告白予行練習

CAST白尾 留菜白尾 留菜

作者:みかん

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2023.11.15

ルナ「いきなりで
ごっ、ごめん・・・」





リョウ「ん?」





ルナ「リョウのことが
ずっと前から好きでした」





リョウ「うぇ?」





そんな顔しないで。





ふられるなんて
やっぱ、いやだ。





ルナ「うそだよー!」





リョウ「はぁ?」





ルナ「告白練習だよ・・・」





ヤバっ。泣きそう。





リョウ「本気になるよ?」





ルナ「え?」





そんな顔しないでよ。





うそをつかないでよ。





やめてよ。





リョウ「しかえし」





ルナ「ぶーーーー」





リョウ「で、だれなん?」





ルナ「えーーー?」





リョウ「いわないと・・・」





(壁ドン)





リョウ「すきになるよ?」





ルナ「ええええええ!?」





リョウ「騙されすぎだ、ばーか」





やばい惚れる。





もう惚れてるけど。

















☆*☆*☆*☆☆*☆*☆*☆*☆*





リリカ「なにそれっ。
憧れのシチュっ」





この子は漫画とか小説大好きな、
モテ女子リリカ。





ソノマ「告白練習ってやるねー」





この子はリョウとダイジと同じで
幼馴染の松尾ソノマ。





ルナ「まってよー。結局、
こくれなかったんだよー?」





リリカ「なんか『告白予行練習』
みたい」





ルナ「なにそれ」





リリカ「しらないのー?」





ソノマ「ほらっ!
この前動画で見た歌だよっ」





ルナ「あっあれか!」





リリカ「ルナは
あんな感じなんだよー?」





ルナ「でも、あんな
うまくいくはずないよ・・・」





ソ・ダ(ルナ・・・・)

















☆*☆*☆*☆☆*☆*☆*☆*☆*





リョウ「おーい。ルナ達。昼だぞ」





ルナ「あ。リョウたち。
ソノリリいくよー」





ダイジ「リリカの弁当うまうま」





リリカ「ありがとう。かわいい」





ダイジとリリカは
付き合っている。





3人「見せつけやがって」





ソノマ「あ、提出しなきゃいけない
プリントあったんだった。
行ってくる!」





4人「いってらっしゃい」





ソ・リ・ダイ(ニヤッ)





リョウ「あのさ。
昨日のことなんだけど」





なんだろう。





リョウ「誰のことなのか
教えてくれない?」





あんただよ・・・





なんか言えなくて。





ルナ「えー」





リョウ「お願いっ」





ルナ「いやだっ」





リョウ「なんで」





ルナ「なんでも」





リョウ「教えろよ」





(肩を掴む)





ルナ「わ・・・私にだって・・・
おしえられない・・・ことだって。
あるのっ!」





泣くなようち。





リョウ「そっ・・・そうだよな。
ごめん」





ルナ「あ・・・」





(リョウが立ち去る)





3人(なにやってんの)













☆*☆*☆*☆☆*☆*☆*☆*☆*☆*☆*☆*☆*☆





3日も話せてない。





何してんの、うち。





帰りもひとりで
ほんと何してんだか。





リリカやソノマとも、
話す気になれない。





リリカ「ねっねぇ・・・ルナ」





ルナ「はなしかけないで・・・」





早く逃げなきゃ。





話したいこと
いっぱいあるし。





安心したいけど、





2人に頼ってばっかりじゃだめ。





リリカ「・・・なっなんでなの~」





ルナ「え?」





リリカが、





しっかりものの
リリカが・・・





泣いてる。





リリカ「なんで・・・
たよってくれないの?」





ルナ「めいわくでしょ?
いつも応援してくれてるのに」





リリカ「失敗したなら
また失敗しなよ」





ルナ「え?」





ソノマ「失敗した分
私たちが支えるから」





リリカ「迷惑って誰が言ったの?
私たちを信じて」





ルナ「2人」





(駆け寄る)





リリカ「だめ。
今伝えることがあるのは
私たちじゃないよね」





ルナ「告白予行練習みたいには
うまくいかないかも」





リリカ「そしたら
泣いて帰っておいで」





ソノマ「待ってるから」





ルナ「ありがとう・・・
でも、笑顔で帰ってくる!」















☆*☆*☆*☆☆*☆*☆*☆*☆*





ルナ「ちょっと待って」





リョウ「ルナ・・・」





リョウ「好きな人に告白した?
うまくいった?」





ルナ「わかんない」





リョウ「やっぱ教えたくないか」





ルナ「だっていま
告白するんだもん」





リョウ「いってらっしゃい。
練習はいらないよ。
素直なことが1番」





ルナ「うん。だから
うまく言えないかもだけど。
聞いて」





伝える。





ルナ「一緒に手をつないで歩くのも、
お出かけで笑い合うのも、
りょうとがいい。
わがままで、破天荒で、
ルナのこと好きじゃなきゃ
許せないけど、けど・・・・」





リョウ「うん。教えて。
ルナの思ってること。率直に」





ルナ「好きです。
リョウが世界で1番好きです」





リョウ「ダイジとかは?」





ルナ「・・・1番・・・
リョウの次に・・・」





リョウ「ふふっ・・・
ルナの性格は
俺しか受け止められないからな」





ルナ「え・・・それって・・・」





リョウ「こちらこそ。
好きだよ、ルナ。
もう告白予行練習だなんて
言わせないからな」





告白予行練習





全く意味がなかった。





笑顔で帰ってくることは
できなかった。





だって
嬉しすぎたから。





リリカ「あ、泣いてる」





ソノマ「でも、いい笑顔だね」





ダイジ「あとは、
ソノマだけだね」





ソノマ「リョウスケくんは
いいからっ!」





ルナ「笑顔で帰って来れた」





リョウ「大事にするから」





ルナ「大事にしなきゃ
おこるからー」





ソノマも
リョウスケくんと付き合って、





みんな最後は笑顔。







☆END☆

この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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