図書恋物語

CAST白尾留菜

作者：みーたん

2025.09.25

こんにちは。
白尾ルナです。

私は、放課後かならず
図書室に行く。

最初はただ
本が好きなだけで
本を読みに行ってた。

けど、あの先輩に会ってから
会いたいから図書室に
行くようになったんだ。

それは２ヶ月前、、、

＋．．　＋．．　＋．．　＋．．　＋

キーンコーンカーンコーン

ユノ「一緒に帰ろ～！
ルナ～！」

「ごめん！　今日
図書室寄りたいんだ！」

ユノ「そっかぁ。
じゃあまた明日～！」

「ばいばい」

ガラッ

今日は、あの本読も。

高くて取れないよ～・・・

？「だいじょうぶ??
取ってあげる」

「あ。ありがとうございます！」

？「はい!!　どーぞ。
名前は??」

「へっ？
あ、白尾ルナです」

？「ルナちゃんね！
俺は、松瀬ダイジ！」

「ダ、ダイジ先輩」

ダイジ「うん！　じゃ！」

カッコいいなぁ。
ダイジ先輩。

明日もいないかな。

・＊。・　翌日　・。＊・

ガラッ

あ。ダイジ先輩いない。

なんで私、こんな
落ちこんでるんだろ。

今日はこの本を・・・

ガラッ

ダイジ「あ！　ルナちゃんだ！」

「あ！　こんにちは！
今日は、どうしたんですか？」

ダイジ「いや？　別に・・・
ルナちゃんってさ！
なんの本好き？」

「あー。
ほとんど好きですよ！」

ダイジ「じゃあ、
俺のオススメの本
あるんだけど
貸してあげるか？」

「いいんですか?!」

ダイジ「うん！
いーよー！」

「ありがとうございます！」

ダイジ「じゃあ明日
持ってくるから
放課後ここで
待っててくれる？」

「はいっ！」

明日も会えるんだ！
ダイジ先輩に！

・＊。・　次の日　・。＊・

ダイジ「ルナちゃん！　これっ！」

「ありがとうございます！
じゃあ、早めに返します！」

ダイジ「いいよー！
そんな早く返さなくて！
じゃ!!!!」

・＊。・　翌日　・。＊・

返さないと～！

ふせん付けとこ！

――――――――――――――――
ダイジ先輩へ

本ありがとうございます！
またあったら貸してほしいです！

　　　　　　　　白尾ルナより
――――――――――――――――

よしっ。

「ダイジ先輩っ。これ。
ありがとうございました！」

ダイジ「はーい！
後、俺ね！　来週転校するんだ！
つか、まだ近いけど！
少ししかしゃべらなかったけど
ありがとうね！」

「そうなんですか。
こちらこそ！
ありがとうございました！」

なんで、こんなに
さみしいんだろ。

私、ダイジ先輩のこと
会ったときから
好きだったんだ。

＋．．　＋．．　＋．．　＋．．　＋

そして。

ついに先輩が
転校する日になった。

あぁ
気もち、伝えれなかったなぁ。

ガラッ。

ダイジ「ルナちゃん！
この本、あげる！」

「へ???」

ダイジ「あげる!!」

「いいんですか？」

ダイジ「うん！
最後だから」

ダイジ「じゃーね!!
ありがとう！」

「ありがとうございました！」

泣いちゃだめだ!!

・＊。・　次の日　・。＊・

ひまだなぁ。

今日は、休みだし。

あ。あの本見よ。

パラッ

ん？　手紙、はさまってる。

・。・:・°・。・:・°・。・:・°・。・:・
ルナちゃんへ

この手紙を読んでるってことは、
俺はもう転校したころかな？

ルナちゃんはいつでも
友達とかに相談しなくて
１人で解決しようとしてるよね。

俺も前から図書室にいて、
ルナちゃんのことずっと見てたんだ。

手紙で言うのはなんか男らしくないけど・・・

好きです。
ルナちゃんは１人で抱えこむ子だから
困ったことがあったら、会いに来てね！
前も言ったけど、近いから！
下に住所を書いときます。

・・・

　　　　　　　　　　　ダイジより
・。・:・°・。・:・°・。・:・°・。・:・

会いに行こう。

＋．．　＋．．　＋．．　＋．．　＋

ガタンゴトン。

「ダイジ先輩っ！」

ダイジ「ルナちゃん！」

「ダイジ先輩っ！
手紙読みました!!
ダイジ先輩が私のこと好きなんて
分かりませんでした！
私も。私も！
ダイジ先輩のこと好きですっ！」

ダイジ「ルナちゃん。
俺も。好きだよ！
ずっと一緒にいよう」

「うん！」

私たちの図書室からの恋が
未来に繋がってる。

＊ＥＮＤ＊