君の言葉のおかげで ~イルミネーション count down ~

CAST近藤 結良近藤 結良

作者:はむちーずトースト

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2023.10.28

「お前は行かなくていいよ! ね?」





「お前が行ったら
クリパが台無しになるから!」





「お前なんか、この世に
存在してないんだよ!」





「あははは! うける~」





「・・・・・」





・・・・・・あ、
申し遅れました
近藤ユラともうします。





この通り、私は
いじめられています。





私をいじめているのは
河村カホ、足川ユズ、
髙橋カイラです。





いじめられるようになってから、
学校に行くのが
嫌になりました・・・













・*。・ 学校 ・。*・





アンジ「おはよー」





ユラ「・・・おはよ」





アンジ「どうしたの?
元気ないよ?」





ユラ「いや・・・
なんでもないよ・・・」





アンジ「いやいや
絶対なにかありそうだよ~。
何かあったら、このアンジに
そうだんしてね!」





ユラ「ありがとう・・・」













・*。・ 帰りの会 ・。*・





カホ「みんな注目~!!
これから話すこと
絶対聞いてねん!」





カイラ「1週間後が
クリスマスだから
みんなでクリパしな~いっ?」





ユズ「ちなみに~
イルミネーションの前で
好きな人に告白すると
恋が叶うって
噂があるんだよん!」





ユラ「クリパ・・・楽しそう・・
ユラも行きたいな・・・」





カホ「え? ユラなんて
このクラスにいないよ~?
何いってんの~(笑)
あ! そういえば
ハルトとレンも来るよね~?」





ユラ「・・・・・・」





アンジ「(小声で)大丈夫だよ」





ハルト「やばい(笑)
部活あるかも」





レン「それな(笑)
部活がなければいけるのにね」





ちなみに、今しゃべっていた
ハルトという人は
私の好きな人でもあり、
3人の好きな人でもあります。





カホ「え~~っ
きてくれないの~っ
カホ寂しいな~っ(泣)」





ハルト「分かった、分かった。
行くよ~」





レン「今回だけだぞ?」





ユズ「わ~いっ!
楽しみ~っ
絶対可愛くしてく!」





カイラ「そーだねん!
あ! ちなみにユラ来て!」





ユラ「・・・・なんですか?」





カイラ「まじでお前行くなよ?
来たらどうなるか
わかってるよね?」





ユラ「・・・分かってます」





ユズ「分かってるならいーや」





ユラ「・・・・」





ハルト「やばいね」





レン「あまり関わらないようにしよ」













・*。・ 帰り道 ・。*・





アンジ「さっきは、大丈夫?
もしかして
いじめられてるの?」





ユラ「・・・・・うん」





アンジ「そっか・・・
実を言うと、私もあの3人に
いじめられたことあるんだ」





ユラ「えっ? そうなの?」





アンジ「うん、
机に悪口書かれたり、
時には叩かれたり・・・・」





ユラ「私と一緒だ・・・」





アンジ「うん・・・そこで!
作戦を立てるぞ!
名付けて
“彼女のフリする作戦”!」





ユラ「えーっ、なにそれ」





アンジ「だから、
今よりも可愛くして
好きな人を振り向かせるの」





ユラ「う~ん。
ていうか、好きな人
知ってるの?」





アンジ「ハルトでしょ!
分かってるよ~。
私、手伝うから頑張ろ!」





ユラ「・・・うん」





それからわたしたちは
メイクや顔のケアなど
色々頑張った。













・*。・ クリパ当日 ・。*・





アンジ「うわ!
めっちゃかわいい~!」





私は、白のワンピースに
うすピンクのふわふわアウターを着て、
メイクして、髪を巻いて
ハーフアップにした。





ユラ「ありがと」





アンジ「これでハルトを
振り向かせるぞ!」





ユラ「うん!」





カホ「あははは~、それで?」





ユズ「また後で!
あっ! レンハルトきたよ~!
お~~いっ!」





カイラ「あれ?
なんか後ろに1人
女の子いない?」





カホ「ホントだ~っ
誰だろ?
ていうか、5人でデートで
良くない?!」





ユズ「さんせ~い」





カイラ「やっほ~~!
ていうか、5人しかいないから
デートしないっ?」





ハルト「いきなりそれは無理だよ」





カホ「なんで~っ、ひどいよ~っ」





ハルト「ていうか、もう1人来るし」





ユズ「え? 誰~?」





ユラ「ごめんっ、遅くなった・・・
はぁ、はぁ、はぁ・・」





カイラ「え? 誰?
隣のクラスの子?」





ユズ「ずいぶん可愛い子!」





ユズは、私の顔に触れた。





ユラ「・・・・あのさぁ、
ここで言わせてもらうけど・・
勝手に顔に触らないでもらえますか」





カイラ「何~?
そんぐらいいいでしょ~。
こんなに可愛い子なんだから~(笑)」





ユラ「近藤ユラです」





カイラ「え?
そんなわけないよ(笑)
ユラは、ここになんて
きてないから!」





ハルト「ほんとだ、ユラだ・・・!」





カホ「嘘・・・・
なんであんたがここにいるのよ!
あなたなんて死ねばいいのに!
あ~っそれより~ハルト~
私と付き合って~」





ユズ「じゃあ、私はレンと~」





ハルト「・・・それ、
ユラに言う言葉?」





カホ「何よ?
なにか文句あるの?!」





ハルト「一応言っとくけど、
俺はずっと前から
ユラのことが好きだ」





ユラ「え・・・・?」





嘘・・・・・





ユズ「そんなわけない!
ハルトは、私のこと
好きでしょ~?」





ハルト「あんたら3人で
ユラをいじめる。
それって、本当にいいことか?」





カホ、ユズ、カイラ「・・・・・」





ハルト「そんなことして
ユラがいい気持ちになると思うか?
ならないだろ? ユラ?」





私はうなずいた。





ハルト「一応言っとくけど、
あんたらみたいに
人を色々いじめたり
傷つけたりする人、
まじで好きになれない。
むしろ、付き合ったり
友達にすらなれないよ」





カホユズカイラ「・・・・・っ」





ハルト「お前たちなんか
可愛こぶったりしてるけどなぁ
全然かわいくねーから。
むしろ、ユラのほうがかわいいよ」





ユラ「え・・・・・」





ハルト「だから、ここで言わせてくれ。
ユラ、俺と付き合って?」





ユラ「・・・・・はい!
よろしくお願いします・・」





カホユズカイラ「・・・・・
今までごめんなさい!
許して・・・・」





ハルト「今謝ったって
無理だよ、お前ら。な?」





ユラ「一生許せそうにないよ・・・・」





ハルト「もう敬語じゃなくて
いいからね?」





ユラ「・・・・うん」





レン「あっ・・・・
イルミネーションがつくよ」





ユラ「あと5秒・・・」

















ハルト「ねぇユラ
こっち向いて」





ユラ「ん?」





1・・





hug





ピカッ





ハルト「大好きだよ」





ユラ「私も・・・・
ずっと前から好きでした・・・・」





レン「おめでたいね~。
これからも仲良くね!
それにしてもイルミネーション
綺麗・・・」





もう逃さないよ。





時間なんて忘れて
一緒にクリスマスを
過ごそうね・・





これからは
ずっと君と一緒だね。







~End~

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