nicola

キーワード検索

キミは恋のキューピッド/////

CAST橘 侑里橘 侑里

作者:ひご

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2026.01.24

やっほー!
私の名前は、ゆうり。
中学2年生。





絶賛JCライフ満喫中。





でも、そんな私にも1つ、
困りごと・・・





どうしても
恋できないんだ。





誰のことも
好きになれないの泣





かっこいいなって思う男子がいても、
好きにはなれない。





それは、頭の片隅に
大好きだったあの人がいるから。









──────────────
───





「だいじょうぶ?」





そう声をかけてくれたのは
私と同じくらいの男子。





りゅうとと名乗った。





公園に連れて行った、
小さなクマのぬいぐるみ。





仕事でなかなか帰ってこない
大好きなママと
お買い物に行ったときに
買ってもらったものだったんだ。





その大切なクマのぬいぐるみが
なくなってしまって、
私は泣いていた。





「いっしょに探そう」





ふたりで探した。





公園中を探し回った。





夕方になっても、そのぬいぐるみは
見つからなくて。





それぞれのママが迎えに来て、
私は大泣きしながら帰った。





りゅうとも「ごめんね」
と謝ってきた。





りゅうとは
何も悪くないのに。





「ありがとう。
ほんとにありがとう」





私が言うと、
りゅうとは笑った。





「ううん。全然。
見つかるといいね」





「また会おうね!」





ふたりで
指切りげんまんをした。









──────────────
───





その約束は
まだ果たせていない。





でもある日、
公園の前を通ったら。





ベンチに座る
私と同じくらいの少年がいた。





その少年は大切そうに
バックパックにつけている
小さなクマをなでた。





そのクマは・・・





「りゅうと?」





どこか、りゅうとに似ている・・・
その少年は。





彼は目を見開く。





「ゆうり?」





「りゅうと!」





私は、彼にかけ寄った。





まだ覚えてくれていたことが
うれしくて。





りゅうとは、さっと
クマをはずすと私に渡した。





「これ、あのあとに見つけたんだ。
どうしても見つけたくて、探してたら。
いつキミに会ってもいいように、
キーホルダーにしてつけてた」





「ありがとう!」





私は手元のクマを見つめる。





私の恋をよみがえらせてくれた、
小さなクマ。





「どうしてもゆうりに
もう一度会いたかった」





「わ、私も!
りゅうとのことが頭から離れなくて、
好きな人なんか作れなかった・・・
って、あ」





真っ赤になって
りゅうとを見つめた。





言ってしまった。





りゅうとも真っ赤な顔を
している。





「ゆうり、俺さ・・・」





私を抱きしめてくれる。





「キャッ」





ためらいない動作で。





私の胸が揺れて、りゅうとの手が
抱きしめてくれる。





「ゆうりが好き」





「わ、私も!」





小さなクマ。





キミは私の恋のキューピッド。





私たちの恋のキューピッド。







*end*

※掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

Like

この物語に投票する

橘 侑里が主人公の物語が主人公の物語

NEWS!NEWS!

nicola TVnicola TV

物語募集

「ニコラ学園恋物語」では、ニコ読の
みんなが書いたニコモを主人公にした
オリジナルラブストーリーを大募集中!

応募する

主人公別 BACK NUMBER主人公別 BACK NUMBER

  • nicola TV
  • 新二コラ恋物語 恋愛小説を大募集!