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ベランダごしの恋

CAST工藤 唯愛工藤 唯愛

作者:えね

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2025.04.12

はぁぁ





あ、みなさん。こんばんは。
うち、工藤ユアです。





いまは学校の帰り。





が!!!
財布を学校で落としたみたいで、
電車賃が払えず。





どぅしよぉー。





お母さんは
ダンス張り切って踊ってたら
足の骨折れちゃって
迎えに来てもらえないし、





お父さんは、
働いてくれてるし・・・





工藤ユア、
人生最大の大ピンチです!!!





?「だいじょうぶ?」





ユア「え?」















・*。・ ハルトside ・*。・





はぁ。
今日もつっかれたー。





?「はぁぁぁ」





うん?





おれよりおっきい
ため息ついてるヤツがいる?





同じ歳ぐらいかな?





駅のイスに座って
どうしたんだろ?

















・*。・ ユアside ・*。・





ユア「え?」





?「困ってるの?」





ユア「どなたでございましょうか??」





?「今井ハルトだよ」





今井ハルト?
え? え?





ハルトって、
人気アイドルグループの一員!!





ま、まさか本物?





ユア「財布を学校で落として、
金なしで、
電車乗れないんです!」





ハルト「だからか。
じゃあ貸したげる!!」





ユア「ありがとうございます!!」





ハルト「遠慮とか、
不安とかないんかい!」





ユア「だって!」





ハルト「笑」





やっぱアイドルかなぁ。
ふつーにカッコいいよね・・・





じーーー





ハルト「なに?」





ユア「まさかまさかですけど、
あのハルトくんですか?」





ハルト「うん」

















・*。・ ハルトside ・*。・





きづくのおそいわっ。





ていうかこの子、
フツーにっかわいいなー。





ユア「・・・ありがと」





ハルト「おうっ!」





やっぱカワイー。





ユア「じゃ!!」





タタタタ。
いっちゃった。





住んでる場所も知らないのに、
お金、返してもらえないなー。





ま、あの子のためなら
いいや!





おれ、
恋しちゃったかも。





あーーー
名前きくのわすれた。

















・*。・ ユアside ・*。・





やっぱアイドルだけあって、
すんごいカッコイー。





あーー
住所きいてないし、
お金返せないじゃんっ!





ガチャ





ユア「ただいまー」





母「おっかえりー」





うちのお母さんは、
ダンスで足を折っちゃうように
とても元気です!!





ガラガラ





うちら家族は
マンションに住んでいます。





ベランダは、
うちの1番落ち着く場所。





おとなりさんからは
丸見えです。





ユア「はぁー!
今日もつかれ・・・」





えっ?





隣にいたのは、
さっきのハルトくんだー!





ハルト「よっ!」





ユア「えー! 知ってたのー?」





ハルト「知らなかったぞ」





ユア「ちょっとまって、お金返す!」





ふぅー





あーあーあーあー
ハハハハルトくん





あーこんな
お風呂上がりの格好で
出るんじゃなかったー。





ユア「はいっ! ありがとー」





ハルト「さっきと人が違うみたいに
生き生きしてんなー」





ユア「だってあのときはー」





ハルト「はいはい、
じゃあまた明日な」





ユア「うん。おやすみ」





はわぁ・・・
どきどきした。





これって恋だよね。





でもハルトくんなんて
遠くて手が届かないよ。

















・*。・ ハルトside ・*。・





ふぅ・・・





まさかあの子が
隣の部屋だったなんて。





もう好きなんだなー。





でも芸能人に
好きとかいわれると
困るよな・・・





あ・・・
また名前きくの忘れた。





また明日の朝
ベランダいってみよーとっ。

















。゜。゜。゜。゜。。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜





朝――――――





ガラッ





あれ、まだいいない。
はー寒!





ガラッ





あっ、来たぞ!
寝起きだなー。





あっ、気づいた!





ユア「あ、ハルトくんおはよう」





ハルト「おはよ!」





はい!
このおはようを待ってました!





ハルト「ずっと、
聞いてなかったんだけど、
名前なんていうの?」





ユア「あ、うち?
えと、工藤ユアです。
えへへ、なんかハルトくんに
名前覚えてもらえるなんて夢みたい」





ハルト「へー。
ユアかー、ぽいね!」





ユア「そう?」





ユアっていうんだ。
ほお!





ユア「あ、学校の準備しなきゃ!
テレビ、がんばってね?」





ハルト「おう!」





あー
今日はいつもより
気合い入りました!

















・*。・ ユアside ・*。・





あれから2ヶ月。





ガラッ





今日もいない。
またか。





1ヶ月前からずっと
ハルトくんがいません。





そりゃ忙しいだろうけど、
さびしいよ?





ピンポーン





勇気をだして
ハルトくんの部屋のインターホンを
鳴らした。





ハルト「はい!」





ユア「ユアだよ!」





ハルト「おー」





ガチャ





ハルト「よくきたな・・・」





あれ?
ハルトくん、
めっちゃしんどそう。





おでこに手をあてる。





ユア「あつっ!
ほら早くねて?」





ハルト「センキュー。
まさか、ユアに看病されるとは」





ユア「わかったから!
早く寝ないとハルトが。
大好きなハルトが」





ハルト「うん。
おれもユアのこと好き」





え?
あー///





だいすきなハルトって
言っちゃったー。





ま、いいや。















・*。・ 3日後 ・*。・





ハルト「ありがと。
すっかりなおったわ」





ユア「うん!」





ハルト「あのこと、覚えてる?
ユアが大好きって
言ってくれたこと」





ユア「うん///」





ハルト「芸能人だし、
色々迷惑かけるけど、
よろしくな」





ユア「うん」







*END*

この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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