気づかされた恋

CAST松田 美優松田 美優

作者:miwa

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2023.11.10

ミユウ「お前とは、
幼なじみの関係がいい。
ごめんな・・・」







*****************






私、松田ミユウ。中2。
つい最近、私の幼なじみの
八神リョウスケに告白して、
見事に振られてきました。





でも、私は、
まだ君のことが好き・・・





ヒメノ「みゆうーっ! おはよっ!」





この子は
心友の青山ヒメノ!





ヒメノ「元気ないねー?
まだ忘れられない?」





ミユウ「もう吹っ切れた・・・よ!」





ヒメノ「そっか! 何かあったら
いつでも相談してね!」





ミユウ「うん。ありがと」





このことで、いつまでも
ヒメノには迷惑かけたくない。





だから、まだ好きなことも
ヒメノには黙ってる。

















*****************





─ ryosuke ─





つい最近、
幼なじみのミユウから・・・





ミユウ「あっ、あのね。
私、リョウスケのことが好きだった」





小さい頃から一緒だったミユウが
俺に告白?





でも・・・
俺は断った。





幼なじみとしては好きだけど、
恋愛となると、
やっぱ違う気がして・・・

















*****************





─ miyuu ─





あの日以来から、
目を合わせるのも気まずくなって・・・





日にちを増すごとに、
君への思いが強くなっていく。





ミユウ「はぁ・・・」





またため息でちゃった・・・





ミサキ「おい! 松田」





ミユウ「なーに?」





ミサキ「お前、週番だろ?
黒板早く消さないと、
授業はじまるぞー?」





ミユウ「あっ! ありがと」





ミサキ「おう!」





今、声をかけてくれたのは、
北島ミサキ君。





女子から人気のある男の子で、
全てにおいて完璧らしい。





北島くん優しいな・・・





私は心の中で、
ふと、そう思った。





今、初めて他の男の子のこと、
考えられたな。





こういう気持ちで、
いつかリョウスケのこと
吹っ切れるかな?

















*****************





─ misaki ─





俺は北島ミサキ。
俺には好きな人がいる。





ちらりと目線をそらすと、





ミユウ「はぁ・・・」





また、ため息してる。





まあ、ため息の理由は知っている。





幼なじみの八神リョウスケに
つい最近、振られたらしい。





そういえば、
あいつ週番だよな?
ここは声をかけるか!





ミサキ「おい! 松田。
お前週番だろ?」





ミユウ「あっ! ありがと」





ミサキ「おう」





ふと、黒板を消し終わった
松田を見ると、
ちょっと元気になっていた。

















*****************





─ miyuu ─





最近、ちょっと身軽になれたかな?





でもやっぱり心の片隅には
リョウスケが残ってて・・・





いい加減、諦めて、
次の恋でも探そうかな?





でも、やっぱりなぁ・・・





そんなことばっかり
考えていたら・・・





先生「おーい!
数学のワーク未提出の松田!
お前、放課後残って終わらせろ!
それと、今日委員会あるから、
委員会入ってるやつは
しっかり行くこと」





みんな「はーい」





ミユウ「えぇーー?」





もー最悪・・・
しかも、1人だけだし・・・

















*****************





─ misaki ─





ミサキ「ふぅ・・・委員会終わった」





そーいえば、教室に忘れ物したー↓
部活行きたいのに・・・





急いで教室に行くと・・・





あれ? 松田じゃん!
そーいえばワークが
未提出とかいってたな!





ミサキ「よ! ワーク未提出の松田!w」





ミユウ「なんですとー?」





ミサキ「ごめん。w」





ミユウ「北島くんか! どーしたの?」





ミサキ「あっ、ちょっと忘れ物して・・・
って、お前まだ終わってないの?」





ミユウ「そっか!
まぁ北島くんとは違って
バカなので!」





ミサキ「ふっ!
じゃあ俺が教えてやるよ」





ミユウ「いいの? ありがと!!」





まって。
めっちゃかわいい・・・





ミユウ「そーいえば、部活大丈夫?」





ミサキ「まぁ、委員会っていえば大丈夫!」





ミユウ「ってか、北島くん何部?」





ミサキ「サッカーだけど?
知らなかった?」





ミユウ「ごめんw 知らなかった!」





結構傷つくな・・・
まぁいいや!





その後もいろいろたくさん話せたし、
松田のワークも終わったし!

















─ miyuu ─





ワークめんどくさい・・・
終わるかなぁ?





