青春の意味

CAST吉本麗南

作者：ゆい

2023.10.13

はろはろ。
中３の吉本レイナです！
絶賛青春中。

今日ね定期テスト明けで
久しぶりの部活なんだー！

皆青春って言ったら
彼氏とか恋愛を思い浮かべたでしょ～笑

うちの場合は違うんだなぁ～笑

ムフフ。

うちの青春は
大好きな部活！

陸上部に入ってるよ。

陸上のことを考えるだけで
ハッピー！

そんなことを考えながら
廊下を歩いていると
誰かとぶつかった。

レイナ「ごめんなさい！」

うちはぶつかった女の子に
謝った。

？「大丈夫ですよ。
レイナ先輩こんにちは！
今日から部活ですねー。
よろしくお願いします」

ぶつかった女の子は
うちの１つ下の陸上部の
ハルハだった！

レイナ「ハルハー久しぶり！
今日からがんばろうねー！」

うちは、ハルハに抱きついた。

ハルハとは、
先輩後輩の関係なのに
すごく仲良いんだ！

ハルハは可愛いし、
礼儀もしっかりしてるから
すごく良い後輩なんだ。

ハルハ「先輩、私、
好きな人できましたよー！」

レイナ「え?!　ハルハおめでとう！」

ハルハ「部活終わった後
話しますね！」

レイナ「うん！」

そう言ってハルハと別れた。

オーマイガーーーーー！

後輩に
先越されちゃったよ（泣）

まあ、うちは恋というものに
無縁だから、
しょうがないしょうがない（笑）

★。。・☆。。★。。・☆。。・★。。・☆。。★。。・☆。。★

そして放課後になり、

レイナ「部活行こ！」

ミアン「うん！」

今返事をしたのは
同じ部活で親友のミアン。
優しくて女神のよう。

グラウンドに行って
準備をしていると、

リョウ「吉本先輩、川原先輩
お久しぶりです！
今日からよろしくお願いします」

ミサキ「吉本、川原、
今日からまたがんばろうな！」

２年のリョウ君と同じクラスの
北島ミサキが言ってきた。

レイナ、ミアン「頑張ろー！」

そして、久しぶりの
部活が終わった後、

ハルハ「レイナ先輩～」

レイナ「ハルハ、誰が好きなの？」

ハルハ「実は・・・
リョウ君なんです！」

な、なぬーーーーー！

レイナ「リョウ君か！
もうつきあったりしてる？」

ハルハ「まだまだですよー。
リョウ君って
イケメンだと思いませんか？
足も男子の先輩より早いし！」

レイナ「うーん、確かに
運動できる男子っていいと思うよ！
確かに、リョウ君は
３年の北島達よりも足が速いし、
先輩にも礼儀正しいし、
最近は北島と仲がいい気がする」

