梅雨の間の恋

CAST深尾 あむ深尾 あむ

作者:あむあむ

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2020.07.01






みんな、やっほー!
私、あむ。中3だよ!





滋賀県にすんでるの!
よろしくね!





私は陽キャでもなく
陰キャでもない
フツーのLJC。











*。・ 学校 ・。*





あむ「奈菜、おはー!」





奈菜「あむ、おはよー!」





この子は野崎奈菜。
小柄で小動物みたいで
すごーくモテるの。





奈菜は小5の時に
神奈川から
転校してきたの。
私の親友だよ!





先生「みんな、
席について」





みんな「はーい」





先生「今日は転校生を
紹介します。
さぁ、入ってきて」





?「こんにちは。
小原唯和です。
東京から滋賀に
引っ越してきました。
よろしくお願いします」





え! イケメン!
タイプかも!





先生「小原くんは
お父さんが単身赴任で
梅雨の間、滋賀にいることに
なってるの。
仲良くしてあげてね」





みんな「はーい」





先生「じゃあ、小原くんは
深尾さんの横の席ね」





唯和「はい」





え? 私の隣?
嘘でしょ?





唯和「よろしくね。
深尾さん」





あむ「あ、よろしくね」





唯和「深尾さんって
名前なんて言うの?」





あむ「あむといいます」





唯和「あむか。可愛いね!
じゃあ俺、あむって呼ぶ!
俺のことは唯和って呼んで。
あと、タメ口で!」





あむ「うん」





可愛い? 呼び捨て?
タメ口?





心臓持たないよ~!





奈菜「良かったね! あむ。
唯和くんカッコいいじゃん」





あむ「だよね。
私、唯和くんのこと
好きになっちゃったかも・・・」





奈菜「いいじゃん。
応援するよ!」





あむ「ありがとう!」





まぁ、毎日喋って
仲良く仲良く
なっていったの!













*。・ 奈菜の家 ・。*





奈菜「ねぇ、あむ!」





あむ「なに?」





奈菜「唯和くんって
梅雨の間しか
滋賀にいないじゃん?
だから告白したら?
好きなんでしょ?
唯和くんのこと」





あむ「えー! 勇気ないよ!」





奈菜「後悔するよ?」





あむ「うーん」





明日、唯和のLINE
教えてもらおうかな・・・













*。・ 学校 ・。*





あむ「唯和!
LINEのアドレス教えて!」





唯和「え? なんで?」





あむ「お願い!」





唯和「いいよ」





カキカキ





唯和が紙に
なにかを書いている。





唯和「はいこれ。
俺のアドレス。
帰ったら入れといて」





あむ「うん。ありがと!」





奈菜「やるね~!」





あむ「奈菜が背中を
押してくれたおかげ!
ありがとう!」





奈菜「いいよ!
親友でしょ?」





あむ「うん!」





?「チッ」













*。・ あむの自宅 ・。*





緊張したー!





みんなの前で
唯和のLINEのアドレス
聞くなんて!





噂では唯和、すごく
モテるみたいだし
憎まれたりしなければ
いいけど。





まぁ、入れよっと。





あむ《唯和!
私、あむだよー!》





(既読)





既読はや!





唯和《おう! よろしく》





私たちは毎日、
学校で会話をして
家に帰ってLINEで
会話をした。













*。・ 放課後 ・。*





あむ「うわー!
雨降ってるじゃん。
傘持ってきといて良かった」





じゃあ、帰ろっと。





?「ごめん!
入れさせて!」





え? 誰?
私は隣を見た。





あむ「唯和!?」





唯和「ごめん! 傘忘れて」





唯和「入れて! お願い!」





あむ「いいよ!」





唯和「サンキュー」





やばーい!
相合い傘じゃん!





?「チッ、なんで?」













*。・ あむの自宅 ・。*





ピロン





あ! LINE!
唯和かな?





あ、芽亜里ちゃん。





芽亜里ちゃんは
学校のマドンナで
自分を可愛い女の子だと
思ってる。
私は苦手。





芽亜里《今、電話できる?》





あむ《うん》





プルルルル





あむ「もしもし」





芽亜里「あ、あむちゃん?
私、あむちゃんに
言いたいことが
あるんだけど・・・」





あむ「なに?」





芽亜里「私、唯和くんのことが
好きなの。あむちゃん、
唯和くんと仲良いじゃん?
だから、距離をおいてほしいの。
唯和くんと。お願い!」





あむ「え? どういうこと?」





芽亜里「だってあむちゃんは
普通でしょ?
唯和くんはカッコいいし
私は可愛い。
あむちゃんとは
釣り合わない。
けど、私とは釣り合う。
あなたと私は違う。
だから、ね?」





あむ「わ、わかった」





芽亜里「ほんと?
じゃあ明日からよろしくね!
あ、距離をおかなかったら
どうなるか分かるよね?
じゃあね!」





ブチッ





私と唯和は
釣り合わない?





