消しゴムから始まる恋物語

CAST松田 美優松田 美優

作者:ゆいっぴー

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2023.10.15

ミユウ「え~、
なにこの問題むずーっ・・・」





私は、松田ミユウ!
中学2年生!





今は、私が大っっっ嫌いな
数学のお勉強中です・・・





1限目で数学とか暇すぎー。
(ガックリ)





ミユウ「はぁ、もうやだ」





でも、学校で1番好きなのは
この2‐B組。





だって、私の席が1番窓際で、
めっちゃあったかくて、
幸せなんだもん!





あと・・・
私がひそかに恋してる、
黒澤リョウくんがいること。





リョウくんが
陸上部で練習してるトコ見て
ひとめぼれしちゃった。





子どもっぽいけど、
消しゴムにだって
リョウくんの名前が書いてある。





リョウ君の席は、廊下側。





正直遠いなぁって毎日思う。





けど、しょうがないかぁ。













◇.°°◇ 2限目 °.◇°.





先生「今から、
席替えをする!」





ミユウ「えぇぇぇ!!!??」





先生「どうした、松田?」





ミユウ「い、いやなんでも・・・」





この席気に入ってたのに。
もう!





先生「くじの結果、
1番足川。
2番。犬飼。
3番~~」





あ、足川さんと
犬飼くん隣だ。





確か、足川さん
犬飼君のこと好きなんだよね。
いーなぁ。





私もリョウくんと
隣になれたらいいのに。





先生「14番久野。
15番松田」





あ、私だ。
うぅわ、最悪。
ナツと隣じゃん。
終わったわ。





先生「16番《黒澤》」





え!!!!
リョウくんと、となり!?





移動中・・・・・・





うわ、ほんとに
リョウ君が隣だ!
サイコ~!





左隣がシャノンとかだったら
もっとよかったのに、
もう! なんでナツ!?





ナツは、小学校から一緒で
「ほんと、ミユウって
ちびだよなーww」
と、いつもばかにしてくる。





ナツ「隣よろー。
え、待って。
ミユウじゃんw
ちびのミユウと
再会とかおもろww」





ミユウ「は、はぁ!?」





なんでこの席に
なっちゃったんだろ。





せっかくリョウくんと
隣なのに。はぁー。





ポロッ





その瞬間、
私の手の中にあった消しゴムが
リョウ君側に落ちた。





ポトン。





リョウ「え・・・っ、」





カバーから、





【リョウくんと
付き合えますように!】





という文字が
はっきり私とリョウ君の目に
うつっている。





ひょこっ





ナツ「え!
お前、リョウのこと好きなのww
消しゴムに名前書いてるとか
ガキかよww」





ミユウ「っもうなんで泣」





教室を飛び出ていく。





リョウ「ミユウちゃん!!」













・*。・ 非常階段 ・。*・





ミユウ「うわぁ~んぁん泣
もうこれじゃもう、席隣でも
話しかけられないじゃん泣」





リョウ「ミユウちゃん!!!!
っあはぁはぁ、」





ミユウ「リョウくん、
なんでここに、、」





リョウ「ミユウを
迎えに来たんだ」





ミユウ「え?」





リョウ「遅くなってごめん。
俺、ミユウのことが好きだ!
よかったら、
付き合ってほしい!」





ミユウ「ウソ、夢みたい、、泣」





リョウ「夢じゃない。
だから、本当の気持ちを
教えてほしい」





ミユウ「、、、
私でよければ
よろしくお願いします!!」





そんなわけで、
ある意味消しゴムのおかげで
私はリョウ君と
付き合うことができました!







———END———





ナツ「ミユウ、ごめーん!笑」





ミユウ「怒」

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