告白。まさかの君と教室脱出

CAST吉本 麗南吉本 麗南

作者:さっち~

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2024.02.24

今、私、レイナは夕方の教室で
先生に見つからないように
机の下で待っている。





でも、もう約束した時間から
30分も経っている。





やっぱりハルトは・・・





えっ!
ハルトが私の隣に
ふと気がついたらいた。





「レイナ、待たせてごめん!」





「大丈夫! 私は」





と言いかけた時、
口をふさがれた。





熱を感じた。





なぜ急に口をふさぐの!?





嬉しいけど・・・
今、告白しようと・・・





「ありがとうございます。
せんせ~」





「いえいえ~」





先生と、クラスメイトで
恋バナ好きの
ハルハの声が聞こえた。





まずい! と、
私はハルトと目を合わせた。





とにかく見つからないように
しないと!!





私たちは教室の1番前にあった
大きな机の下に身をひそめた。





ガラララララと
戸が開いた。





私は、熱を感じながら
ハルハが教室から
出て行くのを待った。





そして、やっとハルハは
鼻歌を歌いながら
教室を出ていった。





そして、最終下校の
チャイムが鳴った。





「次は、先生たちに
見つからないように
教室から脱出だ!」





とハルトが小声で言った。





「そうだね」





と、私も小声で言った。





私たちはまるで
脱出ゲームをしているかのように
隠れながら
下駄箱へ向かった。





そして、最後の下駄箱への
階段を降りようとした
その時だった。





隣のクラスの
元気いっぱいで
お調子者のナツの叫び声と
帰ったはずのハルハの声が
「許さないぞー!」
と、怒鳴りながら
階段をかけ下りてくる音がした。





やばい! と私たちは
急いでがむしゃらに校庭へと
上履きのまま出ていった。





そして、校門を出た。





「どうしても言いたいことが
あるから言うね、
俺はレイナが大好き!」





と、突然言われた。





そして、





「えっ、私も言おうとした!」





と、私は笑顔で言った。





「よかったね、ハルト!」





気がついたら、あれ?
ハルハとナツがいた。





「ごめん、レイナ。
実はハルハとナツは
俺の幼なじみで
このことを全部知っていたんだよ。
これが全部計画されていたっ
ということではなかったけど」





「告白シーンは
見ずに帰ろって言っただろ!!」





とハルトが小声で
ハルハに言った。





「だって、告白シーン
超気になったんだもん!」





ハルハが
笑いながら言った。





ハルトと両思いだったなんて
うれしかった!





あと、教室脱出も
楽しかったな~。







*end*

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