呪いにかかったって恋できる！

CAST松田美優

作者：C

2023.01.30

こんにちは。
松田美優です。

実はわたし、
一生全身黒の服を着ないと
死ぬという呪いに
かかっています。

これは、生まれたときから
決まっていて、
うっかりピンクの
ヘアアクセを付けてしまって
死んでしまった人もいるそうです。

この呪いを解く方法も
あるみたいだけど、
わたしは知りません。

：学校：

ルキ「今度の週末
クラスメイト全員で
遊園地行かない？」

この子は、瑠紀ちゃん。
クラスのリーダーみたいな存在。

みんな「いいよー」

ルナ「ミユウも行くよね？」

ミユウ「あ・・・わたしは大丈夫」

ルナ「いいじゃん。
行こうよ」

ミユウ「・・・・・・・・うん」

どうしてわたしは
行きたくないかというと、
遊園地ならみんな
明るい服着て行くはず。

でもわたしは、
真っ黒で行かなきゃいけない。
だから嫌なんです。

：遊園地：

約束は守らないとダメだし、
一応来たけど、
遊園地にいる子
みんなカラフルだし、
わたしだけ浮いてない？

ルナ「お待たせー」

ルキ「みんな揃ったね。
何乗る？」

ルナ「観覧車がいい！」

みんな「賛成」

ふぅ・・・・・・よかった。
誰にも触れられなかった。

：観覧車：

リミ「え。
ミユウだけ真っ黒じゃん」

ヤバっ

みんな「本当だ」

リミ「なんか不審者みたい」

あー恥ずかしかった。
もう帰りたい。

：みんなが帰った後：

レン「ミユウ、もう１回
観覧車乗らない？」

ミユウ「いいよ」

レンは幼馴染で、
昔から仲がいい。

わたしの呪いのことも
知っている。

：観覧車：

レン「俺、色々調べたんだ。
黒ずくめの呪いのこと。
今から、ミユウの呪いが
解けることしてもいい？」

ミユウ「うん」

レン「ミユウのことが好きです。
付き合ってください」

ミユウ「嘘じゃない？」

レン「うん」

ミユウ「お願いします」

レン「今から付き合ってるって
ことでいい？」

ミユウ「うん。
黒ずくめの呪い、
自分のことじゃないのに
調べてくれてありがとう」

レン「全然。
そういえば・・・・・・」

わたしは呪いが解けて、
レンともずっと仲良しな
カップルです。

＊ｅｎｄ＊