誤解

CAST近藤 結良近藤 結良

作者:涙雨美雨

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2021.01.19

ユラ『両思いなんて存在しない』





2時間目の授業中、
窓の外を見てそう思う。





どうも、
ユラです。





絶賛片思い中です。





相手は内田レン、





格好良くて、
優しくて、
ちょっと可愛くて、
同じクラスで隣の席、





なんて少女マンガみたいな
展開じゃなくて、





席は3列離れているという
なんとも微妙な距離。





でも、
まだチャンスは
あるんじゃないの?





って思うかもしれないけど、
ないんです。





レンは
佐藤ナツミちゃんっていう
めちゃくちゃ
かわいくて
しかもモデルと
付き合っているんです。





まさに
美男美女カップル。





でもナツミとは
大切にしたい友達では
あるから





2人を応援したいとも
思っている。





でも、やっぱり、
なんか悔しくて、
悲しくて、













*。・ 中休み ・。*





カホ「ユラ、
昨日貸した小説
どうだった?」





ユラ「イマイチ!
すぐ両思いってつまんない」





ユナ「さすが、
恋愛小説辛口ユラと
言われるだけあるね」





そうなんです。





私、恋愛小説に
辛口すぎて
いつかそう言われるように
なったんです。





ナツミ「何?
3人とも何の話してるの?」





ユナ「小説だよ」





カホ「やっぱり
『俺の彼女~幽霊編~』に
勝る物はいない気がする」





ナツミ「何それ?
どんなお話?」





ユラ「主人公の男子の
クラスメイトの女子が
亡くなっちゃって
主人公の守護霊に
なって戻ってくるの」





カホ「ヒロインは
主人公が好きだけど、
主人公には彼女がいるの」





ユナ「なんか今までに
ないようなお話・・・
面白そう!
作家は?」





カホ「Y・Kだよ」





ユラ「・・・」













*。・ 放課後 ・。*





ユラ「じゃあ
行ってくるね」





ユラ母「行ってらっしゃい」





いざ、
新潮社へ。













*。・ 新潮社 ・。*





編集長「ユラちゃん
いらっしゃい」





ユラ「こんにちは」





ナツミ「えっ!?
ユラ!?」





ユラ「ヤバっ!
バレた!」





ユラ「えっと・・・」





・説明中・





ナツミ「つまり、
ユラは中1にして
人気小説家ってこと?」





ユラ「まぁそうゆうこと」





ナツミ「じゃあ、
今日言っていた
小説も・・・」





ユラ「そう、
お願いだから
秘密にしといて!」





ナツミ「分かってる」













*。・ ナツミ宅 ・。*





ナツミ「さっき本屋で
買ってみたけど、
『俺の彼女~幽霊編~』
どんな本なんだろう」





ナツミ(読みはじめる)





ナツミ「!」













*。・ 翌日 ・。*





ナツミ「昨日本屋で
『俺の彼女~幽霊編~』
買ったんだけど、
ほんっと良かった」





ユナ「だよね!
私も昨日読んだ!
最後の結末
泣いたもん」





カホ「私も!
しかも本屋大賞
とっているから
すごいよね」





ナツミ、ユナ「ね~」





ユラ「・・・」













*。・ 放課後 ・。*





ユラ「さてと、
書きますか!」





ユラ母「ユラ~
ナツミちゃんよ~」





ユラ「えっ!」





ユラ「どうか、したの?」





ナツミ「あの小説、
ヒロインを
ユラと重ねて
書いたんでしょ」





ユラ「えっ!?
なっ、何言ってるの!?」





ナツミ「主人公は
格好良くて、優しくて
ちょっと可愛くて、
レンのことでしょ」





ユラ「・・・」





ナツミ「ヒロインは
明るくてちょっと
おバカ」





ユラ「・・・」





ナツミ「そして何より
ヒロインは
本屋大賞の小説家」





ナツミ「レンに
告白すればいいじゃん」





ユラ「何言ってるの!?
ナツミはレンと
付き合っているじゃん!」





ナツミ「へ? 私が?
ないない!
いとこだもん」





ユラ「そうなの!?
なんだぁ」













*。・ 後日 ・。*





ユラは告白して、
レンと付き合うことに
なりましたとさ、





とはならなくて、





なんとナツミの
追っかけファンが
新潮社の入口で
待ち伏せしていたところ、





私がナツミと
出入りしているところを
見られてしまい、





私がY・Kでは
ないかという
情報が拡散して





バレてしまった、
と言うことだ。





まぁこれも人生よ。







*end*

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