nicola

キーワード検索

君に届けば

CAST工藤 唯愛工藤 唯愛

作者:ライラック

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2026.04.02

君に届けば。





私の想いが君に届けば。







いつも心だけが先走る。





体が心の速度に
追いついてこない。





届いて欲しい。





私がこんなにも君のことを
大切に思っていることを。





どんな時も
君の幸せを1番に願ってるって。





知って欲しいなんて、
それが私のわがままだなんて、
考えたくもない。











* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





私は、ユア。
高校3年生。





愛は相手に押しつけた時点で
愛じゃなくなる。





相手が欲しがっていないものを
無理やり押しつけるなんて、
そんなの押売りと同じ。





どんなに美しい内なる感情も、
自分の外に出した時点で
他人からの評価の対象になる。





両想いなら、
それは愛と呼ばれる。





片想いなら、
それは迷惑と呼ばれる。





私は、片想い歴5年。
ずっと好き。





同じクラスのミサキ君が。





中学2年の時からずっと好き。





好きに理由とかない。





カッコイイから?





頭が良いから?





やさしいから?





そうじゃない。





私には分かる。





彼には私を惹きつける
魅力がある。





それは彼にしかないし、





他の人間には
代わりは利かない。





幸運にもメルアドは
交換してもらえた。





迷惑にならない程度に
5年間、毎日送り続けた。





他愛ない話、真剣な話、
なんでも話した。





彼からの返信は
気まぐれだったけど、





私の文章を読むのは
好きだと言ってくれた。





私は頭の中で
彼に送る文章を考えている時間が
1番幸せだった。





彼は私と心の奥底で
繋がってくれている。





そう思っていたのに。





彼に彼女がいることを
知ってはいたが、気にはしなかった。





彼は彼女がいても
私からのメールを受取ることを
拒まなかったし、





私にはそれで充分だった。





最終的には
彼は私を選んでくれる、
そう思っていたのに。





高校を卒業したら
彼は今の彼女と結婚する。





それを知った。





じゃあもうメールも
送れないね。





まだ時間はあると思ってた私が
バカだったよ。





さようなら、ありがとう、





できれば私を、
許さないでください。







*end*

※掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

Like

この物語に投票する

工藤 唯愛が主人公の物語が主人公の物語

NEWS!NEWS!

nicola TVnicola TV

物語募集

「ニコラ学園恋物語」では、ニコ読の
みんなが書いたニコモを主人公にした
オリジナルラブストーリーを大募集中!

応募する

主人公別 BACK NUMBER主人公別 BACK NUMBER

  • nicola TV
  • 新二コラ恋物語 恋愛小説を大募集!