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先輩と私と雪

CAST工藤 唯愛工藤 唯愛

作者:パンジー

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2025.12.15

白い粉雪が降ってきた。
初雪だ。





初雪って
好きな人と見ると
結ばれるんだったよな・・・





でも、私の好きな人には
もう会えることはないだろう・・・











・*。・ 高校1年 ・。*・





先生「えー、入学おめでとう。
この学校に早く慣れるように
がんばりましょう」





私は第一志望の高校に
合格した。





私の名前は、工藤ゆあ。





私は親友の国本ひまりと
バスケ部に入った。















・*。・ バスケ部 ・。*・





あんな先輩「えっと、今日も1年は
ボール拾いと応援!
今年1年は、試合出れないこと
覚悟しててね!」





ひまり「この1年は
試合出れないんだね・・・」





ゆあ「しょうがないよー!
ほら、先輩をがんばって
応援しよう!」





ゆあ・ひまり「先輩ナイシュートです!」















・*。・ 部活後 ・。*・





ゆあ・ひまり「先輩、お疲れ様です!」





あんな先輩「お疲れー!
応援ありがとう!
明日もよろしくね!」





ゆあ・ひまり「はい!!」





ゆあ「あー、疲れた!
でも、声が出せて、
先輩にも話しかけられて
うれしかった!」





ひまり「ね!
あぁあんな先輩
かっこよすぎる!」





ひまり「自主練して帰る!?」





ゆあ「うん!」





ひまり「まずは、基礎練だな!」





ゆあ「次は、パス練」





ひまり「ナイスパス!」





ゆあ「ちょっと休憩しよー!」





ひまり「うん!」





ゆあ「あ、そーいえば
あの男バスの高2の先輩
毎日練習してるねー」





ひまり「だよねー!
名前なんだっけ?
ど忘れしたわ笑」





ゆあ「後で聞いてみよー!」





ひまり「うん! そしたら次は
久しぶりにシュートの練習しよ!」





ゆあ「うん!」





シュッ、ガン。





うーん。
なかなか入らないなぁ。





なまっている・・・泣





わぁ、ひまりすごい!
ほとんど入ってる!





?「もっとボールを
高く上げて!」





えっ!? 誰!?





ん?
なんか入った!





久しぶりに
シュート入った!





振り返ると、そこにいたのは
さっきの男バスの先輩だった。





ゆあ「わあぁすみません。
ありがとうございます」





?「2人とも
こんな時間まで自主練とは
すげぇな」





ゆあ「すみません。
名前教えてもらって
いいですか?」





?「あ、わりぃ。
俺は、松瀬ダイジだ。2人は?」





ゆあ「く、工藤ゆあです!
1年です!」





ひまり「国本ひまりです!」





ダイジ「ゆあちゃんにひまりちゃんか!
よろしくな」





わぁ、めっちゃかっこいい!
笑った顔も!





その後、私たちは
ダイジ先輩と仲よくなった。















・*。・ 高校1年の最後の方 ・。*・





先生「えっと今度の試合の
レギュラーを発表する」





「・・・星名、白水、
・・・国本、工藤」





「本当は1年生は
あまり出すつもりがなかったが
部長と話し合って、
国本と工藤はとても上手いので
レギュラーに入れることにした。
国本と工藤できるな?」





ゆあ・ひまり「はい!
よろしくお願いします!」





先生「そしたら練習だ!」





ゆあ「わーーーーうれしい!
がんばったかいあったね!」





ひまり「うん! これでゆあ、
先輩に告白できるね笑」





ゆあ「え? なんで?
私、ダイジ先輩のこと好きなの!?」





ひまり「見てたらわかるよー笑
話してる時、
目がハートになってる笑」





ゆあ「えっえっ、どうしよう!」





ひまり「がんばって!」





ゆあ「うーん、これが好きなのか!
そしたら試合の後に告白する!」





ひまり「よし、がんばろう!」















・*。・ 練習後 ・。*・





ゆあ「ダイジ先輩! 今度の試合
出させもらえることになりました!
先輩が色々教えてくださったおかげです!
もしよかったら見に来ていただけませんか?」





ダイジ「お! おめでとう!
よかったな! 行くよ!」















・*。・ 試合の日 ・。*・





ゆあ「緊張するね・・・」





ひまり「がんばってきたし!
だいじょうぶだよ!」





あ、ダイジ先輩がいる!
よし! がんばろう!





ピピー。





・・・・・・





ピピー。





終わった!
試合は勝った!





「ありがとうございました!」





先生の話も終わり・・・





よし! ダイジ先輩に
告白しに行こう!





あれ!? いない!?





ひまりに聞くと、試合の途中から
いなかったらしい・・・





ゆあ「お疲れ様です!
あんな先輩!
あの・・・ダイジ先輩って
さっきまでいましたよね!?」





あんな先輩「お疲れ様!
ん? ダイジ? ダイジなら
今日引っ越しの日だよ!
えっ!? 知らなかったの!?」





ゆあ「え・・・
そうなのですか・・・」





あんな先輩「あーそうなの・・・
北海道だって・・・」





ゆあ「情報ありがとうございます」





ひまり「ゆあ・・・」





ゆあ「ひまりー泣」





私はその日は、泣き続けた・・・















・*。・ 現在 ・。*・





あれから2年がたった・・・





私はもうすぐ大学1年だ・・・





第一志望に合格した・・・





今年はたくさんの雪が降った・・・





よし、帰るか・・・





あ、雪・・・





珍しい。3月なのに・・・





ゴツン。





ゆあ「あ、すみません」





?「すみません」





ゆあ「あ・・・」





?「ゆあちゃん・・・」





ゆあ「先輩・・・
会いたかったです・・・」





ダイジ「ゆあちゃん・・・
俺も会いたかった・・・」





ゆあ「先輩、なんであの日
引っ越すって
言ってくれなかったんですか!」





ダイジ「ごめん・・・
俺、好きだったんだ・・・
ゆあちゃんが・・・
だから、ゆあちゃんを見てると
北海道に行けない気がして・・・
もう会わないと思ってた・・・
でも、ずっと忘れられなかった・・・
またここに戻ってこれることになって、
会えないかなとか期待してた!
会えてうれしい・・・」





ゆあ「先輩・・・私もです・・・
あの日からずっと
忘れられませんでした・・・
私もあの頃から
先輩のことが好きでした!
つきあってください!」





ダイジ「ゆあちゃん、よろしくね!」





ゆあ「はい!」





初雪は一緒に見れなかったけれど、





私と先輩は、赤い糸で結ばれました。











*END*

この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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