それでもやっぱり
作者:れんれん
私、ミユウ。
となりにいるのは、
シャノン。
いつものように
下校中です。
ミユウ「はぁ」
シャノン「今日も暗いね」
ミユウ「うん・・・」
シャノン「もう忘れなって
言ってるのに・・・」
ミユウ「そうだよね・・・
ごめんごめん! 行こっ」
*。・ 3ヶ月前 ・。*
ハルト「今日も、ミユウの顔見れて
うれしかった」
ミユウ「何言ってるの。
つきあってるんだから
当たり前でしょ」
ハルト「そ、そうだよな・・・」
ミユウ「なんかあった?」
ハルト「ううん、だいじょうぶ。
またな」
ミユウ「うん!」
今、考えてみると
この日のハルトは
少し変だった。
あれから連絡
とれないな・・・
シャノン「今! アイツのこと
考えてたでしょ!」
ミユウ「あはは・・・ごめん・・・」
シャノン「もー、女の子に
さみしい思いさせるやつなんて
最低だよ!」
ミユウ「そうだよね・・・
でも、ハルトのことだから
きっとなんかあったんじゃ
ないかなって・・・」
シャノン「ミユウ、
やさしすぎだよー。
あっ、私こっちだから!
また明日」
ミユウ「う、うん」
((バスケの音が聞こえる))
そういえばハルトも
バスケ上手だったなぁ。
((ドンッ))
ミユウ「イテテテ・・・」
リョウ「すみません!
だいじょうぶですか?」
ミユウ「だいじょうぶです・・・」
リョウ「あの・・・
ここら辺の子ですか?
あっ、俺、リョウっていいます。
来月ここに引っ越してくるんです。
もし良かったら
案内してもらえませんか?」
ミユウ「私・・・ミユウです。
いいですよ」
*。・ 30分後 ・。*
リョウ「それでさ、
オレの友達がさー」
ミユウ「なにそれー、アハハ」
私、ひさびさに笑ったかも・・・
リョウ君って
いい人だなぁ。
リョウ「今日は、本当にありがと。
あのさ・・・
また明日もいい?」
ミユウ「もちろん!」
それから私は、リョウ君と
毎日会うようになりました。
リョウ君といると
心の底から
笑顔になれるんだ。
シャノン「最近明るくなったよね!
なんかいいことでもあった?」
ミユウ「そうかな?
なにもないよー笑」
シャノン「ほんとー?」
ミユウ「ほんとだよー笑」
*。・ そんなある日 ・。*
リョウ「明日、バスケの試合なんだ!
応援に来てくれる?」
ミユウ「行く行く!
がんばってね」
リョウくん、試合かぁ。
いつも一生懸命
練習してたもんね!
わたしも全力で
応援しなきゃ。
*。・ 試合当日 ・。*
ピロンっ
なんだろう?
「ミユウちゃん。
この試合に勝ったら
俺とつきあってください」
リョウくんからだ・・・
どうしよう・・・
ピーーーーー
はじまった・・・
やっぱりリョウ君
かっこいなぁ。
でも相手チームの
あの人もすごいな・・・
え!? ハルト!?
なんで!?
なんでここに・・・
なんで!?
バタッ
**-・.・***・.・-**
え・・・
ここは、どこ?
薬のにおい・・・
私、たおれたんだ・・・
ハルト「おっ、目さめた?
だいじょうぶか?
おっちょこちょいなのは
昔から変わってねーな笑
ばーか(デコピン)」
ミユウ「イタっっ。
てか、なんでここに!?
なんで連絡くれないの!?
なんで!?」
ハルトが私のひざの上で
うつむいた。
ミユウ「えちょ・・・」
ハルト「ごめん。ごめんな。
俺の親、離婚したんだ。
それで家の中ゴタゴタしてて
連絡できなかった・・・」
ミユウ「そうだったんだ・・・
私こそ、無神経に聞きすぎた。
ごめん」
ハルト「だいじょうぶ・・・
お前、いま彼氏は?」
ミユウ「いないよ」
ハルト「よかったぁ。
あのさ、俺と
やりなおしてほしい」
ミユウ「え・・・でも・・・」
ハルト「知ってる。リョウだろ?」
ミユウ「なんでそれを・・・」
ハルト「俺とリョウは
昔からバスケでライバルなんだ。
それで今日も、試合前に会いに行ったら
リョウがお前にメールしてた。
それでお前が今日ここに来ることも、
リョウとのことも知った。
かくしてるのは悪いと思って
俺とミユウのことも話したよ」
ミユウ「そうだったんだ・・・」
ガチャ
リョウ「ミユウちゃん!
だいじょうぶ!?」
ミユウ「リョウくん・・・
う、うん。だいじょうぶだよ」
リョウ「よかった・・・
あっ、ハルト・・・
ミユウちゃん、
今日試合負けたんだ。
でもミユウちゃんを好きな気もちは
ハルトに絶対負けない。
だから俺とつきあってください」
ミユウ「リョウくん・・・ありがとう。
私、ハルトのことがあって
ずっと暗くて、
そんなときに出会って
私を明るくしてくれたのが
リョウくんなんだ。
だからすごい感謝してるんだ。
ありがとう」
リョウ「うん・・・」
ミユウ「でも・・・
私が好きなのは、
やっぱりハルトなんだ。
だから・・・ごめんなさい」
リョウ「・・・
あはは・・・俺、ダッセ・・・
バスケでも恋でも
ハルトに負けてさ・・・」
ミユウ「リョウくん・・・」
ハルト「リョウ・・・」
リョウ「でも・・・
俺。あきらめないから。
いつかバスケでも恋でも
ハルトを超えてみせる。
だからそれまで待っててほしい。
ハルト、次ミユウちゃんを
悲しませたらゆるさねーから。
じゃぁね」
ガチャ
リョウくん・・・
無理に笑ってるの
バレバレだよ・・・
最後までやさしいんだね。
ありがとう。
ハルト「ミユウ、ありがとう。
もう絶対離さねーから」
ミユウ「ううん。
そんなこと、
ハルトにできるの?笑」
ハルト「で、できるし!笑」
やっぱり私は、ハルトと
笑いあってるときが
1番幸せ・・・
ミユウ「ハルト?」
ハルト「ん?」
ミユウ「すきだよ。だーいすき」
ハルト「今のミユウ、
めっちゃかわいい。
俺も大好きだよ」
そしてハルトは
私をやさしく
包んでくれました。
*END*
この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
松田 美優
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