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「ずっと、そばにいてあげる」

CAST橘 侑里橘 侑里

作者:hibiki

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2025.11.24

ハロー!
橘ユウリでーす。





バスケ経験者で、
男バスのマネージャーやってます!





ユウリ「八神くん、
もっと腰、低くして!」





リョウスケ「あ、はい、、!」





ユウリ「パス!
チェストパス使って!」





リョウスケ「あ、はい、、!」





ユウリ「退場!
トラベリング多すぎ!」





リョウスケ「あ、はい、、!」





最近困っているのが、
バスケ大好き、
だけどあんまりうまくない、、
バスケ部員の八神リョウスケ。





ユウリ「あのさ、八神くん。
このままだとキミは
試合に出られないよ」





誰よりも努力してる八神くんに
こんなことを言うのは心苦しいけど、
ここは厳しくしないと。





そう言ったら、八神くんは
わかりやすく
しょぼん、と落ちこんだ。





リョウスケ「そうですよね、、。
もっともっと、努力するので、
橘さん」





ユウリ「、、え?」





リョウスケ「見守っててください!!
お願いします!!」





私は八神くんの必死さに
思わず吹き出した。





ユウリ「そんなの、
決まってんでしょ。
いつでも練習につきあうし、
アドバイスならいくらでもする。
私でよければね」





リョウスケ「いいに決まってます!!」





やけに熱をこめた目で
こっちを見てくる。





まあ、信用があるのは
いいことなんだけど。





ユウリ「走りながらのドリブル弱い!
もっと前に出す感じ」





「相手のタイミング掴んで!」





「周り見て!
いつもボールばっかに
固まっちゃダメ!」





私は心を鬼にして
八神くんにアドバイスし続けた。





八神くんは死に物狂いで、
私に言われたことができるよう
努力してる。





こんなに努力してる八神くんを見て、
適当になれるはずなんかない。





本気で、バスケ部マネージャーなんて
役職も忘れ、
八神くんのマネージャーとして、
彼とともに。













* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





今日はメンバー発表の日。





「1年、久野ナツ、堀口イブキ。
2年、竹内リュウト、今井ハルト、、」





みんなが息をのんだ。





八神くんは
両手をこすり合わせて祈ってる。





「八神リョウスケ!」





ユウリ「やったあ!」





リョウスケ「よしゃ!」





私たちは人の目を忘れて
抱き合った。





「よかったあ、、!」





みんながあっけにとられたように
私たちを見てる。





私たちは
顔を赤くしながら離れた。













* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





帰り道。





リョウスケ「橘さんのおかげだ。
本当にありがとう」





ユウリ「ううん。
私もほんとにうれしいよ」





コホン、と八神くんが
咳払いした。





リョウスケ「えっと、それで、、」





ユウリ「それで?」





リョウスケ「これからもずっと、
僕のそばにいてください!
橘さんがいなかったら
がんばる気になれないです」





ユウリ「え」





私は一瞬で真っ赤になった。





うれしい。
だけど恥ずかしい。





ユウリ「そ、そんな心もちじゃだめだよ!
でも、、」





私は真っ赤になる頬を
押さえて言った。





ユウリ「ずっと、
そばにいてあげる」







*end*

※掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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