚にもドキドキした~・・・///





あぁ・・・さっきから
心臓がうるさいっ

















............





そして・・・
それから1ヶ月が
たっていった。





ウチとハルトは
協力し合いながら
謎を解いていった。





あと・・・ウチ、
多分ハルトが好き。





一緒にいると
ドキドキするんだもん・・・///





ケド、探偵は
「恋愛禁止」。





告白なんて絶対しない。

















............





ある日・・・





いつも通り
下校していた。





ルンルーン♪





今日もハルトが
来るんだーー♪





すると・・・
誰かに手首を捕まれた。





レイナ「だ・・・だれっ?!」





キャぁぁぁぁ~~。





ウチの叫びは
声にならなかった。





口をふさがれ、
目を隠され・・・
車に乗せられた。





???「ゴメンネ~、お嬢ちゃん!!」





レイナ「誰なの?!」





口だけ解放されたウチは
男に言った。





???「今井ハルトのライバル♪」





レイナ「ハルトの??
ってゆーか・・・
目・・・開けさせて!!」





???「いやだねっ」





レイナ「名前ぐらい教えなさいよ!!
ウチを誘拐した目的もね!!」





???「名前は久野ナツ。
お前を誘拐した目的は・・・
ハルトをおびき寄せるため・・・
殺しはしないよ・・・」





ハルトを?!





ナツ「アンタ、ハルトの
パートナーなんだろ?!」





レイナ「ハルトになんの
恨みがあるのよっ!!!」





ウチは声を荒げて言った・・・





ナツ「オレの名探偵の座を
奪いやがったんだよ・・・」





レイナ「そんなコトで
ハルトを巻き込むなっ!!!」





バシッ。





ウチ・・・
殴られた・・・??





あ・・・意識が・・・





ナツ「ふんっ。
調子乗ってると
もっとひどいことするぞ」





その声が聞こえた直後・・・
意識がなくなった。

















............





ん??
ココ・・・どこなの??





あれ?? 目隠し・・・
ハズされてる??





あっ・・・
久野ナツ・・・





と・・・ハルト??





久野の手には
バットが握られている・・・





あ、声が聞こえる・・・





ハルト「何で関係ないレイナを
巻き込んだ?!」





ナツ「だって、おまえら
パートナーなんだろ?!」





ハルト「関係ないっ!!
レイナは・・・大切な奴だから!!」





ハルト・・・
ありがとう。
来てくれたんだね。





ナツ「ははっ・・・
何が大切な奴だよ」





そぅ言って久野は
持っていたバットを
振り下ろした。





レイナ「ハルトっっ!!
危ないっ!!!!」





ばんっ。





いや・・・ハルト・・・
殴られたの??





「・・・う・・・レイナっ!!!!」





レイナ「ふぇっ?!」





どぅやら・・・
また意識がなくなってたみたい・・・





ハルト「レイナ!! 大丈夫か?!」





レイナ「ハルト・・・
生きてるの??」





ハルト「当たり前じゃん。
お前を守るために
来たんだからさ・・・///」





レイナ「ハルト・・・ありがとうっ!!
ウチ、ハルトのこと好き」





ハルト「オレも・・・」





掟、破っちゃったケド・・・





気持ちが
抑えきれなかった。





レイナ「ケガ・・・してない??」





ハルト「オレは大丈夫。
レイナは??」





レイナ「ウチも平気」





ハルト「ゴメンな・・・
巻き込んで・・・」





レイナ「ううん。
ハルトが来てくれるって
信じてたから」





ハルト。
大好きだよ。





それから家に帰って、
パパとママに事情を話した。





ハルトと付き合うことも。





パパもママも
真剣な顔してたけど・・・





「ハルト君ならいいよ」
って言ってくれた♪

















― 5年後 ―





ウチたちは結婚した。





子どもも生まれた。





そして・・・
2人でまだパートナーを
組んでいる・・・





これからもずっと・・・
2人で謎を解いていくんだ!!





レイナ「ハルト大好きっ」





ハルト「オレも!!」







*Happy End*

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