あなたと私は違う?





自意識過剰でしょ。





明日から唯和と
距離をおかないと
いけないのか・・・













*。・ 翌日 ・。*





唯和「あむ、おはよ」





あむ「あ、おはよ」





いつもはここから
話が進むのに、
今日は何も話さなかった・・・





唯和(あむ、どうしたんだ?)













*。・ 放課後 ・。*





ピロン





LINEだ!





唯和《なんかあった?》





あむ《何もないよ》





もっと唯和と
会話したい。





でも、芽亜里ちゃんが・・・













*。・ 翌日の放課後 ・。*





唯和「雨、降ってんなー」





?「ごめん。入れて!」





唯和「いいけど」





芽亜里「ありがとう。
唯和くん!」





芽亜里「私ってダメだね。
今日、天気予報で午後から
雨って言ってたのに
傘忘れてきちゃった!
てへへ///」





唯和「今日、晴れの
予報だったけど?」





芽亜里(天然アピール!)





唯和「ここでいい?」





芽亜里「え?」





唯和「俺の家
こっちだから」





芽亜里「あ、うん、いいよ!
ありがと!」





唯和「じゃ」





芽亜里(え?
私の天然アピールが
効かない?)











*。・ あむの自宅 ・。*





唯和が帰るまで
あと1週間か。





最近は全然
喋ってないなぁ。





ピロン





LINEだ。





奈菜《唯和くんが帰るまで
あと1週間だよ!
どうするの?》





あむ《話したいけど
芽亜里ちゃんに
距離をおいてって
言われたの》





奈菜《ひどい!
そんなの無視して
話しなよ!》





あむ《わかった》













*。・ 翌日の放課後 ・。*





あむ「最近、
話せなくてごめんね。
唯和もうすぐ東京に帰るのに」





唯和「いいんだ。
気にすんな」





あむ「あのね、私、
唯和が・・・す」





芽亜里「あ! 唯和くーん!
一緒に帰ろ!
いいでしょ? ね!」





唯和「あ、うん。
ごめん。あむ、
また話そう」





芽亜里ちゃんが
私の方を見て





芽亜里「フフッ」





あーあ
また頑張ろう。





あと1週間だけど。













*。・ 3日後 ・。*





あむ「前に言おうと
したことなんだけど」





唯和「うん」





あむ「私、唯和が・・・」





唯和の後ろから
誰が来た。





芽亜里ちゃんだ。





ぎゅっ





芽亜里ちゃんが
唯和に後ろから
手を回す。





芽亜里「私、唯和くんのことが好き。
私と付き合ってください」





唯和「ごめん。
好きな人がいる」





芽亜里「そっか。ごめんね」





芽亜里ちゃんは
走っていった。





あむ「あ、ごめん」





唯和「あむ!」





あむ「ごめんね」





私は泣きながら走った。





だって唯和は
モテるもん。





私とは釣り合わない。





唯和にだって
好きな人ぐらい
いるよね・・・





唯和「あむ・・・」





それから私は
唯和と会話をしなかった。





あと少ししか
唯和はいないのに・・・













*。・ 唯和が帰る日 ・。*





奈菜に後悔すると言われ
唯和に自分の気持ちだけでも
伝えることにした。





唯和「あむ! 待った?」





あむ「待ってないよ」





あむ「ずっと言おうと
思ってたんだけど
私、唯和のことが好きです!」





唯和「俺もあむのことが好き」





あむ「え?
好きな人がいるんじゃ・・・」





唯和「好きな人はあむだよ。
俺が転校してきたその日、
1番可愛いと思ったし
仲良くなりたいと思った。
まぁ、一目惚れってやつ?
俺、ずっとあむに告ろうと
思ってたけど、
芽亜里ちゃんが来て
言えなかった」





あむ「そうだったんだ」





唯和「俺と付き合ってください」





あむ「でも、今日で唯和は
東京に帰るんでしょ?」





ぎゅっ





唯和「泣くなよ。聞いて。
父さんが滋賀に転勤になったんだ。
だから、これから滋賀に住むんだ。
だから、離ればなれじゃない」





あむ「ほんと?」





唯和「ほんとだよ」





唯和「だから、
俺と付き合ってください」





あむ「はいっ!
唯和、大好きだよ!」





唯和「俺もだよ、あむ」







*。・end・。*

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