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私を守ってくれた人 ~大切な約束~

CAST橘 侑里橘 侑里

作者:ゆゆ

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2025.09.27

?「ミサキ!」





私は、ユウリ。中学2年。





ユウリには、中1の時から
つきあっている人がいる。





それは・・・
北島ミサキ。





ミサキは、
学校イチかっこいいと
よくうわさされている。





そんなミサキと
つきあえて、
うれしいと思う日々。





ミサキと出会ったのは、
小6の時。















─ 6年生の2学期 ─





先生「今日から転校生が来ます。
入って、ユウリさん」





ガラガラ。





先生「自己紹介をしてください」





ユウリ「○○県から来たユウリです。
よろしくお願いします」





転校生となって
ニコラ小学校にきた私。





先生が決めた席は
ミサキの隣だった。





ミサキ「北島ミサキです。
よろしく」





ユウリ「よ・・よろしく」





女「ヒソヒソ
(ユウリさんって調子乗ってない?)」





女「ヒソヒソ
(転校生のくせにね)」





女「ヒソヒソ
(いじめちゃおうよ)」





女「ヒソヒソ
(さんせー)」





ただ隣の席になって
あいさつをしただけで
いじめの標的になった。















─ いじめ ─





ガラガラ。





ユウリ「おはよ」





しーん・・・





女「黒板見てみなよ」





『ユウリはいじめられて転校してきた』





『ユウリの家は極貧』





ユウリ「なに、これ」





女「え、違った?」





ユウリ「転校したのは
パパの仕事の都合で、
私の家はフツーの家庭だよ」





女「でも、調子乗ってんじゃねーぞ」





ばこっ





ユウリ「いった」





私は顔をけられ
鼻血を出した。





がらがら





ミサキ「おはよー。
って、どうした?」





ユウリ「なんでもない」





ミサキ「なんでもないことないだろ。
保健室、いくぞ」





ユウリ(無言)















**-・.・***・.・-**





それから3か月、
いじめは続いて、





顔を殴られることは
毎日で、





時には階段から
落とされたり、





だんだんいじめは
エスカレートしていき、





ユウリの居場所は
ほとんどなくなっていた。















─ 1人だけの味方 ─





ミサキ「ユウリ?」





ユウリ「なに」





ミサキ「一緒にかえろ」





ユウリ「うん」





ユウリ「ミサキ、
いつも、アリガト」





ミサキ「ううん。
おれはユウリの味方だから」





いつの間にか
ユウリとミサキは
呼び捨てになっていた。





ユウリ「ミサキはさ、
私と一緒にいて
だいじょうぶなの?」





ミサキ「だから、おれは、
ユウリの味方だって言ってるだろ。
しかも俺たち、友達だろ?」





ユウリ「うん、アリガト」





ユウリ「でも、どうしてそこまで
一緒にいてくれるの?」





ミサキ「それは、中学生になったら
教えてあげる」





ユウリ「約束ね」





ミサキ「うん」















─ 恋 ─





約束をしてから、1か月。





ミサキの女子への説教により、
いじめはなくなった。





ユウリ「ミサキ、ありがと」





ミサキ「なんで?」





ユウリ「ミサキのおかげで
いじめはなくなったし、
友達もできた」





ミサキ「ところで、1か月後だね。
卒業式・・・」





ユウリ「約束、覚えてるよね?」





ミサキ「もちろん」





それから2か月後、
ユウリたちの卒業式は終わり、
ニコラ中学校の入学式が始まった。















─ クラス替え ─





ユウリ「ミサキ?
何組だった?」





ミサキ「1年1組」





ユウリ「やった。同じだ」





先生「1年1組の人たち、
教室に行きましょう」















─ 教室 ─





ユウリ「あっ、ここだ。私の席」





ミサキ「俺、ユウリの隣だ」





ユウリ「約束、いつ、教えてくれる?」





ミサキ「今。ほい、これ読んで」





ミサキがユウリに渡したのは、
1枚の手紙だった。















─ 手紙&約束 ─





────────────────────
ユウリへ

約束したこと、俺は、いまでも覚えてるよ。
何かしら教えてあげるってことだよね。
だから、教えます。
俺は、ユウリが、好きです。
             ミサキより
────────────────────





ユウリ「これって」





ミサキ「いいから返事書け」





ユウリ「書けたよ」





ミサキ「みせて」





────────────────
ミサキへ

私もずっと好きだった。
ミサキが私のこと好きなのは
うすうす気づいてたけど
実はミサキが告白してくるの、
ずっと待ってたww
だから、つきあってください。
            ユウリ
────────────────





ミサキ「これって・・・」





ユウリ「よろしくね、ミサキ」





ミサキ「ユウリ・・・」





ユウリ「ん?」





ミサキ「大好き//(小声)」





ユウリ「ユウリも//」















─ 君を好きになった理由 ─
  (ミサキ)





ある日、君は転校してきた。





名前は、ユウリ。





先生はユウリを
俺の隣の席にした。





あいさつをして、
仲よくしようかと思った。





でも、女子たちは
くだらない理由でいじめ始めた。





俺は許せなかった。





だって、俺の妹は2年前、
いじめが原因で死んだんだもん。





自殺だった。





俺はその時から
いじめから人を守ることにした。





しかし、ユウリは
いじめられていても強くて、





どんなに辛くても
笑って過ごしていた。





そんなユウリを
俺は好きになった。





いろんなことが
妹に似ていた。





名前も、性格も、顔も・・・





だから守りたくなった。















─ 大好きな人 ─
(今、現在中2になって)





ユウリ「ね、好きだよね(照)」





ミサキ「当たり前だよ」





ユウリ「私ね、
ミサキの家の事情を知って、
ミサキを守りたくなった」





ミサキ「守らなくていいよ」





ユウリ「なんで?」





ミサキ「自分の身も
ユウリのことも守るのは、
俺の役目だから」





ユウリ「ありがと」





kiss





ユウリ「えっ」





ミサキ(無言)





ユウリ「うれし//」





ミサキ「えっ?」





ユウリ「だって、結構つきあってるのに
何もなくって不安で・・・」





ミサキ「じゃあさ、これからも
一緒にいてくれる?」





ユウリ「うん///」





ミサキ「ありがと」





ユウリ「約束ね?」





ミサキ「えっ?」





ユウリ「ずっと一緒にいるって約束」





ミサキ「わかった。約束だよ」





ユウリ「絶対だからね」





こうして私たちは
2年前以来の新しい約束をした。





好きだからこそ
できる約束を・・・





この約束を私は
絶対に守るって決めたんだ。





だって・・・・・・
好きだから・・・







~END~

この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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