失った記憶の代わり

CAST近藤 結良近藤 結良

作者:こなべっち

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2020.03.04






私、近藤結良。
4月に中1になった。





真新しい制服を着て
新しい通学路を通い、
みんなでタピる・・・
はずだった。





新しい通学路を
歩いている。





カホに会う。





カホは私の親友。
なんでも話せる仲だ。





ユラ「おはよう! カホ」





カホ「おはよう、ユラ!」





カホ「うちらもついに
JCかぁ」





ユラ「もう大人に
近づいたかな?」





カホ「ねぇ、たまには
子供っぽく競争しよう」





ユラ「どこまで競争する?」





カホ「じゃあ横断歩道の先の
電柱まで競争!」





ユラ「負けないもん!笑」





カホ「よーい、
スタート!」





カホが猛ダッシュ。
私も追いかける。





カホを追いかけて
横断歩道を渡る・・・





ガン・・・!!





頭に衝撃があり、
意識が遠くなった。













・。・。・。・。・。・。・。・。





目が覚めるとベッドの上。
お医者さんがいた。





お医者さんが言う。





「近藤さんは、車と衝突し、
頭を強打しました。
見た目の損傷はありませんが、
多少記憶を失っている
可能性があります」





・・・え?





結「私・・・
大丈夫なんですか?」





医「脳の損傷が酷い場合は
命を落とす可能性があります。
我々も全力を尽くします」





嘘・・・でしょ?!





私、死ぬの?





思い付く言葉も
なくなった。





怖い。
怖くなった。





医「失礼します」





お医者さんが
出ていった。





泣きたくなった。
嫌になった。





夢なんじゃないかと、
ほっぺをつねった、
痛かった。





ここは現実だった。





私は1人
顔を歪めて
大粒の涙をこぼした。





するとドアが
勢いよくあいた。





?「おい、ヨシト、
大丈夫か?」





え?
ヨシトって誰?





私はつい
「はぁ?」と
言ってしまった。





走る音が聞こえる。





「おいヨシト!!
・・・って・・・え?」





ユラ「すみません、
私ヨシトさんじゃないです」





「あっ・・・!!
ごめんなさい!
病室間違えました!」





ユラ「どちら様です?」





レン「僕、内田蓮です。
いとこのヨシトが
骨折したって聞いて・・・
心配してきたんです!」





ユラ「そうなんだ。
私、近藤結良。
ニコ中1年に
なったばかりで・・・」





レン「そーなの?!
僕もニコ中!
しかも1年」





ユラ「なんという偶然!
すごい!」





レン「・・・で、
なんでユラは
ここにいるの?」





ユラ「事故に遭ったの・・・」





え、待って・・・
思い出せない・・・





なんで?
なんで思い出せないの?





レン「どうした?!」





ユラ「ごめん・・・
今日は帰って」





レン「・・・わかった。じゃ!」





そういって手を振って
出ていった。





なぜ・・・





なぜ私が・・・





また涙が溢れた。





なんで?
あの日何が起こったか、
思い出せない。





冷静になろうと
廊下に出る。





気づくと私は
担架で運ばれていた





レン「ユラ! ユラ!
しっかり!!
ユラー!」





なんで私は
ここにいるの?
なんでレンがいるの?





医者「このままでは
深刻です。
薬でいち早く治します」





この人・・・
なに言ってるの・・・?





え、





レンが泣いていた。





レン「ユラはまだ
生きられますよね!?」





医者「・・・」





レン「どうにか
言ってくださいよ!!
先生!」





レンが怒鳴る。





医者「・・・全力を尽くします」





ユラ「・・・レン。
もういいよ」





レン「ユラ!」





ユラ「ウチ、頑張る・・・
から・・・」





ガラガラ・・・





カホ「ユラ?
ユラ!」





カホ「ユラ!
・・・って誰?」





ユラ「カホ・・・!
この人は・・・
訳あって・・・
知りあったレン」





レン「・・・ユラ。
頑張って」





そういって
レンがでていった。





カホ「何なの、アイツ」













~あれから半年~





ユラは奇跡的に回復して
退院することが出来た。





レンやカホも
ちょくちょく
見舞いに来てくれた。





2人はあまり
仲良くなることもなく
毎回バラバラのタイミングで
見舞いに来てくれた(笑





今でもユラは
事故当時の記憶はない。





完全に失った。





今でも考えようとすると
頭がズキッと痛む。





ユラ(思い出したいのに・・・
なんで・・・)





また泣きそうになる。
しかし。





レン「ユラー!
またそんなことで
落ち込むなって!」





ユラ「ごめん。
でも思い出したくて・・・」





レン「思い出す必要なんて
ないんだよ。
僕は今のままの
ユラでいいと思う」





ユラ「失った記憶は
取り戻さなくて
いいって・・・こと?」





レン「そーいうことだ!
失った悲しい記憶の代わりに
喜びや楽しさを
心の中に残すんだ!
だから、もう過去のことで
悲しむことはいらない」





ユラ「私には、
レンが必要だと思う。
いつも明るくて
優しくて、
励ましてくれる」





レン「ここから先は
俺に言わせて。
俺と・・・
付き合ってくれないか?」





ユラ「もちろん!!」





いつもとは違う
レンの喋り方。





ユラ(俺って・・・何よ笑)





そのあと過去のことで
泣くこともなくなり、





常にポジティブで
過ごせるようになった
ユラだった。





カホとレンが
打ち解けるのには
時間がかかったけど





今ではすっかり
友達になっていた。





それに、





ユラとレンの恋も
応援してくれるカホだった。







*Happy end*

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