これからもずっと

CAST松田 美優松田 美優

作者:ハニオレ

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2022.10.09

こんにちは、
中学1年生の
松田美優です。





書道部に
所属してるの。





で、今は、来月の
全国書道パフォーマンス選手権に
出るメンバーで
練習をしてるところ。





そのメンバーは、
中山あやか先輩、
榎本月海先輩、
有坂心花先輩、
小松崎ふたば先輩、
国本姫万里、伊藤沙音と
私の計7人。





あやか先輩を中心に
曲に合わせて
パフォーマンスをするの。





途中で心花先輩と
ふたば先輩『はなたば』で
ダンスを披露する。





そして中1の私と姫万里、
沙音は、書道以外では
先輩のサポートに付く。





けど、私は1番の
クライマックスのところの
大筆を任された。





あやか「みんな!
パフォーマンスの
位置確認するから
集まって!」





みんな「はいっ!」





私たちは大会まで
ずっと一生懸命
練習した。













::* 大会当日 *::





アナウンス「大会出場者は
受け付けを済ませてから
各楽屋へ行ってください」





あやか「まずは
受け付けだね!
みんな、行こう」





受け付けの人「はい、
二コラ学園中等部の
みなさんですね。
お名前を確認します。
中山あやかさん、榎本月海さん、
有坂心花さん、小松崎ふたばさん、
伊藤沙音さん、国本姫万里さん、
松田美優さん。計7名、
みなさんいますか?」





あやか「はい。大丈夫です」





受け付けの人「では、
楽屋に案内します」













::* 楽屋 *::





心花先輩とふたば先輩は
楽屋の鏡を使って
ダンスの練習、
あやか先輩は1番最初に書く
ソロパフォーマンスの字の確認。





そして、姫万里と
沙音はというと・・・





しゃのん「やばい・・・
めっちゃ
緊張してきた!」





ひまり「それな。
こんな大会
はじめてだから」





めっちゃ緊張してる。
そして私は・・・





みゆう「相手チームは
新潮中学校」





しゃのん「あれっ、そこって。
美優の好きな人が
いるところじゃん!」





ひまり「犬飼太陽君・・・
だっけ?」





みゆう「うん。////」





あやか「衣装に着替えたら、
相手チームの新潮中学校に
挨拶に行きます」





あやか先輩が
本気モードになった。
よし、私たちも!





たいよう「新潮中学校リーダーの
犬飼太陽です。
中山あやかさんですね?」





あやか「はい。
中山あやかです。
メンバーを紹介します。
榎本月海、有坂心花、
小松崎ふたば、伊藤沙音、
国本姫万里、松田美優。
計7人です」





たいよう「わかりました。
では、こちらのメンバーの
説明をします。
宮本龍之介、内田蓮、
八田大翔、前川佑、
西優行、久野渚夏、
俺の計7名。よろしく」





あやか「はい、
よろしくお願いします。
ちなみに、そちらのチームの
大筆担当は誰でしょうか」





たいよう「俺が大筆担当。
そっちは?」





あやか「こちらは
松田美優が担当します。
美優、ご挨拶を」





みゆう「大筆担当の
1年の松田美優です。
よろしくお願いします」





たいよう「うん、よろしく」





あやか「それでは
お互いに
頑張りましょう」





みゆう「太陽君!
この大会で
私たちが勝ったら
言いたいことがある」





たいよう「俺も。
どっちが勝つか勝負だ!」













::* パフォーマンス開始 *::