ハルハ「頑張ります！
レイナ先輩、協力お願いします！」

レイナ「もちろん。
ハルハ応援してるよ！」

そのあとハルハと別れて、
家の近くまできたとき、

リョウ「吉本先輩、お疲れ様です！」

そう言ってリョウ君が
隣の家に入っていった。

リョウ君と
うちの家は隣なの。

だから、昔からの知り合い。

リョウ君は妹の面倒見も良いし、
ハルハにはぴったりだね！

そう納得して、

「ただいまー！」

元気よく扉を開けた。

★。。・☆。。★。。・☆。。・★。。・☆。。★。。・☆。。★

翌日、朝練の時。

ハルハ「私、リョウ君に
告白しようと思います！」

レイナ「え?!　いきなり?!
いつ告白するの？」

ハルハ「今日部活が終わったら
教室にきて、って言いました。
まず意識してもらうために言います！
レイナ先輩
廊下で見守っててください！」

レイナ「うん！
緊張すると思うけどがんばって！
うち恋愛したことないから
アドバイスとかできないけど
応援は精一杯するよ！」

ハルハ「頑張ります」

そう言って
朝練は終わった。

私は授業中、
ずっとハルハのことが気にかかってて
しょうがなかった。

うちは恋愛経験ないから
応援するしかなかった。

・＊。・　放課後　・。＊・

陸上部「ありがとうございました！」

グラウンドにお辞儀して
部活が終わった。

さすがのハルハも
緊張してきたらしい。

着替えるときに
手が震えていた。

ハルハ「教室行きましょう」

レイナ「うん」

教室に着いた。

まだリョウ君は
きていない。

ハルハ「じゃあレイナ先輩、
廊下で見守っててください！
頑張ります！」

ハルハは緊張で
涙ぐんでいた。

うちはハルハを
ぎゅっと抱きしめて
教室を出た。

廊下に出て、
辺りを見回した。

まだ、来ていない。

廊下にいると
あやしまれると思ったから、
うちは流し台の陰にしゃがんで
隠れてリョウ君を待った。

数分した後、
足音が聞こえてきた。

でも２人いる。

誰？

そう思って
そっと流し台の陰から顔を出すと、
そこにはリョウ君と北島がいた。

ミサキ「リョウ、頑張れよ」

リョウ「振られると思うけど
がんばります！」

ここでうちは
全てを理解した。

リョウ君も
ハルハのことが好きで
告白しようとしてるんだ！

リョウ君も
同じように相談してたんだ。

ハルハ良かったね。

心の中で
ハルハに話しかけた。

そしてリョウ君が
教室に入っていった。

すると北島が
こっちに向かってきた。

ヤバい！
ここにいることがバレる！

ていうか、
なんでこっちにくるのよ！

と思い辺りを見回すと、
うちの後ろには更衣室があった。

この場面で着替えるんかい！

北島に突っ込みを
いれそうになった。

そんなことを考えているうちに、
北島がうちの前に来た。

ミサキ「吉本？」

レイナ「ハルハとリョウ君、
つき合えるといいね！」

うちはいきなり言った。

ミサキ「そうだな！
星名とリョウならうまく行くよ！
お前も星名の見守り役？」

レイナ「うん！」

すると北島がしゃがんで
いきなり顔を近づけていった。

ミサキ「吉本が好きだ」

レイナ「ふぉ？」

あまりも驚きすぎて
変な声がでた。

北島は顔を近づけたまま
言った。

ミサキ「俺、吉本のこと
１年の頃から好きだったんだ。
後輩思いで優しいところに惹かれた。
もう一度言う、付き合ってくれ」

うちは、迷った。

今まで告白されたことや
人を好きになったこと、
なかったから。

北島はとても良い人だ。
この人なら好きになれる！

そう決意した。

レイナ「北島、うちも好きだよ！」

とびきりの笑顔で言った。

ミサキ「吉本、これからよろしくな。
いや、吉本じゃなくて・・・」

レイナ「ん？」

耳元で、「レイナ」と、
名前を呼んでくれた。

その瞬間、ガラガラと
教室のドアが開く音がした。

レイナ「ハルハとリョウ君だ！」

うちは北島と一緒に
廊下にでた。

ハルハとリョウ君は
手を繋いでた。

レイナ「ハルハ！　リョウ君！
おめでとう」

ミサキ「星名、リョウ、
おめでとう」

うちらは満面の笑みで
祝福した。

ハルハ「先輩もおめでとうございます！」

リョウ「ミサキ先輩と
吉本先輩もおめでとうございます！
ミサキ先輩も成功して
よかったですね！」

ミサキ「おう！」

レイナ「え？
なんでリョウ君と
ハルハが知ってるの？」

ハルハ「この計画の前に
実は私達、つきあってたんです！
それでリョウから、
北島先輩がレイナ先輩に告白するから
手伝ってほしいというのを聞いて
作戦を立てました！」

ミサキ「レイナ、だましてごめんな。
でもサプライズで
告白したかったんだ！」

うちは嬉しかった。

こんなに良い後輩と
彼氏がいて幸せだ！

レイナ「皆、ありがとう！
こんなに嬉しいの初めてだよ！」

ミサキ「ところでレイナは
いってくれないの？」

レイナ「何を？」

するとミサキが
耳元でこそっと、
「ミサキって呼んでよ」
と言ってきた。

うちは耳元で、
「ミサキ！」
と笑顔で言った。

そしたらミサキも
笑顔になってくれた。

＊終わり＊

＊ニコ学名作リバイバル＊
この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。