バレンタインだから実った恋

CAST近藤 結良近藤 結良

作者:マヌルネコ@

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2021.12.07

私、近藤結良。
今、バレンタインで渡す
チョコを作っているところ。





なぜそんな展開に
なったかというと・・・













・。・。・。・。・。・
 今から1週間前の
 金曜日の放課後
・。・。・。・。・。・





「ユラ、
一緒に帰ろうぜ」





彼の名前は八田ハアト。
私の幼なじみでもあり、
クラスの人気者。





「うん、いいよ」













・*。・ 帰りながら ・。*・





ハアト「そーいえばさ、
バレンタインって
もうすぐだよな」





ユラ「うん、
2月14日だもんね」





ハアト「ユラは
バレンタインのチョコ
誰に渡すつもりなの?」





ユラ「えー、
それは秘密だよ」





ハアトが耳元で、





ハアト「俺にチョコくれよ」





ユラ「え?」





ハアト「なんてな、冗談だよ。
じゃ、ユラじゃぁな」





ユラ「え、う、うん。
バイバイ」





なんか、
意味わかんない・・・





ハアトの言ったことは
どういう意味?













・*。・ その次の日 ・。*・





カホ「おっはよー、ユラ」





彼女の名前は
河村果歩。





私の大親友で
とっても可愛い子なの。





ユラ「おはよー、カホ」





カホ「ねぇねぇユラ。
もうすぐバレンタインだよ。
ユラは誰にチョコあげるか
決めた?」





ユラ「う、うん」





カホ「えー! 誰?」





ユラ「言えないよ、
恥ずかしいもん」





カホ「もう、そういうところが
可愛いんだから(笑)
ちなみに私はレン君。
ずっと恋してたんだよね」





ユラ「えっ?
そ、そうなんだー。
頑張ってね」





カホ「ありがとう、頑張る!
それと、来週の土曜日
一緒にチョコ作ろう!」





ユラ「いいよ、
じゃぁカホのお家で
つくろう!」





カホ「OK。
じゃぁまたね」





ユラ「バイバイ」





はぁ~(ため息)
どーしよ。





私もレン君に
渡すつもりなのに・・・













・*。・ そして今日 ・。*・





カホ「早速作ろうか!」





スマホで調べたレシピを
見ながら作ることに。





ユラとカホ「できたー!」





あとはチョコを渡すだけ。





私は明日の放課後、
教室で2人きりになったら
チョコを渡すつもりなんだ。













・*。・ 放課後 ・。*・





トイレを済ませて
教室に向かう。





ユラ「ハアト、お待た・・・」





えっ?
なんでカホがハアトと
2人きりで教室にいるの?





カホ「ハアト君。
これバレンタインのチョコ。
本命だよ。
私、ハアト君のことが好き」





ハアト「ありがとう。
俺さ、カホのこと・・・」





↑番外編に続く





ダダダダダ(廊下を走る)





やっぱりダメだったんだ、
ハアトのこと好きになるなんて。





涙が止まらない。





もうこのチョコなんて
いらないよね。





ゴミ箱に捨てよう・・・





「パッ」





(ハアトがユラが
捨てようとした
箱の方の手を掴む)





ハアト「何やってんだよ。
その箱のやつ
捨てようとして。
それになんで
教室こねぇんだよ 、
待ってたんだけど」





ユラ「それは・・・ごめん」





ハアト「その箱見せろ」





ユラ「やだ、
それに私の手離してよ。
これはもういらないの。
捨てるの」





ハアト「じゃぁ
その箱なんだよ」





ユラ「やだ、言わない」





ハアト「いいから教えろ」





ユラ「ハアトには
分からないでしょ、
私の気持ちなんか。
早くカホのところに行ったら。
私と関わることないよ」





ハアト「は?
お前何いってんの」





ユラ「私、知ってるんだから。
さっきカホに
告白されてたじゃん」





ハアト「告白されたけど
カホのこと振ったよ」





ユラ「なんで?」





ハアト「それは・・・」





“バッ”(ハグ)





ハアト「俺はずっと
ユラのことが
好きだったから」





ユラ「本当に私のこと
好きなの?」





ハアト「うん、だから・・・」





ユラ「付き合おう!」





ハアト「えっ、ユラ?」





ハアト「いいよ、付き合おう!」





ユラ「やったー。
大好きだよ、ハアト」





ハアト「俺も大好きだよ、ユラ」





ユラ「あ、あとはい。
バレンタインのチョコ」





ハアト「えっ今さら?」





ハアト「う、うるさい。
早く食べて」





これからも2人の距離は
ずっと縮まったままなのでした。













・。・。・。・。・。・。・
 番外編
(カホの告白のところ)
・。・。・。・。・。・。・





カホ「ハアト君。
これバレンタインのチョコ、
本命だよ。
私、ハアト君のことが好き」





ハアト「ありがとう。
俺さカホのこと
友達としては好きだよ。
だからカホの気持ちには
応えられない、ごめん」





カホ「ううん。
別に大丈夫だよ。
チョコ食べたら
感想聞かせてね、
じゃぁ」











~終わり~

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