アナウンス「まずは
○○中学校のみなさんです」





「次に△△中学校の
みなさんです」





どんどんみんなが
パフォーマンスを終えてく。





あやか「みんな。
□□中学校の次だから、
スタンバイするよ」





しゃのん「先輩!
みんなで円陣組みません?
そのほうがやる気が出ると
思います」





るみ「いいね!
やろやろ~」





はなたば「みんな~、
頑張るぞ!」





みんな「おぉーーー!」





こはな「よしっ!
行くぞ!!
絶対勝つぞ!」





アナウンス「□□中学校のみなさん、
ありがとうございました。
次はニコラ学園中等部のみなさんです」





音楽が流れ始めて、
あやか先輩が文字を
書き始めた。





そして沙音と姫万里が
小さい文字を書いた。





心花先輩とふたば先輩が
踊り始めた。





もうすぐ
私の大筆の出番。





私の出番が来たときに
あやか先輩が
私の耳元でこうつぶやいた。





あやか「がんばれ。
新潮中に勝って
太陽君に気持ち伝えるんでしょ。
今も太陽君、美優のこと見てる。
美優ならできる!
どーんとぶつかって来い!」





私はあやか先輩の言葉で
勇気をもらった。





そして、私の大筆は
見事に成功した。





曲が終わって
みんなで一斉に礼をする。





みんな「ありがとうございました!」





アナウンス「ニコラ学園中等部の
みなさん、
ありがとうございました。
さて、次が最後となります!
新潮中学校のみなさんです!」





最初の文字は
太陽君・・・じゃない。





ステージの上には
太陽君の姿は見当たらない。





あやか「美優?
っちょっと、どこ行くの??」





みゆう「太陽君がいないんです。
楽屋行ってきます!」













::* 楽屋 *::





ガチャッ!





みゆう「太陽君・・・なんで?」





太陽君は
楽屋にはいなかった。





楽屋のテーブルの上に
紙が置いてあった。





そこには





─────────────
探さないでください。
パフォーマンスは
俺抜きでやってくれ。
自分勝手でごめん。
美優へ。ごめん。
─────────────





そう書いてあった。
私はまさかと思い、
屋上へ行った。





ガチャッ!
(屋上のドアを開けた)





みゆう「太陽君。
何やってるの?」





たいよう「美優。
来ないでくれ。
俺はなんも
役にも立たないゴミなんだ」





みゆう「えっ、
何があったの?」





たいよう「みんなで
衣装に着替えてるときに
顧問に
『お前なんかいないほうが
こいつらは頑張れるんだよ!
とっとと消えろ』
って、言われて」





みゆう「それで自信を
無くしてしまったのね。
けど、顧問の先生の言ったことは
逆の意味かもしれないよ。
太陽君に、自信もって
ステージに立って
ほしかったんじゃないの?
顧問ならそんなひどいこと
部員になんか言わないよ。
だから、自信もって
ステージに立って。
今からでも間に合うから」





たいよう「そうか?
・・・ありがとう。
俺、行ってくる」













::* ステージ *::





ステージではだんだんと
パフォーマンスが
進んでいた。





けど、最後の
クライマックスの
大筆担当は太陽君。





みゆう「間に合って・・・
間に合えっ!」





私はそう願った。





そしたら、
大筆を持った太陽君が
いきなりステージに現れた。





そして、
クライマックスの文字を
無事書き終えた。





新潮中学校のみんな
「ありがとうございました!」





太陽君、
カッコよかったよ。





アナウンス「それでは、
今回の優勝者を発表していきます。
第3位。○○中学校のみなさん。
第2位。△△中学校のみなさん。
そして、優勝は・・・
新潮中学校とニコラ学園中等部の
みなさん!!
おめでとうございます!
今から表彰式を行いますので、
優勝校の代表者の方は
ステージまでお越しください」





るみ「あやか先輩、
優勝できてよかったですね!」





あやか「うん。
代表者・・・美優。
行ってきなさい。
あなたがここの代表者よ」





みゆう「えっ、
私が行っていいんですか?」





はなたば「行ってきな!
ステージで太陽君に
気持ち伝えてきなさい!」





みゆう「はいっ!
行ってきます」













::* ステージ *::





理事長「ニコラ学園中等部
松田美優殿
あなた方は大変すばらしい
パフォーマンスで
会場を感動で埋め尽くしました。
よく頑張りました。
そのことをここに記す。
令和4年度9月21日」





みゅう「ありがとうございます!」





理事長「新潮中学校犬飼太陽殿
あなた方は大変すばらしい
パフォーマンスでした。
そのことをここに記す。
令和4年度9月21日」





たいよう「ありがとうございます」





アナウンス「ニコラ学園中等部の
みなさん、
新潮中学校のみなさん。
おめでとうございます!
以上で・・・」





たいよう「ちょっと
待ってください!
この場を借りて
伝えたいことがあります。
松田美優さん。
俺はずっと美優のことが
好きだった!
俺と付き合ってください!」





みゆう「はいっ!
私も太陽君のことが
大好き!」





みんな「ヒューヒュー!」





「おめでと~~~!」





みゆう「ちょっと、
急に抱きしめてこないでよ!
しかもみんなの前で」





たいよう「いいだろ、
俺の自慢の彼女だから。
ずっとこれからも
守り続けるからな。
覚悟しとけ!」





みゆう「じゃあ、
私はこれから
守られていくね(笑)」





たいよう「おう。
あ、あと。
さっきはありがとう。
おかげで勇気出た」





み・た『これからもよろしく
お願いします!』







::END*::

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