もー!! 誰かーーー!!
その時。





ミサキ「よ!
数学ワーク未提出の松田!」





何その呼び方? ひどっ!
思わず。





ミユウ「なんですとー?」





ミサキ「ごめんw」





あぁ、北島君か!
どうやら、忘れ物を取りに来たらしい!





ミサキ「俺が教えてあげてやるよ」





ホントに? 助かるー!





その後も、たくさん喋って、
ワークも終わって・・・
いい1日だったな!!

















─ ryosuke ─





何あれ?
ミユウとミサキが2人で教室?





しかも笑ってるし?
どういう関係?





すぐ教室に入ろうとしたけど・・・





ミユウ「そうだ・・・
俺、ミユウ振ったんだ・・・」





その瞬間、
気づいてしまった・・・





俺は、みゆうが好きだった。
だけど、幼なじみとしての方だと
勘違いしてたんだ・・・





そうだと分かった瞬間、
後悔という言葉しか
頭にまわらなかった・・・

















*****************





─ misaki ─





決めた。今日告白しよう。
今しかない。





ミサキ「松田!」





ミユウ「はーい?」





ミサキ「あっあのさ・・・
今日の放課後、
教室に残ってくれない?」





ミユウ「りょうかーい!」

















─ ryosuke ─





なんだよあれ?
呼び出しって、
絶対告白だろ・・・
くっそ・・・

















─ misaki ─





ミユウ「北島君!」





ミサキ「ごめんな。呼び出して」





ミユウ「大丈夫!
で、どうしたの?」





ミサキ「俺は、ずっとお前が
好きだったよ」

















─ miyuu ─





え?





ミユウ「え、え、あの・・・」





ミサキ「いきなりごめんな。
返事は待ってるよ」





ミユウ「う、うん」





え?
どどどうしよう・・・





ミサキ「じゃあな・・・」





その時。





「おいっっっっ!!!」





振り返ると・・・
リ、リョウスケ・・・





ミサキ「どーした?」





リョウスケ「お、お前ら、
な、何してんの?」





ミサキ「別に。
俺がただ告白しただけど?」





ミユウ「ちょ! ちょっと!」





リョウスケ「そっか。
じゃましてわりぃな」





その時、一瞬リョウスケが
悲しそうな顔をした。





そ、そんな悲しい顔しないでよ・・・
期待しちゃうじゃん・・・

















*****************





─ miyuu ─





ど、どーしよ・・・
北島君からの告白の返事・・・





にしても、今日のリョウスケ、
どうしてあんな顔したの?





あれ? 私、
リョウスケのことばっか考えてる・・・





私、やっぱりリョウスケのこと、
好きなんだ!





決めた!

















─ ryosuke ─





しまった・・・
もう、ミサキ告白したらしいし・・・
もう手遅れか・・・





でも、あきらめたくない!
決めた!

















*****************





─ miyuu ─





次の日。





ミユウ「北島君!
今日の放課後いいかな?」





ミサキ「お、おう・・・」





ヒメノ「どうなってんの??」

















・*。・ 放課後 ・。*・





ミユウ「北島君。ごめんね。
北島君の気持ちには応えられない」





ミサキ「そ、そうか」





ミユウ「でも、友達としての
北島君は好きだよ!」





ミサキ「ありがと!」





ミユウ「じゃあね!」





ヒメノ「ちょっと!!
どうなってるの???」





ミユウ「ヒ、ヒメノ!」





ヒメノ「教えなさい」





ミユウ「は、はい」





ひょえーー!
ヒメノこわっ!





ミユウ「実は・・・」





私は、全てを話した。
もちろん、リョウスケが
まだ好きなことも。





ヒメノ「そっか!
じゃあ、またヒメノが
応援するよ!」





ミユウ「ありがと!!」





その時・・・





リョウスケ「みゆうーーー!
俺やっぱり、
ミユウのことが好きだ」





ミユウ「え?」





リョウスケ「あの時は振ってごめん。
俺、ずっと幼なじみだと思ってたけど、
1人の女の子として好きだよ!」





ミユウ「あ、あたしも好きだよ!」







―end―

*ニコ学名作リバイバル*
この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。

Like

この物語に投票する

松田 美優が主人公の物語が主人公の物語

NEWS!NEWS!

nicola TVnicola TV

おススメ!おススメ!

物語募集

「ニコラ学園恋物語」では、ニコ読の
みんなが書いたニコモを主人公にした
オリジナルラブストーリーを大募集中!

応募する

主人公別 BACK NUMBER主人公別 BACK NUMBER

  • nicola TV
  • 新二コラ恋物語 恋愛小説を大募集!