本当の恋の始まりとはこういうこと

CAST吉本麗南

作者：ちょこれーと

2024.01.07

「やばーい！
遅刻するーー！」

みなさんこんにちは！
中３の吉本レイナです！

今私は、絶賛遅刻中！

だから、朝ご飯のパンだけ
口にくわえて走ってます。

レイナ「あとは、
そこの角まがったら
直進だ！（笑）」

ドンッ

レイナ「いてててて・・・」

??「大丈夫か？」

レイナ「うーん・・・って」

えっ?!　誰?!
めっちゃ可愛いかっこいい！

??「はい」

レイナ「え？　手・・・」

??「起き上がって」

レイナ「あ、ハイ・・・////」

何この人・・・
優しいじゃん・・・

しかも、初対面で
手をつなぐなんて・・・

レイナ「あの・・・
ありがとうございました」

??「全然。さようなら」

レイナ「はい・・・・って
遅刻しちゃう！」

やば！
これ完全に遅刻だ・・・

・＊。・　学校　・。＊・

キーンコーンカーンコーン

レイナ「先生、本当に
ごめんなさい・・・」

先生「わかりました。
次からは気をつけてね」

レイナ「はい」

ルミ「レイナ
初めて遅刻したね～」

レイナ「たしかに！」

先生「はい！
みんな聞いてください。
ここで転校生を紹介します」

レイナ「急に転校生なんだ！
誰だろ～」

ルミ「イケメンだったら
どーするの？」

レイナ「っ！
そんなこと聞かないでよ！////」

ルミ（照れてんな～～）

ミサキ「はじめまして。
北島ミサキです・・・
よろしくお願いします」

レイナ「あれ？
あの子・・・・」

ルミ「？　どした？」

レイナ「あっ」

ヤバい・・
目があった・・・

先生「じゃあ北島君は
吉本さんの隣ね。
吉本さん。
手挙げてくれる？」

レイナ「はい」

ミサキ「さっきぶりだね。
俺、ミサキ。よろしく」

レイナ「あ、私は吉本レイナです。
こちらこそ
よろしくお願いします・・・」

・・・あれ？
ずっと私のこと見つめてる？

レイナ「なんですか」

ミサキ「タメ口のほうが
いいんだけど、いいかな？」

いや、そこですか。
ってツッコミたいんだけど、

レイナ「あ・・・うん///」

ミサキ「ふふっ///」

あれ？
今照れてた？

いや・・・
気のせいだよね。

・＊。・　帰り道　・。＊・

ミサキ「レイナー」

レイナ「！///　なに？」

いや、いきなり名前呼びは
やばいって・・・

ミサキの「一緒に帰らない？」

レイナ「え、あ、はい」

ミサキ「ふふっ。また敬語」

レイナ「あっ！　ごめん・・・」

ミサキ「そういうとこ
かわいい」

レイナ「え？」

今、かわいいって・・・
いや、気のせいだよね・・・

ミサキ「レイナ」

レイナ「ん？」

ミサキ「好き」

レイナ「え？　好き？」

ミサキ「付き合って」

レイナ「え?!
いや、流石にそれは・・」

ミサキ「俺は、本気だよ」

レイナ「っ・・・///」

ミサキ「返事は？」

レイナ「・・・よろしく
お願いします」

ミサキ「まだ敬語のクセが
なおってないね」

レイナ「もぅ！　それぐらい
許してくれたって・・・・っ」

ミサキ「マジでかわいい」

レイナ「っ！///」

少女漫画みたいな恋の始まりで
これからがとても
ドキドキしてしまいそう・・・

＊ｅｎｄ＊